- QUOINE LIQUIDが仮想通貨市場の流動性を高める
- QUOINEは、仮想通貨市場の流動性の問題に注目し、LIQUIDプラットフォームの運営を目指す。QASHは、LIQUIDプラットフォームのトークン。
- LIQUIDプラットフォームは仮想通貨の恩恵をより多くの人々に提供
- LIQUIDプラットフォームは、QUOINEの技術によって、異なる通貨間の複雑な発注を効率的に仲介。流動性が低いマイナーな法定通貨と仮想通貨間の取引を盛んに。
概要
通貨コード | QASH |
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公開日 | 2017年11月6日 |
発行上限 | 1,000,000,000 QASH |
公式サイト | LIQUID 公式サイト |
ブロックチェーンURL | Ethplorer |
White paper | Liquid White paper |
QASHとLIQUIDプラットフォームの関係性
QASH(キャッシュ)は、QUOINE社が仮想通貨取引所QUOINEXが取り扱うトークンです。
QUOINE社では、誰もがユーザーやトークン保有者として参加できる金融プラットフォームを目指しており、QUOINE社が提供する金融プラットフォームであるLIQUID上で、支払いや送金などのサービスを利用するために使われます。
2018年時点では、仮想通貨市場の流動性は十分だとは言えません。
LIQUIDプラットフォームの流動性が高まれば、QASHが幅広い金融業界で使用されるトークンになるかもしれません。
10月16日には、世界最大級の仮想通貨取引所であるBitfinexとの提携が発表されました。
関連:日本取引所のQUOINEがICO実施/Bitfinexとの提携も決定
2017年11月に行われたLIQUIDプラットフォームのICOでは、目標額(約70億円)をわずか1日で調達しました。
その後も資金が集まり続け、最終的に約124億円を調達し、世界トップクラスのICOになりました。
流動性を確保する仕組み
現在、仮想通貨界隈では、トークンを用いた多くのビジネスモデルが構築されている中で、QUOINEは仮想通貨市場の流動性の問題に注目しています。
大半の取引所が一部の流動性の高い通貨(日本円、米ドルなど)について豊富な流動性を提供しているのに対し、マイナーな通貨の保有者が仮想通貨市場に参入するための流動性の高い取引所は存在しません。
LIQUID プラットフォームのワールドブックでは、世界中の取引所の価格を、流動性の高い単一のオーダーブック上に統合し、さらにユーザーが選択した法定通貨建てで発注することができるようになります。
これによって、より多くの人々が、仮想通貨市場が提供する機会を享受できるようになります。
世界の流動性をまとめるワールドブック
ワールドブックは、ユーザーが選択した法定通貨建てでの仮想通貨取引をサポートします。
例えば、BTCを売却したいと考えるドイツのトレーダー(A)は、ユーロ(EUR)建てのBTC価格をワールドブックで見ることができます。
ワールドブック上で発注すると、注文価格はEUR建てで表示されます。
一方でワールドブックを使用するシンガポールのトレーダー(B)は、オーダーブック全体を、シンガポールドル(SGD)で見ることができます。
シンガポールのトレーダーBは、ドイツのトレーダーAが発注したBTC/EURの注文を、BTC/SGDで見ることができます。
ワールドブックでは、QUOINEが利用している技術によって、異なる通貨間の複雑な取引を仲介します。
取扱取引所
取引所 | 解説 |
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QUIONEX |
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まとめ
QUOINEはより多くの人々が分散型金融プラットフォームの恩恵を享受することを目標としています。
QUOINEの技術を利用すれば、LIQUIDプラットフォームは異なる通貨間での複雑な取引を効率的に仲介するようになるでしょう。
それによって、マイナーな自国通貨を持つユーザーの参入が増え、仮想通貨の流動性の向上が期待できます。
参考:キャッシュ(QASH)|投資情報・リアルタイム価格チャート