CoinPostで今最も読まれています

中国の仮想通貨取引合法は間違い? 2日深夜、有識者らがツイッターで議論

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国の仮想通貨取引合法は間違い?
中国で仮想通貨取引が合法化されるのではないかというツイートが流れ世界的に拡散が確認。事情通のDovey Wan氏らは、間違いである可能性が高いとして同内容を議論した。

中国の仮想通貨取引合法は間違い?

日本時間深夜、「中国で仮想通貨交換業者登録の資料が発表」とするツイッターが大きく拡散され、中国における仮想通貨取引の合法化期待が大きく高まった。

一夜明けた2日、中国事情に詳しい有識者の発言を中心に状況の真相が見えてきた。

今回拡散されたツイートは、中国の仮想通貨事情を紹介するツイッター・アカウント「Crypt Even」が発表したものだ。

リークされた速報!中国で、「仮想通貨取引合法化」が始まりました。これは「中華人民共和国仮想通貨取引ライセンス」の写真で本物です。来月、市場はどう反応するでしょうか?

という内容である。画像を確認すると、「数字资产交易」という言葉が並んでおり、同アカウントによると、「数字资产」は仮想通貨取引大手のバイナンスなども用いている用語で、中国語で「デジタル資産」という意味であり、文字列全体で「デジタル資産取引」を表しているという。

画像のソースは、中国企業のデータベースを提供するテクノロジー企業のTianyancha.comより引用したもの。このサイトは海外からの閲覧を禁止しているため、中国国外から直接確認することはできない。これも、国外からの憶測が加速した要因とも考えられる。

公開されたライセンスは。「中国のシリコンバレー」として知られる深センの位置する広東省で発行されたもののようだ。

今回のニュースは誤報か。

中国では原則的に仮想通貨取引が禁止されているため、もしも法的に仮想通貨取引が認められたとあれば、ビッグ・ニュースである。 しかし、このニュースの真偽については疑わしいところがあるのが現状だ。

仮想通貨ファンドマネージャーで、中国の仮想通貨事情に詳しいDovey Wan氏が、「Crypt Even」のツイート内容について疑問を投げかけた。

Wan氏は、先のツイートについて「釣りではないか」と指摘した上で、「中国のEDGARデータベースを参照すると、多くのデジタル資産取引・サービス企業が登録されライセンスを与えられている」、「中国の企業法について、基礎的な理解を欠いている」とした。また「数字资产交易」(デジタル資産取引)と業務内容とする企業が同データベースにすでに登録されている画面キャプチャーも示した。

その上で、「数字资产交易」は一般的ライセンスに過ぎず、「仮想通貨交換の合法化」とは結び付かないと指摘した。

今回の一連のツイートはバイナンスが北京事務所の開設を発表して、中国で正式に業務を開始する姿勢を見せたタイミングでもあったため、信ぴょう性が高まった可能性もある。

しかし現在のところ、中国での仮想通貨取引の合法化を支持する公式声明はない。中国がブロックチェーンを政策として推進する方向へ向かっているのは間違いないが、具体的に法制度がどのようなものになるかは、中国政府の公式発表を待つ必要がある。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
18:00
TON、Telegramのユーザーに照準 トンコイン奨励金を提供
Telegramのウォレットがサポートするブロックチェーン「TON」の手数料削減と、1,100万TONのインセンティブプログラムを開始。特に500万単位の暗号資産(仮想通貨)TONがTelegramユーザーに報酬として付与される。
16:30
日銀、CBDC戦略の中間報告を公表 想定モデルと5つの課題
日本銀行が公表したCBDC中間整理報告書の主要論点や影響について解説。CBDCの導入方針やデジタル通貨の未来についての展望を探る。
12:30
コスモス基盤のInjective、Web3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能提供
レイヤー1ブロックチェーンInjectiveは、Jamboテクノロジーと提携してWeb3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能を提供すると発表した。
12:00
知らずに損しているかも?取引所選び 3つの注意点
ビットコインなどの投資初心者に大事な暗号資産(仮想通貨)取引所選びと、後悔しがちな代表的な失敗事例3つを解説。手数料、価格、取扱銘柄の違いを比較し、最適な仮想通貨取引所を見極めるポイント、賢い投資戦略と失敗回避のためのチェックリストも提供。
10:30
ソラナWeb3ゲーム「Nyan Heroes」、Epicのストアでトップ30入り
ブロックチェーンゲーム「Nyan Heroes」はEpic Games Storeで最もプレイされたゲームでトップ30以内に入った。今後NFT機能や独自の仮想通貨も導入する予定だ。
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧