はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨の正しい価値を判断する新たな時価総額計算方法が話題に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

時価総額をはかる現在の方法
時価総額は企業の発行済みの株式の総市場価格です。簡単に言うと、1つの株式の価格が会社の発行済み株式全体に影響を与えるということです。
時価総額の正常化
2つの仮想通貨を比較するために測定単位を定めねばならず、通貨の正しい供給量を把握するには「割り切れる単位」である必要があります。仮想通貨の場合は「サトシ」が最小単位であり、定められた単位を使うことで「供給正常化」と呼ぶ現象を生み出すことができます。

トップ15の時価総額とReal Market Capの使用比較
従来の評価方法と大きく異なる点は、ETC、DASH、Monero、Tronがより高いランクを付けられる一方で、ADA、EOS、IOTA、NEM、Rippleがランキング上位に現れない部分です。

今回紹介するRealCoinCapは既存の時価総額の指標とは違う方法で仮想通貨の価値を評価しており、海外で話題になっているため、1つの通貨参考資料として掲載いたします。

あくまでも市場で最も使われている時価総額(Coin Market Capなど)評価方法とは異なります。

RealCoinCap指標とは

RealCoinCapは、仮想通貨の時価総額をはかる既存の方法とは反対に、仮想通貨の価値を比較する革新的な指標です。

ドイツに拠点を置く企業家「Axel Pinckert」氏(以下ピンケート氏)によると、どんなコインの市場キャップでも計算されることになる通常の方法は不適切です。

現在の時価総額計算方法では、現在の仮想通貨のランキングに直接的な影響を与えてしまうほど仮想通貨の価値を膨れ上げてしまうからです。

それゆえに起業家は、より効果的かつ正確に仮想通貨の時価総額を比較することができる「RealCoinCap」を導入、使用しています。

この新しい方法は、インフレに影響を受けないコインの本当の市場価格を与えると、ピンケート氏は主張しています

時価総額をはかる現在の方法

提案されたコンセプトを理解して比較するために、時価総額と、既存の計算方法を知ることが重要になります。

Investopediaによると、時価総額は企業の発行済み株式の総市場価格です。

簡単に言うと、「会社の発行している株式数と、1株の価格を掛けたもの」です。

したがって企業価値(仮想通貨の価値)を測る指標として機能します。

仮想通貨業界は、デジタル資産の価値を測定するのと同じ方法を採用しています。

ただし、このコンセプトは「異なるコインの価値を比較する」ときには、あまり効果的ではありません。

現状、仮想通貨市場の投資家の大半は、時価総額の変動に従って仮想通貨を選んでいます。

しかし現在のコンセプトでは、「ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン」のような主要なコインを含む、どんなコインの公正な市場価格を見つけることは不可能です。

なぜなら、仮想通貨は従来の資産と大幅に異なる性質のものであり、従来の方法で評価することは公平ではないからです。

時価総額の操作

ピンケート氏は、現在使われている時価総額の算出手法だと、価格と時価総額の操作は難しくないと主張しています。

市場操作の例としては、「Pump and Dump」、FUD、クジラなどが挙げられます。

時価を算定するには、価格が重要な要因であるため、時価総額に影響を及ぼす可能性があります

ピンケート氏は、通貨の供給方法でどのようにして巧みに操られているかという例を挙げています。

りんご1つの価格が1ドル、一方でオレンジ10個が10ドルがかかったのに対して、どちらがより安く見えますか?

という問いを行っています。

『近づいてよく見てみると、「リンゴを1個が1ドル、オレンジ10個で10ドル」で得ることができると気付きます。』

と、彼は言いました。

つまり見え方の問題であり、1個のリンゴは1個のオレンジは同等(すなわち、1ドル)の価値であることを意味します。

時価総額の正常化

しかし、仮想通貨に関しては、提供される例ほど単純でありません。

主な理由は、すべての仮想通貨の供給が等しいというわけではないので、その分慎重を要するようになるからです。

時価総額を計算するために現在の方法を使用する大きなデメリットは、測定単位が定まっていないことです。

一方で、従来の金融市場では、株式市場などに使用されている測定単位を標準化しています。

このシステムの欠点をさらに説明するため、ドイツに拠点を置くピンケート氏は、2100万コインに1億を掛けた膨大な供給量を持つ通貨「NoSatoshicoin」があると想定しています。

そのトークンが取引を開始し、価格がわずかに上昇した場合に「0.00000001BTC」としましょう。

そうすることで、おそらく主要仮想通貨の時価総額を上回ることができ、通貨の時価総額を操作することが非常に簡単になります。

これが新しいマイナー通貨が、時価総額上位20-30位にリストされる理由です。

RealCoinCap =時価総額を決める新しい計算方法

RealCoinCapの計算方法での時価総額は、通貨の価格に正しい供給を乗じたものに等しくなります。

つまり、このようになります。

RealCoinCap(より正確な時価総額)=通貨の値段 x 正しい供給

正常供給とは何でしょうか?

2つの仮想通貨を比較するには、測定単位を定義しなければなりません。

通貨の実際の供給を得るためには、少なくとも割り切れる単位を使用する必要があります。

仮想通貨の場合には、サトシが最も小さな単位です。

定義された測定単位を使うことで「供給正常化」と呼ぶものが生成されます。

したがって、トークンの時価総額を比較するためには、測定単位としてSatoshisを用いて供給を正常化し、数式を使用する必要があります。

新しい公式に推定されたNoSatoshiCoinを適用する前に、供給単位間の関係を設定する必要があります。

ピンケート氏による内訳は、次の通りです。

  • 1 NoSatoshi 単位= 100,000,000サトシ 単位
  • 次に両側を100,000,000(ビットコイン単位)で割ります
  • 1 NoSatoshi単位/100,000,000サトシ単位= 1
ピンケート氏はさらに、NoSatoshiCoin供給量をSatoshisに乗算することで算出された結果を使用することができ、この場合、10⁸によってNoSatoshiCoinの供給を割ることを意味します」と、述べます。

時価総額と実際の時価総額を用いたトップ15通貨比較

下の画像は、RealCoinCap時価総額に基づく、通貨ランキング比較画像です。(2018/02/19時点)

CoinMarketCap画像(2018/02/19時点)

大きな違いは、RealCoinCapの方では「ADA,EOS,IOTA,Ripple,TRON」が上位に表示されず、「イーサリアムクラシック,DASH,Monero」は双方で上位にリストされている点です。

RealCoinCapは測定単位が変更されないため、より正確な時価総額を得るために適した方法と言えます。

ただしこの方法は、市場供給量の既存の計測より難しいものとなります。

興味がある方はこちらで RealCoinCapをみることができます。

An Alternative Method to Accurately Assess Different Cryptocurrencies

Feb. 17, 2018 by Pratik Makadiya

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/16 土曜日
13:45
ミャンマー軍事政府、仮想通貨詐欺に終身刑を科す法案提出
ミャンマーが仮想通貨詐欺に終身刑、詐欺を強要する暴力行為などに死刑を科す「反オンライン詐欺法案」を提出した。米国などもミャンマー詐欺拠点の取り締まりに乗り出している。
11:50
グレースケールがBNB現物ETFの目論見書を提出、米国初承認なるか
グレースケールが米国で仮想通貨BNBを対象とした現物ETFの予備目論見書を提出したことが明らかになった。ETF専門家はSECのフィードバックを受けた動きとみており、近い将来の承認申請に向けた布石との見方が出ている。
10:45
トランプ一族信託、購入した仮想通貨・半導体関連銘柄を開示
トランプ大統領一族のファミリートラストが2026年1~3月期にコインベースなどの仮想通貨関連株を購入したことが、米政府倫理局への提出書類で明らかになった。
09:45
IREN、約4800億円の転換社債発行を完了 AI・データセンター投資を本格加速
AIクラウド事業者のIRENが、総額30億ドルの転換社債発行を完了したと発表した。エヌビディアとの戦略提携を背景に、AIデータセンターへの大規模投資を加速させる方針だ。
09:25
Thorchain、約17億円相当の資産が不正流出か
THORChainは、問題が発生して取引を停止。約17億円相当の資産が不正流出したとみられ、仮想通貨ビットコインや、イーサリアムなどのブロックチェーンの資産に影響が出ているようだ。
07:56
米上院「クラリティー法」採決の壁、公職者の利益相反防ぐ「倫理条項」が焦点に
米上院銀行委員会を通過した仮想通貨市場構造法案「クラリティー法」は、本会議採決に向けて「公職者の利益相反問題」が最大の焦点となっている。民主党が厳格な規制を求める中、法案成立の行方を左右する正念場を迎えている。
07:05
JPYC EXが大型アップデート、発行上限を1回100万円に変更
国内ステーブルコイン発行企業JPYC株式会社がJPYC EXの大型アップデートを実施。発行上限ルールを1日あたりから1回あたり100万円に変更し、KakaoとLINEが統合したKaiaチェーンへの対応も新たに開始した。
06:35
21SharesのHYPE現物ETF、過去最高出来高を記録 コインベースの提携発表が呼び水に
仮想通貨ハイパーリキッド(HYPE)関連ETFへの資金流入が加速。21SharesのETFが1日810万ドルの取引高を記録し、コインベースによるUSDCサポート拡大が市場の関心を集めている。
05:55
米大手取引所ICE・CME、ハイパーリキッド規制をCFTCに要請
米ICEとCMEが、匿名取引を可能にする仮想通貨デリバティブ取引所ハイパーリキッドについて、制裁回避や価格操作リスクを理由に米CFTCへの登録を求めていることが明らかになった。
05:00
ストラテジー、転換社債を約2200億円で買い戻し 負債圧縮へ
ストラテジーが2029年満期の無利息転換社債15億ドル分を約13.8億ドルで買い戻すことを米SECへのForm 8-Kで公表した。決済は5月19日を予定し、買い戻し後も同シリーズの残高は約15億ドルが残る。
05/15 金曜日
19:33
金融庁、仮想通貨仲介業の登録説明会を開催 6月上旬施行に向け解釈明確化へ
金融庁は15日、改正資金決済法で新設される仮想通貨・ステーブルコイン仲介業の登録事前説明会を開催。施行は2026年6月上旬の見込みで、「画面遷移の有無」は媒介判定の決定要素でないとの解釈も示された。
17:25
スペースX、5月中にもIPO目論見書を公開へ ビットコイン保有が初開示か=報道
スペースXが来週にもIPO目論見書を公開する見通し。8,285BTCのビットコイン保有が初めて公式開示される見込みで、仮想通貨市場への影響も注目される。
16:13
バイナンスリサーチ、2030年に仮想通貨ユーザー30億人到達を予測 
バイナンス・リサーチが2030年に仮想通貨ユーザー30億人到達の可能性を予測。オンボーディングやAI・ソーシャル層の統合が普及拡大の鍵と分析した。
14:00
AI悪用で深刻化する北朝鮮の金融業界サイバー攻撃、2025年被害額が前年比51%増に=レポート
クラウドストライクの最新レポートで、北朝鮮関連ハッカーが2025年に約20億ドル相当の仮想通貨を金融業界から窃取と判明した。AI活用やIT工作員潜入など手口も巧妙化している。
13:25
韓国最大手銀Hana、仮想通貨取引所Upbit運営会社に1000億円超出資 持分比率6.55%に
韓国大手のハナ銀行が、Upbit運営会社Dunamuの株式228万株を6億7000万ドルで取得した。ウォン建てステーブルコインのインフラ構築でも協力する方針で、韓国伝統金融の仮想通貨分野への関与が加速。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧