はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|24時間取引高は前週比+95.0%の約9.4兆円まで上昇(5/6〜5/12)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
ビットコインなど仮想通貨市場全体が暴騰したことで、5/12時点の24時間取引高は前週比+95.0%の約9.4兆円まで跳ね上がり、上位100通貨の総時価総額は前週比+14.7%となる約22.2兆円となった。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$2,028億(+14.7%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:JCT(+310.0%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:ATOM(-21.6%)
  • 時価総額上位100通貨の5/12取引高:$856.7億(+95.0%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/5/6〜2019/5/12の仮想通貨市場は、時価総額上位100通貨のうち71通貨の価格が上昇した。Coinmarketcapによると、2019/5/12の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比+14.7%となる約2,028億ドル(22.2兆円)となっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+322.6%となったJapan Content(JCT)であり、時価総額ランキングは95位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはCosmos(ATOM)であり、前週比-22.3%であり、時価総額ランキングは17位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、ABT((90位にランクアップ)、SAN(92位にランクアップ)、DENT(93位にランクアップ)、ETP(94位にランクアップ)、JCT(95位にランクアップ)、RLC(96位にランクアップ)、RDD(100位にランクアップ)の計7通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+310.0%となったJCTであり、最も下落したのは-21.6%となったATOMだった。

5/12時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比+21.3%の6,972ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比+15.3%の187.3ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

5/12時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は、前週比+95.0%となる856.7億ドルとなり、内89通貨の取引高は20%以上増加。最も取引高が増えたのは+13.0%となったABTだった。一方で、9通貨の取引量が20%以上減少、4通貨の取引高が50%以上減少となった。最も取引高が減ったのは-21.1%となったAOAだった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の時価総額と市場占有率(ドミナンス)と共に上昇した。

5/12時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比+16.2%の1,821億ドルとなり、総時価総額の86.9%を占め、前週比+1.7%となった。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比+3.0%となる58.9%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

5/6〜5/12の一週間、ビットコイン(BTC)のハッシュレートが減少した一方で、イーサリアム(ETH)のハッシュレートが増加した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比-1.5%の43.3EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+1.6%の152.4TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

5/6〜5/12の週に、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティは共にやや増加した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比+5.5%となる6.7Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比+0.8%となる1,939THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

5/6から5/12までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比-7.1%となる992個となった。F2Pool及びSlushPoolのランキングが上昇した一方で、Poolinのランキングが下落した。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー152個、15.3%、7.2EH/s
  • AntPoolー129個、13.0%、6.1EH/s
  • F2Poolー123個、12.4%、5.9EH/s
  • SlushPoolー110個、11.1%、5.2EH/s
  • Poolinー103個、10.4%、4.9EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)におけるマイニングプールのマーケットシェアは比較的安定して推移。

5/6から5/12までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比-0.65%となる44,745個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー11,293個、25.3%
  • SparkPoolー10,618個、23.7%
  • F2pool_2ー5,771個、12.9%
  • Nanopoolー5,146個、11.5%
  • MiningpoolHubー2,323個、5.2%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

5/6〜5/12の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズは前週より増加した一方で、ブロック毎のトランザクション平均数は減少した。

blockchain.infoによると、5/6から5/12までの間にビットコイン(BTC)のブロックデータの平均サイズは前週比+6.9%となる1.24MBとなった。一方で、ブロック毎のトランザクション平均数は前週比-1.6%となる2,654回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及びトランザクション平均数

イーサリアム(ETH)

etherchainによると、イーサリアム(ETH)のブロック毎のトランザクション平均数は前週比+8.7%となる111回となった。イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズは前週比+16.3%の23,906bytesとなった。

図11:イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズ及びトランザクション平均数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobijapanofficial?utm_source=Telegram

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:20
バイナンスがBADGER含む14銘柄を4月16日に上場廃止へ コミュニティ投票で
仮想通貨取引所Binanceが「Vote to Delist」の第1回結果を発表。BADGERやBalancerなど14銘柄を4月16日に上場廃止予定。コミュニティ投票を踏まえた新たな上場管理のポイントを紹介します。
13:55
2033年までにRWAトークン化市場が2800兆円規模へ成長 リップル社レポート
現実資産をデジタル化する「トークン化」が加速している。リップル社とBCGの共同レポートによると、トークン化資産市場は2025年の約89兆円から2033年には約2,800兆円へと急成長する見込みだ。
12:04
ビットコイン8万ドル台一時回復、暴落明けの日経平均株価など急反発
米中貿易摩擦などのトランプ関税ショックで世界市場が動揺する中、前日に歴史的暴落した日経平均株価は急反発。前面安だった暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコインが8万ドル台を一時回復した。
11:40
テザー社、米国で新たなステーブルコイン発行を構想
テザー社のアルドイノCEOが米国向けに新ステーブルコインをローンチする構想を明かした。米国の規制法案を見据え、大手金融機関向けに設計された新たな決済手段を検討中だ。
10:55
米国初のXRP関連ETF、2倍レバレッジ型商品が4月8日に上場予定
テウクリウム社が米国初となるXRP関連ETF「XXRP」の取引開始を発表。現物ではなく先物契約を通じてXRP価格の日次変動の2倍のリターンを目指す商品として注目を集める。
10:45
バイナンス創設者CZ氏、パキスタン政府の仮想通貨評議会で顧問に就任
バイナンス創設者のCZ氏が、パキスタン政府の仮想通貨評議会顧問に就任した。パキスタンはトランプ政権誕生以降、ブロックチェーンに力を入れており、CZ氏はWeb3政策で助言していく。
10:25
利子付きステーブルコインプロトコル「CAP」、約12億円調達
利子付きステーブルコインcUSDを開発するCAPは、シードラウンドで約12億円の資金を調達。フランクリン・テンプルトンや野村グループのLaser Digitalらが出資した。
09:52
「慶應大学Web3ウォレット研究報告書」が示す日本の暗号資産規制の課題と展望|HashPort・WebX Round Table
慶應義塾大学が発表した暗号資産プロジェクト報告書の内容を「HashPort・WebX Round Table」で議論。Web3規制の課題と改革案、ノンカストディウォレットの位置づけ、DeFiアクセスの展望など、日本のWeb3産業発展に向けた専門家の見解を紹介。
09:50
トランプ一族の『ワールドリバティ』、USD1のエアドロップを提案
仮想通貨プロジェクトWorld Liberty Financialが全WLFI保有者向けにステーブルコインUSD1の配布テストを提案。エアドロップシステムの検証と初期サポーターへの報酬を目的とし、イーサリアムメインネット上で実施予定。
09:50
ブロックチェーンが金融業界にもたらす変革:日米の専門家が語る未来像|HashPort・WebX Round Table
川崎議員とAptos Labs CEOが「HashPort・WebX Round Table」でブロックチェーンの金融業界革新を語った。日米Web3政策アプローチ、規制環境の比較、マスアダプションへの課題討議から、両国協力による国際標準形成の可能性を探った。
09:15
「サトシ・ナカモト」に関する記録は存在か 弁護士が米政府を提訴
仮想通貨弁護士マーフィー氏が米国土安全保障省(DHS)に対し情報公開法に基づく訴訟を提起。DHSがサトシ・ナカモトにインタビューしたとの高官発言を根拠に、正体に関する文書開示を求める。
08:45
ビットコイン年初来最安値更新、トランプ関税報道で急反発も不安定相場続く|仮想NISHI
*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(
07:40
仮想通貨市場の時価総額が12月のピークから30%減、ビットコインドミナンスは上昇
2024年12月のピーク3.9兆ドルから4カ月で30%減少した仮想通貨市場。トランプ大統領の「解放の日」関税政策で混乱広がる中、ビットコインは相対的強さを示し市場支配率64%に到達。
07:20
仮想通貨取引所バイナンス、決済大手ワールドペイと提携
仮想通貨取引所バイナンスは、決済大手ワールドペイとパートナーシップを締結。Apple PayとGoogle Payで決済手段を拡充させ、ユーザー体験を向上させる。
06:45
米政府機関の仮想通貨保有報告、本日期限か 公開の有無に注目集まる
仮想通貨保有報告の期限到来 米国の連邦政府機関は4月8日までに財務省のスコット・ベセント財務長官に対して仮想通貨保有状況の報告を行う必要があると報じられている。ジャーナリストの…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧