はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

最近の仮想通貨の下落要因とコンセンサス2018を控えて

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トレンド変換に変わるのか
4月17日のアメリカの確定申告の時期もあり、4月半ばまで下落相場が続き、そこから安定したと思われた相場でしたが、大手仮想通貨取引所であるUpbitの家宅捜査のニュースが起こり、再び下落している状態になっています。
コンセンサス2018が間近
仮想通貨全体に影響を非常に大きく与える世界最大のカンファレンスであるコンセンサス2018が来週月曜日から3日間開催されます。様々な予想が出ており、来週からの仮想通貨市場の動向に非常に注目していきたいです。

トレンド変換になるか

今年の初めに74万円付近の最低価格にタッチした後、約1ヶ月で120万円付近まで回復しました。

Fundstratの研究責任者であるトム・リー氏によると、以前の仮想通貨全体の弱気相場のきっかけは、アメリカの投資家達が、4月17日の2017年分の確定申告の時期があり、それを支払うための現金を調達するため売り圧力が強まっていたという事実がありました。

加えて、バークシャー・ハサウェイの株主総会でウォーレン・バフェットとチャーリー・ムンガーがコメントしたところによると、Bitcoinや他の仮想通貨資産を批判していました。

ビットコインはラットポイズンと述べるなど言及しています。

ウォーレンバフェット氏「ビットコインは投資ではなくギャンブル」
バフェット氏はビットコインなどの仮想通貨投資が何の価値も生み出さないとして、ビットコインを投資ではなくギャンブルであるとみています。長年のパートナーであるマンガー氏はバフェット氏以上に、ビットコインに嫌悪感を示しています。

上記の表で確認できる通り、先週末に100万円を上回った後、2日前の価格が暴落するまで、仮想通貨全体は比較的安定したまま推移していました。

この下落の中で、トム・リー氏は、5月14日から16日までニューヨークで開催されるコンセンサス2018が仮想通貨の強気相場復活のきっかけを作るだろうと考えています。

ビットコインストラジスト:5/14にコンセンサスを控えた現BTC価格は割安
著名投資家のTom Lee氏は、米NYで14日から開催される世界最大級の仮想通貨カンファレンス『コンセンサス2018』を引き合いに、現在のBTC価格が割安であると言及。昨年イベント期間中に60%以上高騰した事例など複数の根拠を挙げました。
今年はどうなるのか:『コンセンサス2018』の注目スピーチを紹介
今年のコンセンサスで予定されている発表で仮想通貨市場に影響を与える可能性のあるイベントをピックアップしました。

突然の韓国のニュース

Bitcoinの落ち込みのもう一つの理由は、韓国の検察が韓国の最大手取引所で、取引量世界上位の取引所のUpbitに対し、詐欺の疑いで捜索を行なっている、と複数の韓国メディアが報じたことで引き起こされました。

検察は、”顧客を騙している“と主張し、実際の資産保有量よりも多くの仮想通貨を顧客に販売していた疑いがあるとされ、捜査を受けました。

CoinMarketCapのデータによると、Upbitは取引量が世界で4番目に多い仮想通貨取引所であり、過去30日間のビットコインの総取引量の2%未満を占めていました。

韓国相場大暴落:韓国最大手取引所Upbitを詐欺の疑いで検察が家宅捜索
韓国検察は10日から11日にかけ、世界第四位の取引所Upbitに対し、詐欺の疑いで家宅捜索を行いました。同社は、実際の資産保有量よりも多くの仮想通貨を顧客に販売していた疑いがあるとされ、現在も捜査が続いています。

ビットコインダンプ

最近の下げ相場の背後にある主要な要因の1つは、破産した仮想通貨交換業者、マウントゴックスの管財人を務める小林信明弁護士が大規模なビットコイン売却を準備していることで相場に大きな影響を与えました。

破産したマウントゴックスに対する債権者からの請求への支払いを開始するために残りの保有している仮想通貨を精算する方法を示すと、仮想通貨コミュニティーから市場に動揺を生じさせ、下降トレンドに向かう原因になっていると言われています。

4/27(金)|仮想通貨はGW前に反発・Mt.GoxのBTC大量売却が直近相場に影響した可能性も
仮想通貨市場は、BTCが100万円を復帰するなど一時下落から反発を見せ、GW前に全面高となりました。CCNの報道では、Mt.Goxの管財人によって17,000BTC以上が公共の仮想通貨取引所にて売却され、相場に影響を与えた可能性が指摘されています。

来週開催:コンセンサス2018

コインデスクによる仮想通貨とブロックチェーンに関する、世界最大の仮想通貨会議であるコンセンサス2018が来週月曜日から3日間開催されます。

250以上のスピーカーを抱え、多種多様な業界の新興企業や金融機関や政策グループから様々な人たちが参加し、約7000人参加します。

2015年以降、この仮想通貨会議は、参加人数が年々増加し、2015年以降減ることなく増加しています。

  • 2015年カンファレンス参加者:400人
  • 2016年カンファレンス参加者:1400人
  • 2017年カンファレンス参加者:2700人
  • 2018年カンファレンス参加者:7000人

今後の動向

Fundstratのトム・リー氏は、長年のビットコインの提案者であり、コンセンサス2018によって仮想通貨市場で大きな金融的アクションが起こるのではないかと予想しています。

コンセンサス2018での仮想通貨市場に与える影響は大きいと予想され、来週以降の価格変動に様々な投資家達から関心の目が向けられています。

仮想通貨大型イベントConsensusの影響力調査:2017年の値動きと2018年の注目通貨
仮想通貨大型イベントConsensus(コンセンサス)2018が近づくにつれ、期待感が上がっています。コンセンサスが2017年、各仮想通貨価格をどの様に価格を変動させたのか、また今年はどの通貨に注目するべきかをまとめました。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/09 火曜日
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
06:25
ストラテジーが約1500億円でビットコイン押し目買い、7月以来の規模に
マイケル・セイラー率いるストラテジーが先週約10億ドルで10624BTCを追加購入した。7月以来の大口購入となった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧