はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン大暴騰で1万ドル台へ|中国習主席の「チャイナ・パンプ」で仮想通貨相場が続伸 「真の仮想通貨の父」との賛辞も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「習近平効果」で有識者の見解

執筆時、ビットコインは強い急伸で、10,000ドル台に戻っている。9月21以来の相場水準を回復。

昨夜よりの相場大反発およびその続伸は、中国の習近平国家主席による発言を材料視していると見られている。

25日の共産党会議で、習主席は中国共産党がブロックチェーンを重要な革新的ブレークスルーのコア技術と見なし、テクノロジー開発の推進に取り組むべきだと話し、「ブロックチェーン分野で世界を牽引する地位を確保するように推進する」と発言した。

「仮想通貨」という単語にこそ言及していないが、ブロックチェーンの「ネイティブ通貨」である仮想通貨の市場は中国の最高指導者による朗報とみなし、大幅な上昇を見せている。

習主席の発言について、中国政府とは何らかの関係を持つとされる最大手取引所バイナンスのCZ氏ら業界の有識者は見解を示し、現在の中国における業界戦略などに関して説明している。

バイナンスのCZ氏

CZ氏はこれまでBTC相場と中国の動きにある関係性について説明。

CZ氏によると、最初に中国の国営メディアがビットコインの特集を公開したのが2013年で、BTCはその二ヶ月後に当時のATH(1,000ドル)に達した。

そして、「2016年に中国の中央銀行は『ブロックチェーンが重要な技術』と言及したため、国内のすべてのビットコイン関連企業は一夜で『ブロックチェーン企業』となった。」と揶揄し、その「一言」で2017年のバブル相場(BTCが20,000ドル)に至らせたと話した。

習主席の鶴の一声がどのような影響をもたらすか、言うまでもないだろうか。」と、巨大な効果があることを示唆している。

中国情勢通Wan氏

仮想通貨業界人で中国の事情通としても信頼されるファンドマネージャーのDovey Wan氏は、「習近平効果」が「ブロックチェーン企業」にインパクトをもたらしていると話した。

Wan氏によると、最初に国営メディアCCTVが習主席の発言を報道したのが、北京時間19時(日本時間20時)で、ビットコインが急騰を見せる前(日本時間24時前後)に、すでに中国の「ブロックチェーン株」とされるXNETの株価は約70%暴騰した。そして1日で、計107%の上昇率を記録した。

そこで、Wan氏は時間差を疑問視し、「習主席の発言は当然ブロックチェーンに特化した企業には好材料だが、『仮想通貨』というワードではなかったため、直結しているかどうかは不確実な状況かもしれない。」と説明した。

なお、「時間差があったことは、つまり中国の仮想通貨トレーダーは習主席の発言に関心を寄せていなかったことを示した可能性がある。仮に海外トレーダーが翌日(26日現在)このニュースを受け、相場をさらに上げているのなら、習主席の発言が相場を影響していることは確実になるだろう。」と論じた。

執筆時、ビットコインはすでに10,000ドルに達した。市場は、Wan氏の見解に同意見を示しているようだ。

さらに、Wan氏は、「最初の相場高騰の12時間後」、習主席の発言は中国の国営新聞紙「人民日報」の第一面に掲載され、「主要大学は習主席の発言を受けブロックチェーン授業を提供し始め、地域政府からもブロックチェーン事業推進案が見込まれる」との報道内容をツイッターに投稿した。

経済学者Kruger氏の分析

著名経済学者Alex Kruger氏は現在、1日40%以上の上げ幅を見せているビットコインについて、「今回の1日あたりの上げ幅は歴史上で4番目だ。中国を感謝するよ。習主席は正真正銘の『仮想通貨の父』ではないか!」とコメントした。

9時間前には、ビットコインの急騰を受け、「テクニカル的には、ビットコインのベアトレンドは終了した。」と指摘し、BakktのATH出来高も取り上げて、市場の好感度を示した。

Bakktの公式発表によると、25日のビットコイン月間契約の出来高は、1,179 BTCを記録した。24日の暴落時に記録した579 BTCの倍以上の出来高となった。これまで不調だったBakktの出来高には重要な1日であった。

CoinPostの注目記事

習近平国家主席初のブロックチェーン国際的戦略発言 仮想通貨相場急反発
中国の習近平国家主席は25日、ブロックチェーン技術に関するワークショップを共産党内で初開催。中国が同技術の開発を加速させ、主導的地位を確保するよう発言した。
ビットコイン大幅急騰で90万円に復調 BitMEXでは2万BTCのロスカット
ビットコイン(BTC)が急騰。前日比で14%高の92万円に達した。10月24日に90万円を割って急落した水準を全戻しする相場高騰だ。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧