- ソフトバンクのサイトでブロックチェーンの活用事例が紹介
- ソフトバンクのビジネス向けWEBマガジンでブロックチェーンの活用事例が紹介された。プラットフォームの解説ではリップルやネムが取り上げられた。
リップルやNEMも|ソフトバンクがブロックチェーンの活用事例の紹介記事を掲載
ソフトバンクが運営するビジネス向けWEBマガジン「Future Stride」にブロックチェーンに関する記事が掲載された。ブロックチェーン関連の記事は、ブロックチェーンの基礎について書かれた記事に次いで2記事目となる。
1記事目ではブロックチェーンに関する基礎的な内容を掲載していたが、今回の記事では、ブロックチェーンの最新動向とユースケースを取り上げる内容となり、ブロックチェーンの基盤を支えるプラットフォーマーの項目ではイーサリアムのほか、リップルやネムブロックチェーンに関する内容も掲載された。
また、ブロックチェーンの展望として、ブロックチェーン3.0までの位置づけと、ブロックチェーンの発展過程に関する内容の掲載もある。
ブロックチェーンの分類は以下の通りで、現在はブロックチェーン3.0時代の幕開けだとした。
・ブロックチェーン1.0:仮想通貨の基盤としてのブロックチェーン
・ブロックチェーン2.0:金融分野へのブロックチェーン技術の活用
・ブロックチェーン3.0:金融分野以外におけるブロックチェーン技術の活用
ブロックチェーン3.0については、ブロックチェーンの特徴である改ざん耐性や、ローコストといった点に注目して様々な分野への応用の試みが試されており、ブロックチェーン1.0などに比べ、日常生活により直線的な影響を及ぼす可能性があるとして注目が集まっている分野として紹介された。
ビジネスでの活用事例も
同記事ではブロックチェーンを支える主要プラットフォーマーとしてEthereum(イーサリアム)のほか、NEM、 Hyperledger、Rippleが紹介された。ブロックチェーンを使ったサービスで利用される主要プラットフォームが紹介された。
ビジネスへの活用事例として以下の5つの分野における代表的な事例を挙げた。
・独自通貨の流通・管理
・スマートコントラクト
・トレーサビリティ
・権利や資産の管理
・本人確認・身分証明
独自通貨の流通・管理の分野では、銀行内での利用を想定して開発が進められてきた、三菱UFJフィナンシャル・グループが開発を進めるデジタル通貨「coin」(MUFGコイン)の事例が挙がったほか、権利や資産の管理では、ソニーによるブロックチェーンを使った著作物の権利情報管理が解説された。
トレーサビリティ(商品の加工から流通までの経路を管理する仕組み)領域でブロックチェーンを活用した製品の真贋を証明するルイ・ヴィトンなどのブランドを持つフランスの大手ファッショングループLVMHの事例が解説された。
おわりに
ソフトバンク自身も今年に入って、ブロックチェーンを利用した国際モバイル決済の実地試験を行うなど取り組みを行なっており、ブロックチェーンに対しての姿勢は前向きだ。
ビジネス向けのサイトでブロックチェーンの活用事例が紹介されたことは、一般の関心を集めるような、知名度の高い企業などでのブロックチェーンの活用事例が着実に増加している傾向を示している。
記事はこちらから:softbank.jp