ビットコイン財務戦略と収益モデルを具体化
堀田丸正は11日、臨時株主総会を開催し、予定通り商号を「Bitcoin Japan株式会社」へ変更した。同時に、新規事業であるビットコイン・トレジャリー戦略と、その収益モデルの詳細を開示した。
同社は保有ビットコインの一部を規制準拠のレンディングおよびレポ市場へ投入し、利回りを確保。さらにインフレヘッジ+戦略投資としての財務運用を行い、BTC価格上昇益(キャピタル)+貸出利回り(インカム)の2軸で収益を得る「デュアルリターンモデル」の構築を目指す。
また、1%以上の持続的配当方針を掲げ、株主還元を組み込んだビットコイン財務戦略を進める。
市場はこの発表を好感し、同社株の終値は前日比+14.8%の774円となった。

Bitcoin Japanの株価推移(日足)
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筆頭株主Bakktの変革が背景、日本戦略が始動
同社の転換の背景には、米Bakkt Holdingsによる約30%出資と戦略的関与がある。Bakktは2025年11月11日に発表した2025年Q3決算で黒字転換(調整後EBITDA 2,870万ドル)を達成。売上高は前年同期比27%増の4億220万ドルで、事業再編の完了を宣言した。
Bakktはロイヤルティ事業売却後、機関投資家向け取引・規制準拠カストディ・ビットコイン準備金・AI対応プログラマブルファイナンスへ集中。全米50州で送金業ライセンスを保有し、B2B2Cモデルで金融機関へ暗号資産インフラを提供している。

出典:BitcoinJapan公式
さらに日本を最初の国際展開市場に位置づけ、Bakkt Internationalプレジデントのフィリップ・ロード氏がBitcoin JapanのCEOに就任。Bakkt CEOのアクシェイ・ナヘタ氏が取締役会長に就き、同社の財務戦略とガバナンス設計を主導する。
これによりBitcoin Japanは、Bakktの規制対応、機関流動性、レンディング/カストディ基盤を活用し、日本市場でビットコイン財務戦略を実装する体制が整った。
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