はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

65%の価格下落でビットコイン富豪者達が更に多くのBTCを獲得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインクジラについて
ビットコインクジラと呼ばれる上位100の富豪ビットコイン所持者は価格変動のたびにビットコイン数を増やしています。
財産分布の間違い
主流メディアが発表するビットコイン資産分布は所持者、ウォレット、そしてアドレスの関係を考慮していないため間違っている可能性があります。Bambou Clubは別の集計方法を用い、より正確な分布を発表しました。

昨年、ビットコインは驚異的な上昇を経て12月中旬、1BTC19600ドル(約210万円)という最高記録に達しました。

しかし過去数週間、価格は下落し(2月5日には1BTC5900ドル、約63万円)、短期間で65%近くの価値を失いました。

下落は多くの仮想通貨取引者に打撃を与えましたが、裕福なビットコイン所持者はこの価格変動を最大限に利用することで儲けました

ビットコインクジラが価格変動を利用し、財産をさらに蓄積

仮想通貨熱狂者はデジタル通貨の価格が度々変動することを理解しており、取引者はここ数年それを利用してきました。

本質的には取引者が最高価格を予想してビットコインを売り、最低価格になったときにまた買い戻すことができれば利益を得られます。

上位100の富豪ビットコイン所持者(ビットコインクジラ)は何度もその価格変動を利用してきました

ビットコインクジラと呼ばれるその個人やグループは巨額の仮想通貨を保持しており、ときにはその資産を利用して「市場を動かす」こともできます

Bitinfocharts.comが集めたデータによると、最近の65%下落により損をした上位100ビットコイン所持者はいません。実際、彼らのビットコイン量は急増しました。

最も裕福なビットコインアドレスは2016年以来、急激なビットコイン数を獲得

例えば、一番のビットコイン所持者は一つのアドレスに167000(約1500億円)ビットコインを所持しています。

そのウォレットは2年前、約840ドル(約9.1万円)相当のビットコインを預けたことから始まり、現在14億ドル(約1500億円)相当のビットコインがそのウォレットに保管されています

そのビットコインクジラは価格急上昇およびそれに続く下落のたびにビットコインを増やしてきました。

2017年には30%以上の価格下落を伴う6つの大調整があり、そのたびに資金を増やしているようです。

クジラの思想の共通点

最も裕福なビットコインアドレス(何年も活動していないウォレットを除く)の多くは同じパターンに従っています。

彼らは好期に高値と安値を予想することでビットコインを増やしてきました。

上位100アドレスを解析すると、その多くが2017年11月と12月の間に同時に数千ものビットコインを売り払ったことがわかりました

ビットコイン熱狂者は多くの「クジラの動き」を目撃し、価格急上昇およびそれに続く下落のたびにフォーラム投稿やツイッター対話においてその「クジラたち」が話題になっていました。

例えば2017年11月12日、仮想通貨の価格が新たな最高記録い達していたとき、ブロックチェーンを見物し通貨の動きを見ていた人々はBitfinexに25000ビットコインが送られていることに気づきました

裕福なビットコイン所持者については長い間、論争が絶えませんでした。

主流メディアは1000のアドレスが市場の40%以上を所持していると推測しています。

思索家の一部はクジラがお互いに連絡を取り合っていてビットコイン市場を動かしていると考えています。

Multicoin Capital業務担当社員Kyle Samaniは以下の仮説を信じています。

「数百の裕福ビットコイン所持者がお互いに連絡を取り合っていると思います」

財産分布を表すために最も裕福なアドレスからデータを集めても必ず失敗する

しかし、昨年秋に発表された調査報告が「1000人がビットコイン市場の40%を所持している」という仮説を否定しています。

Bambou Clubによると所持者、ウォレット、そしてアドレスの比率は「必ずしも1:1:1の比率ではない」とのことです。

「すなわち、一人の人間がただ一つだけのウォレット及びビットコインアドレスを所持している訳ではありません

「まず第一に、一人の人間が複数のビットコインウォレットを所持している可能性があります。そして一つのウォレットは複数のビットコインアドレスを利用できます(実際ウォレットを匿名性の理由から利用する場合、新たなアドレスの生成が推奨されています)。つまり、その比率は 1:複数:複数 かもしれません」

Bambou Clubの分布データによると、ビットコイン所持者の1%しか15BTC以上を所持していません

上位1%に入るには15ビットコイン以上所持していれば良い

Bambou Clubは本質的に違うデータ集め方法を用い、ビットコインの世界的財産および所持分布を得た後、財産分布をさらに調査し、より正確なビットコイン分布を計算しました。

その調査によるとビットコイン所持者は2500万人以上いて、0.153ビットコインあれば上位30%に入れます

その上、データから「上位1%に入るには15ビットコインだけ所持していれば良い」ことが明らかになりました。

真のビットコインクジラが経年的にビットコインを蓄積する間、主流メディアが思う上位1%は異なった解析法によれば少しゆがんでいます。

クジラが価格を変動させるために協力しているかどうかはわかりません。

しかし、数年にわたる複数の市場変動により(特に最近の70%下落)、そのクジラの多くがビットコイン財産分布において一層大きくなったことは確かです。

The 65 Percent Price Dip Has Made “Bitcoin Whales” A lot More BTC

Feb. 11, 2018 by Jamie Redman

参考記事はこちらから
ビットコインニュース一覧
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:04
21シェアーズ、仮想通貨指数ETF2本を米国上場 投資会社法適用は米国初
21シェアーズが投資会社法(1940年法)準拠の仮想通貨インデックスETF2本を米国で上場。TTOPとTXBCは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど主要デジタル資産への分散投資を提供。機関投資家向け「ゴールドスタンダード」のETF構造を採用。
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
09:54
グレースケールのIPO登録書類が公開 トランプ政権下で上場申請続く
仮想通貨資産運用企業グレースケールは、IPO登録届出書を米SECに提出。市場が構築されれば株式のトークン化も検討していく意向を示した。
09:32
米国でXRP現物ETF上場、初日取引高は90億円を記録
カナリー・キャピタルの仮想通貨XRP現物ETFが米国で上場。初日取引高90億円を記録した。2025年に上場したETF中でトップの数字となった。政府機関再開でさらなる承認も期待される。
09:18
チェコの中銀、試験的にビットコインを購入
チェコの中央銀行は、歴史上初めてデジタル資産を購入したと発表。購入したのは仮想通貨ビットコインで、他にも米ドルステーブルコインとトークン化預金も保有すると説明している。
11/13 木曜日
18:07
台湾中銀、ビットコインの国家準備資産化の「研究」へ
台湾の立法委員がビットコインを国家準備資産に組み入れる提案を行い、中央銀行が研究姿勢を示した。米国やブータンなど各国で進むビットコイン戦略的保有の動向と、エルサルバドルの事例から見る課題を解説。
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
メタプラネットの2025年12月期第3四半期決算発表。BTC保有量30,823枚に到達し目標前倒し達成、インカム事業過去最高売上。純利益135億円計上、1億ドル借入で追加取得へ。優先株活用の新戦略で普通株希薄化回避、2027年21万BTC目標を掲げる。
17:31
ステーブルコインUSDCの運用法|Aaveで年4%前後を狙う始め方
USDCを預けるだけで利息が得られるAaveの仕組みと利回り、始め方を初心者向けに解説。利用率による金利変動やリスク、SBI VCトレードでのUSDC準備まで網羅します。
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。
13:43
イーサリアム上のトークン化資産が30兆円突破 他のチェーン合計を上回る
イーサリアム上のトークン化資産が2010億ドル(約30兆円)を突破し、全ブロックチェーンの3分の2を占める。ステーブルコイン27兆円、機関投資家向けファンド、RWA1.8兆円と多様なエコシステムが拡大中。
13:35
Visa、ステーブルコイン決済の試験運用を開始 クリエイターやギグワーカー向け
Visaが米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用した決済サービスの試験運用を開始。クリエイターやギグワーカーに数分以内の即時入金を提供し、国境を越えた決済を迅速化。2026年後半に本格展開予定。
13:25
円建てJPYC、日本国債の新たな購入者に 日銀の穴埋め役として期待も=報道
JPYC株式会社の岡部代表が、JPYCの準備金が日本国債市場で新たな力になる可能性を話した。日銀の購入縮小も背景に、今後ステーブルコイン発行者の存在感が拡大することも考えられる。
13:15
トランプ大統領、米史上最長43日間の政府閉鎖を終了させる予算案に署名 仮想通貨市場への影響は
トランプ米大統領が連邦政府機関の閉鎖を終了させる予算法案に署名し、43日間続いた米史上最長の閉鎖が終結した。下院は222対209で法案を可決。再開により複数の仮想通貨ETFが承認される見通しだ。
11:25
ブラジル大統領、押収仮想通貨の即時売却を合法化する法案を提出 組織犯罪対策強化へ
ブラジルのルラ大統領が犯罪捜査で押収した仮想通貨を裁判結果前に売却できる法案を議会に提出した。中央銀行は今週、仮想通貨事業者への認可制導入を含む新規制も公表している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧