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ランブル、テザー支援でノーザンデータ買収へ AI・HPC事業を強化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テザー、ランブル、ノーザンデータが協力

動画共有プラットフォームを提供するテクノロジー企業「Rumble(ランブル)」は10日、ステーブルコイン大手テザーの支援を受けて、AI(人工知能)および高性能コンピューティング企業Northern Data(ノーザンデータ)を買収すると発表した。

この取引が完了すれば、ランブルはヨーロッパ最大級のGPUとデータセンター事業を持つことになり、クラウドコンピューティング事業の拡大が可能になる。

さらに、ランブルの国際展開戦略を加速させ、クリエイター、ビデオ、広告向けのAIロードマップを加速させる見込みだ。

約8億ドル(約1,230億円)相当と伝えられる今回の取引の一環として、ノーザンデータの株主は、保有するノーザンデータ1株につき、ランブルの新規発行クラスA株2.0281株を受け取ることになる。

テザーは現在、ノーザンデータの過半数株式を保有している。また、テザーは最近ランブルへの7億7,500万ドル(約1,200億円)の戦略的投資を発表した。それ以来、テザーとランブルは、ランブルのウォレット構築や株式交換によるノーザンデータ取得などで協力してきた。

ランブルのクリス・パブロフスキー会長兼CEOはノーザンデータ、テザー、ランブルが協力し、未来のためのAIエコシステムを構築するとして、次のように述べる。

当社の動画およびクラウド事業に、GPUとデータセンター事業を追加することは、始まりに過ぎない。

私たちのビジョンは、Rumble Walletのような金融サービス、AIチャットボットとエージェント、メールとストレージを備えた一連の製品、ウェブナビゲーションソリューションなど、新たな分野を広げてエコシステムを構築し続けることだ。

AIエージェントとは

自律的に行動し、目的を達成するAIシステム。例えば、スマートコントラクトと連携し、資産管理や自律的取引を実行するAIがある。

サービス提供の上では自由、プライバシー、独立性などを土台とするとも続けた。ランブルのクラウドサービスはトランプ大統領が所有するソーシャルメディアプラットフォーム「Truth Social」も支えている。

ランブルは、財務資産としてビットコイン(BTC)を保有している企業だ。3月にはインフレおよび通貨価値下落のヘッジとして、約25億円を投じてビットコインを取得している。

関連:米Rumble、25億円のビットコイン追加購入を発表

テザーが230億円の初期投資

テザーは、ランブルがノーザンデータの株式公開買い付けを完了した後、AI計画推進のために、ランブルのGPUサービスに2年間で最大1億5,000万ドル(約230億円)の初期投資を行う。

高性能コンピューティングへのアクセスを確保することは、テザーのAI戦略における基盤となり、巨大IT企業に依存せずに運用されるAI向け分散型エコシステムの構築を推進する上で役立つと見込まれている。

テザーは、ステーブルコインの他、投資やAIなど様々な分野に事業を多角化しているところだ。6日には、トークン化証券プラットフォームのビットフィネックス・セキュリティーズらと戦略提携を結んだと発表している。

関連:テザー、新たな提携でトークン化証券市場を加速

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