はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ソニーの「ソニューム」でUSDCが利用可能に サークル社と連携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

USDCが利用可能に

米ドルステーブルコイン「USDC」を発行するサークル社は16日、ソニーグループとスターテイル・ラボの合弁会社「Sony Block Solutions Labs」との協業を発表した。

Sony Block Solutions Labsが開発するイーサリアム(ETH)L2の「Soneium(ソニューム)」上でUSDCを利用できるようにし、分散型技術を通してイノベーションや創造性を促進すると説明している。

ステーブルコインとは

価格が常に安定するように設計された仮想通貨のこと。法定通貨または仮想通貨に価値が裏付けられていたり、アルゴリズム等で価格を安定させたりする様々なステーブルコインが開発されている。

▶️解説記事

ソニューム上で利用できるのはブリッジ型のUSDC。一方で、将来的にソニュームはネイティブのUSDCにシームレスにアップグレードすることも選択できるという。サークル社は、USDCは価値の交換手段の主要トークンの1つとしてソニューム上で利用されると説明した。

Sony Block Solutions LabsのChairmanである渡辺潤氏は、今回の発表に以下のようにコメントを寄せている。

サークル社の金融インフラをソニュームに導入することによって、我々はデジタルエンターテインメントや金融を再定義していく。今回の協業は、より密接に結びつき、より効率性が高いデジタルエコシステムを構築するという我々のビジョンと合っている。

我々は、技術の発展のためだけでなく、ソニュームや世界のユーザーに明確な恩恵を提供するために、今回の協業が新たな可能性を切り開くことを楽しみにしている。

また、サークル社のジェレミー・アレールCEOのコメントは以下の通り。

デジタルの時代に創造性やイノベーションをどのようにサポートするかを再考するために、Sony Block Solutions Labsと協業することを我々は楽しみにしている。

今回の協業は、我々のステーブルコインやブロックチェーン技術の普及を加速し、安全でユーザーフレンドリーなWeb3体験を通してクリエイターの繁栄をサポートするというサークル社のミッションにとって重要な節目である。

関連秋元康プロデュース『MEN’S YOAKE AUDITION 2024』 Soneium(ソニューム)チェーン採用

ソニュームが目指すこと

ソニュームは先月発表されたL2チェーン。大手のソニーグループが開発するブロックチェーンとして、発表時から大きな注目を集めた。なお、スターテイル・ラボは、アスターネットワーク(ASTR)のファウンダーである渡辺創太氏が創設した企業である。

関連ソニーが描くWeb3の未来、Soneium(ソニューム)チェーンを発表

渡辺創太氏は先月開催のカンファレンス「WebX2024」で、ソニュームで実現したいことの中核に「Go Mainstream(GM)」があり、つまりWeb3技術が主流となり、一般に普及することを掲げていると述べていた。この取り組みにおいて、ステーブルコインで時価総額2位のUSDCが活用されることになる。

渡辺潤氏はWebX2024で、ソニーグループはゲームや音楽、映画などのエンターテイメントテクノロジー、ネットワークおよび金融サービスにおいて大きな顧客ベースがあるという強みがあると述べていた。

関連「メジャーになる」を合言葉に渡辺創太が講演、ソニーのSoneiumが目指すもの|WebX2024

関連仮想通貨アスターの買い方 ソニーグループとの連携で広がるASTRの将来性

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/25 木曜日
18:01
Komlock labと東証上場TDSE、AIエージェントによる自律決済の実証実験開始
TDSEとKomlock labがAIエージェントによる自律決済の実証実験を開始。日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、AIが人間を介さず決済する「Agentic Commerce」の実現を目指す。
17:38
日銀総裁、利上げ継続示す 30年ぶり高水準更新へ
日銀の植田和男総裁が25日の講演で利上げ継続方針を表明。政策金利は既に30年ぶりの0.75%水準に達しており、今後の追加利上げによる円キャリートレード巻き戻しが仮想通貨市場に与える影響が注目されている。
16:21
SBI VCトレードとアプラス、USDCによる店舗決済の実証実験を来春開始
SBI VCトレードとアプラスが米ドル建てステーブルコインUSDCを活用した店舗決済の実証実験を2026年春に開始。大阪・関西万博のデジタルウォレット成果を発展させ、QRコード決済でインバウンド顧客向けに新たな決済モデルを創出する。国内唯一の電子決済手段等取引業者であるSBI VCトレードと、豊富な加盟店ネットワークを持つアプラスが協力し、ステーブルコイン決済の社会実装を加速。
14:55
量子コンピュータは仮想通貨の脅威か 専門家が語る「共存」の可能性
量子コンピューティングが仮想通貨業界に与える影響について、楽観論と懸念論が交錯する中、専門家は「共存」の可能性を指摘。ビットコインベテラン投資家やマイクロストラテジー会長は量子が仮想通貨を強化すると主張する一方、開発者は5~10年の移行期間が必要と警告。ソラナやイーサリアムなど主要ブロックチェーンは既に量子耐性技術の実装を開始している。
13:50
アステリア、JPYC企業利用支援の「JPYCゲートウェイ」発表
アステリアは企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYCゲートウェイ」を発表。ウォレット管理やガス代負担など企業利用の課題を解消し、100以上の既存システムと連携可能。2026年1月よりβ版提供開始。
13:30
2025年世界仮想通貨浸透率ランキング、日本は47位
Bybitは2025年世界仮想通貨ランキングで、79カ国をユーザー浸透度、取引利用度、制度整備度、文化的浸透度の観点から相対的に評価。シンガポールと米国が上位にランクインし、日本は47位となった。また国別の一人当たりGDPから分析したところ、投資主導型と実用主導型の二つの採用パターンが明確となった。
12:13
ビットコイン価格予想が二極化 来年の37000ドル悲観論と最高値更新説の根拠は
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+%の1BTC=87,850ドルに。 ビットコインが一時的に88,000ドルを上回ったことは、米国上場…
11:44
仮想通貨投資大手が大規模取引か、ワールドコインに3000万ドル投入の可能性
マルチコイン・キャピタルと関連するウォレットが24日、ワールドコイン(WLD)6000万トークンを約46億円で購入した疑いが浮上。オンチェーンデータ分析サービスが報告。WLD価格は史上最高値から95%下落中。
10:30
個人投資家が計22億円の詐欺被害に、米SECが仮想通貨企業などを起訴
米SECは、複数の個人投資家から最低でも計約22億円をだまし取ったとして仮想通貨企業などを起訴。詐欺の手口を説明し、投資家に注意喚起を行っている。
10:22
Aave、所有権紛争でDeFiガバナンスの課題が表面化
大手DeFiプロトコルAaveで深刻なガバナンス対立が発生。年15億円超の収益配分とブランド資産の所有権をめぐり、DAOとAave Labsが対立。Snapshot投票では反対が過半数を占め、DeFi業界のガバナンス課題を浮き彫りに。
10:05
2026年の仮想通貨市場に期待できることは? Presto Researchがビットコイン16万ドル予想
Presto Researchが2026年の仮想通貨市場を展望。ビットコイン16万ドル到達の可能性、量子耐性議論、アルトコイン投機時代の終焉など様々なトレンドを予想している。
08:30
EUの仮想通貨税務透明性法「DAC8」、2026年1月1日に発効
EUの新たな税務透明性法DAC8が2026年1月1日に発効する。仮想通貨資産サービスプロバイダーは同日からEU居住ユーザーの取引データ収集を開始し、2027年9月までに最初の報告が必要となる。
07:35
ビットコイン現物ETF、4日連続で資金が純流出
仮想通貨ビットコインの米国の現物ETFは、23日の資金フローが約294億円の純流出で、これで4日連続の純流出となった。有識者が要因を分析している。
07:12
サークルを騙る偽の金・銀トークン化サイトが出現、同社が注意喚起
USDCステーブルコイン発行企業サークルを名乗る偽のプラットフォームが12月24日に登場し、トークン化された金と銀の取引を提供すると宣伝していた。サークルの広報担当者は偽物だと否定。
06:15
アーサー・ヘイズがイーサリアム売却継続、DeFiトークンに資金移動か
アーサー・ヘイズ氏が過去1週間で1800ETH以上のイーサリアムを売却し、仮想通貨ENA、PENDLE、ETHFIなどのDeFi銘柄に資金を振り向けている。ポートフォリオのリバランス計画の一環とみられる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧