投資企業創業者がポートフォリオ構成を提案
投資企業Social Capitalの創業者で、早期ビットコイン(BTC)投資家でもあるChamath Palihapitiya氏が、米大手メディアCNBCの番組に出演し、誰もがポートフォリオの1%にBTCを組み込むべきだと主張した。
Palihapitiya氏は、新型コロナウイルス感染に対する伝統資産市場への影響を語る中で、BTCにも言及。ポートフォリオにBTCを入れるべきだとする根拠を、他の金融商品を相関性がないからだと説明している。リスクヘッジとして活用すべきだと語り、「世界中の一般的な個人投資家が、他と相関性のない資産を所有するのは素晴らしいことだ」と述べた。
しかし一方で、金融市場が下落している時に、大量のBTCを買うことは避けるべきだと語っている。量を増やすことには時間をかけるべきだと主張。価格に注意するだけでなく、量も慎重に検討すべきだと説明している。
また本番組で、伝説の投資家ウォーレン・バフェット氏の仮想通貨(暗号資産)に対する見解についても語った。バフェット氏は24日にCNBCのインタビューで、仮想通貨トロン(TRON)創設者ジャスティン・サン氏との会食後も考えを変えることはなく、仮想通貨に価値はないとの主張を繰り返している。
Palihapitiya氏はこの主張に強く反対している。「バフェット氏から多くのことを学んだが、BTCに価値はないとの考えは完全に間違っており、時代遅れだ」と指摘した。
米仮想通貨ファンドモルガンクリークデジタルの責任者「Pomp」も、CNNの経済番組に出演し、「Eメールを知らない、ガラケーを未だ使っている人の投資意見を聞く価値はないのでは?」と皮肉めいた物言いで、バフェット氏を強く批判している。
参考資料 : CNBC