CoinPostで今最も読まれています

日本取引所のQUOINEがICO実施/Bitfinexとの提携も決定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本取引所のQUOINEがICO実施を発表
仮想通貨QASH(キャッシュ)を発行することで、取引所QUOINEXでの流動性確保、また仮想通貨取引プラットホームLIQUIDの開発資金獲得を目指しています。
世界最大級の仮想通貨取引所であるBitfinexとの提携が決定
仮想通貨取引プラットホームの「LIQUID」の開発をサポートするとのことです。まずはICOが完了した時点でQASH(キャッシュ)を上場させることで「LIQUID」の開発を支援する予定です。
金融庁が登録した仮想通貨交換業者が行う初のICO
世界各国でICOの禁止やある程度の制限が発表され、日本の動向にも注目が集まっている中、金融庁によって登録済の仮想通貨交換業者がICOを行うということで話題になっています。

2017年10月3日、仮想通貨取引所QUOINEXの運営元である株式会社QUOINEが、シンガポールの子会社であるQUOINE Pte LtdにてICOを行うことを発表しました。

このICOの目的として、QUOINEXでの流動性確保、また仮想通貨取引プラットホームの「LIQUID」を開発するための資金獲得が挙げられています。

また、中央集権型取引所が主流である現状では国ごとにそれぞれ仮想通貨取引の流通がある程度分断されてしまっていますが、仮想通貨取引プラットホーム「LIQUID」は、国の垣根を超えたボーダーレスな仮想通貨取引を実現する目標を持っています。

ICOではQASH(キャッシュ)という仮想通貨が発行され、2017年11月6日0時(シンガポール時間)より1 QASH = 0.001 ETHで売り出される予定です。

詐欺被害防止のために、QUOINEの取引プラットホームQRYPTOSによってICOが行われるとのことです。

また、今回のICOは海外投資家向けのものとなっていますが、金融庁からQASHのホワイトリスト認可が下り次第、日本でも販売開始されるそうです。

仮想通貨 ホワイトリストとは/国内取引所で取引可能な仮想通貨一覧
仮想通貨のホワイトリストとは、金融庁によって登録業者の取り扱う仮想通貨が公表されない限り、国内取引所でそれ以外の仮想通貨を手に入れることが出来なくなる事から作られた言葉です。ビットコインやイーサリアム、リップルやネム等の通貨がホワイトリスト入りしました。

QASH(キャッシュ)について

イーサリアムプラットフォーム上のERC20トークンの一つであるQASHは、金融サービスにおいて広く普及することを目指しています。

特徴として、QASHは他人が提供する他のサービスに支払う仮想通貨としても使用可能としています。

この機能と、プラットホームLIQUIDを介することで世界の仮想通貨取引の流動性を高めるという役割があります。

また、2019年第2四半期よりQUOINEは独自のブロックチェーンを構築する予定としています。

Bitfinexとの提携について

10月16日には、世界最大級の仮想通貨取引所であるBitfinexとの提携が発表されました。

世界的な取引プラットフォームであるLiquidを通じて、その目標である仮想通貨の国際的な流動性の確保を実現するため、開発をサポートします。

世界第一位の取引量を誇る仮想通貨取引所のBitfinexのサポートを受けることで、Liquidの国の垣根を超えたボーダーレスな仮想通貨取引という目標は実現性が高まったと言えるでしょう。

さらにBitfinexはICOが完了した時点でQASHを上場する予定である、としています。

まずはこの上場を通じて、仮想通貨取引プラットホームの「LIQUID」の開発をサポートする予定とのことです。

Announcing the Bitfinex & QUOINE Partnership

Oct 16,2017 by Bitfinex

参考記事はこちらから

金融庁が登録した仮想通貨交換業者が行う初のICO

株式会社QUOINEは、2017年9月29日に金融庁が発表した「仮想通貨交換業者登録一覧」に掲載されています。

金融庁が仮想通貨交換業者登録一覧を発表/16社がリスト入り、16社が審査中
10月1日の日本の取引所登録制度の施行を前にして、金融庁が仮想通貨交換業者登録一覧を発表しました。ビットフライヤー、SBI、Zaif等はリスト入りしましたが、コインチェックは未だリスト入りしていません。

現在QUOINEが金融庁によって認可された取り扱い通貨、所謂ホワイトリスト入りの通貨はBTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、BCH(ビットコインキャッシュ)だけとなっています。

登録事業者が行う初のICOであるため、金融庁が今回のICO通貨であるQASH(キャッシュ)をどう判断するのかが問題です。

世界各国がICOの禁止やある程度の制限の意向を示し始めていますが、現在の日本の法律はICOを想定されていない、という意見が多いです。

というのも、改正資金決済法が成立したのは2016年5月であり、この法案作成時には今のようにICO人気が過熱状態ではなかったのです。

つまり、今後の日本のICOに対する姿勢次第でQASH(キャッシュ)が日本で扱えるかどうかが決まります。

CoinPostでは今後も各国のICO情勢や、日本での仮想通貨の立ち位置についての情報等、記事やTwitterにて発信します。是非チェックしてみて下さい。

QUOINEX(コインエクスチェンジ)の口座開設・登録方法を徹底解説!!
目次 QUOINEX(コインエクスチェンジ)とは ...
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧