
パブリックコメント募集開始
米財務省は18日、仮想通貨に関わる不正活動対策について金融機関が取るべきアプローチに関するパブリックコメント募集を開始した。これは先月成立したステーブルコイン規制法「ジーニアス法」で義務付けられた要請に基づく措置となる。
財務省は「デジタル資産に関わる不正活動を検出する革新的手法」について18日に意見募集を発表した。アプリケーション・プログラミング・インターフェース、人工知能、デジタル身元確認、ブロックチェーン技術の活用について具体的な意見を求めている。
スコット・ベッセント財務長官は火曜日のX投稿で「ステーブルコインは世界数十億人のドルアクセスを拡大し、ステーブルコインを裏付ける米国債の需要急増につながる」と述べた。ステーブルコイン利用者、発行者、財務省の三者すべてにとって有利な状況を作り出すと強調している。
ジーニアス法は7月にトランプ大統領が署名し成立した包括的ステーブルコイン規制法だ。ステーブルコインを米ドルや類似の流動資産で完全裏付けすることを義務付け、時価総額500億ドル超の発行者には年次監査を義務化している。
同法は財務省に対し、金融機関が使用する「マネーロンダリングなどのデジタル資産関連不正活動検出の革新的手法」についてパブリックコメント募集を指示していた。財務省は収集した意見を分析し、上院銀行委員会と下院金融サービス委員会の指導部に提供する予定となっている。
意見提出期限は10月17日で、コメントは「www.regulations.gov」で公開される。一方、大手銀行協会はステーブルコイン発行者による利息支払い禁止規定が弱すぎるとして懸念を表明しており、取引所やブローカーを通じた規制回避の可能性を指摘している。
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