検索数が中国でも急上昇
中国でビットコインを含む仮想通貨(暗号資産)への関心が急速に高まっている。
中国の大手検索サイトBaiduの仮想通貨関連の検索指数は過去1か月で、183%上昇したことがわかった。中国の仮想通貨メディアShenliancaijing.comが報じた。
データは過去30日間のもので、ビットコイン価格が急落したことで、メディアなどで露出が増えた結果、買い時と見た投資家の活動が再び活性化していると見られる。
同様の傾向はGoogleトレンドでも見られ、過去12か月の中で、「bitcoin」の人気度は2019年の6月中頃を100とした場合、直近で70付近に急上昇している。
ビットコインとゴールドの比較
また、ビットコインとゴールドの検索動向の比較では、過去30日間でゴールドはビットコインに比べ4~5倍多く検索されているが、一部の国・地域ではビットコインの検索割合がゴールドを超えている事例が見られた。
具体的にはスペイン・スイス・オランダなどのヨーロッパ地域の国と、コロンビア・ナイジェリア・ブラジルなどの南米地域で、ビットコインとゴールドの検索数が拮抗している状況が見られる。
相対的に法定通貨への信用度が低い南米地域ではビットコインへの関心の高さを示唆する報道はこれまでにもあったものの、ヨーロッパ地域でも、ゴールドと比較してビットコインへの注目度が高いという意外な結果となった。
一方で、北米や、中東、インド、オーストラリアではゴールドが検索割合の8〜9割を占めるなど、地域によって大きな差があることが示されている。
日本でも注目度は急増
また、日本の大手掲示板サイト「2ch」では仮想通貨関連掲示板への投稿者の数を示すID数が急増し、今月13日には2019年6月以来の水準に達した。
掲示板への書き込み数でも、3月の初週に比べ、第2週は102%増の36209件を記録している。
参考:深链財経