はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨XRP(リップル)で携帯チャージ ドコモ等と連携で日本の決済利用にも対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

携帯端末へのXRPチャージ、決済利用が可能に
主に途上国での電気代やモバイルデータ等の決済利用も可能だがそれらの国での普及の背景には銀行を介さない決済手段を受け入れやすい土壌があることが推察される。

携帯端末へのXRPチャージ、決済利用が可能に

英スタートアップのUquidが、携帯端末へのXRP(リップル)のチャージを可能にした。同社の公式ブログやTwitterで公表をしており、日本を含めた150ヶ国、600以上のビジネス・機関で同サービスが利用できるという。

日本のドコモやKDDI、米at&tなどの大手通信企業とのサービス連携で、ユーザーは「Uquid」を通してモバイルチャージができるという。現在日本においては、楽天株式会社傘下の「Rakuten Viber」というインターネット電話サービスに対応する。国内通信企業のネットワークカバレッジでの連携により、XRP等仮想通貨のモバイルチャージが実現する。

出典:Uquid

同社の公式サイトでアカウントを作成することにより、サービスの利用が可能になる。また、具体的にチャージしたXRPをどのような用途に使えるかについても説明されており、次のような場面及び地域での決済に対応しているとする。

  • モバイルデータの支払い
  • バングラディッシュ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、インド、インドネシア、ニカラグア、フィリピン、カタール、南アフリカ

  • 電気代の支払い
  • インドネシア

  • 食料品の支払い
  • エルサルバドル、グアテマラ

  • 保険の支払い
  • インドネシア

  • 薬局での支払い
  • グアテマラ、フィリピン

  • PINレス通話の支払い
  • 米国

  • 交通機関の支払い
  • ニカラグア

  • TV代の支払い
  • ドミニカ共和国、グアテマラ、インド、フィリピン

なお、XRP以外にも、ビットコインやイーサリアムをはじめ80銘柄の仮想通貨が決済可能になっている。

仮想通貨の実用化は途上国からか

今回のUquidによるサービスの開始をもって、日常生活の様々な場面でのXRP利用の可能性が見込める形となるが、そのサービスが提供される国の多くが途上国となっている。

その背景として推測できることの一つとして、それらの国における銀行に頼らない金融サービスの普及があることだろう。

例えば、昨年5月のNHKの報道によると、アフリカ・ケニアでは電子マネーが普及しており、その中で最も利用者が多い「ペサ」は同国の人口6割に相当する2700万人が利用、その取引額の規模はGDPの半分以上に及ぶという。銀行サービスの展開が遅れた中で、給与を携帯に振り込むといった銀行口座を介さない送金方法が発達した。

また、ハイパーインフレが大きな問題となっている南米・ベネズエラでは、ビットコイン需要が高まっており、同国におけるビットコインの取引量が今年2月に過去最高を記録した。

つまり、途上国における銀行ネットワークの普及の遅れなどといった点は、電子マネーや仮想通貨、及びそれらを利用した決済が受け入れやすい土壌をつくり上げているのではないだろうか。

その上に、XRPの送金速度はビットコインやイーサリアムに比べ非常に早いため、XRPの実用にともなった需要は、そのような国から普及していく可能性もあるだろう。

▶️本日の速報をチェック
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
16:59
リップル社、RLUSDステーブルコインがドバイ当局から承認取得
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」がドバイ金融サービス庁の認定暗号トークンとして承認。中東での普及や企業向け決済需要の高まりに注目。
16:46
教育テック企業Classover、ソラナ(SOL)投資で最大5億ドル調達
教育テクノロジー企業のClassover Holdingsが最大5億ドル(約785億円)を調達し、暗号資産Solana(SOL)の購入に充てると発表。企業財務への暗号資産組み込みを推進する。
13:50
ビットコイン採用企業が5月に急増、 イーサリアム・XRPへの拡大も顕著に
2025年5月にビットコイン財務戦略を採用する企業が急増し、GameStopを含む45社が約4.6万BTCを新規購入した。イーサリアムやXRP採用企業も登場し、仮想通貨企業戦略が多様化している。
13:05
ロシア最大手銀行Sberbank、ビットコイン仕組債を提供開始
ロシア貯蓄銀行がビットコイン仕組債の提供を開始した。ロシアの仮想通貨政策転換を示す重要な動きとして注目される。今後、さらに複数の仮想通貨商品も展開予定だ。
12:05
米トランプ関税懸念でビットコイン様子見基調 ブラックロックは1ヶ月ぶりの売りに転じる
米中貿易摩擦が再燃 ドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が近く電話会談を行う見通しとなった。両国間の貿易合意を巡る対立が激化する中、レアアース輸出規制の撤廃が主要議…
11:15
米SEC、WisdomTreeビットコインETFの現物償還ルール変更で意見募集開始
米SECがWisdomTreeビットコインETFの現物による設定・償還を認めるルール変更について意見募集を開始した。BlackRockのIBIT等に続く仮想通貨ETF規制見直しが進行中。
10:15
カストディ大手BitGo、XRP財務戦略でVivoPower社と提携
大手仮想通貨カストディ企業BitGoが、XRP財務戦略を展開するナスダック上場企業VivoPowerと提携。大規模なXRP財務戦略を機関投資家レベルのインフラで支援する。
09:35
イーサリアム財団、研究開発チーム「プロトコル」新設
仮想通貨イーサリアムのイーサリアム財団は、プロトコルという名称の研究開発チームを新設したことを発表。創設の背景や目的を説明している。
08:55
ソラナミームコインBonk、初の公式ゲーム「Bonk Arena」リリース
人気ソラナミームコイン「Bonk」が初の公式ライセンスゲーム「Bonk Arena」を3日にリリース。
08:20
米国版バイナンス、Hyperliquid (HYPE)現物新規上場へ
バイナンスの米国版取引所Binance USは3日、Hyperliquidの独自仮想通貨「HYPE」の現物上場を発表した。
07:40
ノルウェー初のビットコイン保有上場企業、カルダノ基盤ステーブルコイン戦略を開始
ノルウェーの仮想通貨取引所NBXが、カルダノブロックチェーン上の唯一のMiCA準拠ステーブルコインUSDMの発行権を獲得。ビットコイン保有戦略を通じて新たな収益モデル構築へ。
07:24
ビットコイン300万ドル到達の可能性は? 著名アナリストトム・リーが予測
ファンドストラット社のトム・リー氏が仮想通貨ビットコインの2025年末25万ドル到達を予測。アーサー・ヘイズ氏も同様の強気見通しで一致。
07:05
イーサリアム投資商品、先週に約460億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、先週におけるデジタル資産の投資商品への資金流入はイーサリアムが最も多かったと報告。一方、ビットコインの投資商品からは資金が純流出した。
06:40
テキサス州議会がビットコイン準備金法案を最終可決 知事署名待ちに
テキサス州議会が上院法案21号を24対7で可決し、州政府によるビットコイン準備金設立が実現へ。アボット知事の署名を経て全米3番目の仮想通貨保有州となる見通し。
06:25
香港物流テック企業リータル・ロジテック、2140億円規模のビットコイン購入計画
香港拠点の物流技術企業リータル・ロジテック・ホールディングスが最大15億ドル相当のビットコイン取得計画をSEC文書で開示。資金準備金強化が購入の目的に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧