はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「MakerDAO」で損失を被った投資家、財団ら相手に集団訴訟

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Maker財団らを集団訴訟

DeFiプロジェクト「MakerDAO」を支えるMaker財団とその関連組織に対し、投資家が米連邦裁判所に集団訴訟を起こすことが分かった。

原告は3月12日と13日の仮想通貨(暗号資産)市場の暴落時に、被告がMakerDAOのプロトコルに潜むリスクを投資家に正確に説明しなかったと主張。そのことが原因で損失を被ったと訴え、2800万ドル(約30億円)超の賠償を求めている。訴訟は14日中に行われたとみられる。

MakerDAOは、ユーザーがイーサリアム(ETH)等を担保資産としてロックすることによって、ステーブルコインDaiを発行することができる仕組み。

担保資産による担保率(150%)を下回った場合には、システムの維持を行う「キーパー」が担保資産のETHを自動的にオークションで売却して清算する仕組みがあるが、今回の急落でも多くのCDPが担保率を下回り清算される状態になり、大量のETHがオークションに出された。

関連ビットコイン大暴落で数億ドルの「マージンコール」発生

原告の1人であるPeter Johnson氏は、担保として預けていた1713.7 ETHがオークションに出されたと主張している。精算時の1ETHの価格はおよそ121ドル(約1万3000円)だ。

当時、ネットワークが混雑し、Gas代(手数料)が高騰したこと等が原因で、0Dai(無料)でETHが競り落とされる事象も発生。総額400万ドル(約4億3000万円)のETHが引き出され、MakerDAOにとっても損失が生じた。

結果として、規定である最大13%のペナルティを支払う代わりに、Johnson氏を初め担保付き債務ポジションを持っていた人の中には、預けていた資産を全て失う者がいた。このリスクの説明が正確に行われていなかったというのが原告の主張だ。

本訴訟はまだ裁判所に認められているわけではない。Johnson氏は現在も、メッセージツールTelegramで本訴訟への参加者を探しているという。

なおMaker財団は本訴訟について、現時点では何もコメントはないと説明している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/18 木曜日
13:40
ウォーレン米議員ら、トランプ政権の仮想通貨特命官に対する倫理調査を開始
エリザベス・ウォーレン米上院議員ら8名の民主党議員が、トランプ政権のAI・仮想通貨特別顧問デービッド・サックス氏の特別政府職員としての任期制限超過疑惑について倫理調査を開始した。130日の上限を超過している可能性を指摘し、詳細な勤務日数報告を要求している。
13:35
米SECが承認、BTCやXRP投資のマルチ仮想通貨投資信託のETF転換
米SECがグレースケールのマルチ仮想通貨ETPを承認し、ビットコインやイーサリアムなど5銘柄への一般投資家アクセス投資が可能になった。新たな包括的上場基準も同時に導入されている。
13:02
ポリマーケットでの裁定取引で年間60億円の利益発生か 研究者ら分析
分散型予測市場ポリマーケットでミスプライシングを利用した裁定取引により年間60億円の利益が発生しているとの論文が発表された。研究者による分析を解説する。
12:04
FRB利下げ決定も仮想通貨の市場反応は限定的、BNB前週比9.2%高で1000ドルの大台迫る
FOMCでは米FRBが0.25%利下げを決定したが、暗号資産(仮想通貨)への影響は限定的だった。主要アルトコインでは、BNBが前週比9.2%高の1,000ドル目前に。背景としては、バイナンスの規制環境の進展の兆しとMegadropなどの需要が挙げられる。パウエル議長は年内2回の追加利下げを予想するも慎重姿勢を維持。
11:03
業界の行方を決める「天王山」に臨む──ビットバンク廣末氏が描く未来戦略
ビットバンク廣末紀之CEOが語る、預かり資産1兆円規模への成長と今後の展望。金商法への移行と分離課税実現に向けた2025年後半は業界の「天王山」。
11:00
ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告
K33リサーチなどが報告したところによると、ビットコイン・トレジャリー企業の4分の1が純資産価値を下回る時価総額で取引されており、業界の統合が進む可能性が指摘された。
10:02
ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン
ヴィタリック・ブテリン氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。大阪で開催されているイーサリアムのカンファレンスEDCONに登壇した。
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。
07:20
米SEC、仮想通貨ETF上場手続きを大幅簡素化へ
米証券取引委員会が、ナスダック、Cboe BZX、NYSEアルカの3大取引所による包括的上場基準を承認。今後、仮想通貨を含むコモディティベース株式の上場プロセスが大幅に簡素化される見通しである。
07:10
SBI新生銀行、トークン化預金「DCJPY」の導入を検討へ
SBI新生銀行は、円建てトークン化預金DCJPYの導入を検討すると発表。JPモルガンらが参加するプラットフォームを活用し、トークン化預金での多様な外貨の取り扱いも検討する。
06:50
仮想通貨取引所Bullish、NY州からビットライセンス取得 米国展開へ
機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュが17日にニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスを取得したと発表した。
06:25
マネーグラム、ステーブルコイン送金サービス開始 
国際送金大手のマネーグラムが9月17日にクロスミントと提携しステーブルコインを活用した新たな送金サービスを南米コロンビアで開始すると発表した。
06:02
カルシ、予測市場エコシステムハブ開始 ソラナとベースと提携
予測市場プラットフォーム大手Kalshiが17日、ソラナとベースとの提携によるエコシステム支援ネットワーク「カルシエコ」の開始を発表した。
05:45
米CME、ソラナとXRPの先物オプション取引を10月に提供予定
世界最大のデリバティブ取引所CMEグループが10月13日にソラナとXRPの先物オプション取引を開始すると発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧