はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

日本でブロックチェーン技術の企業導入を支援 「PoL Enterprise」が正式リリース

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「PoL Enterprise」が正式リリース

ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル)」を運営する株式会社techtecは25日、ブロックチェーン導入や開発をサポートするエンタープライズ向けサービスの提供を開始した。

エンタープライズ向けのサービスでは、パブリック型・コンソーシアム型両方のブロックチェーンをサポート。日本における企業のブロックチェーン活用を後押しする。

現在、日本で活用が進むブロックチェーンサービスは、コンソーシアム型チェーンが中心にあるが、パブリック型チェーンにも高い比重を置いたサポート体制を整える。

パブリックチェーンの導入に力を入れる点について、techtecの田上智裕 代表は、「ブロックチェーンそのものは手段であり、誰に向けてどんなサービスを開発するかによって使う種類が異なると考えている」と語り、B向け(企業向け)とC向け(一般消費者向け)サービスの設計では、企業が求めるニーズと適したブロックチェーンが異なると説明した。

B向けのサービスを作る場合、セキュリティ性能や汎用性、パーミッション設定などが要件として入ってきます。

一方でC向けのサービスを作る場合、トークンによるインセンティブ設計やコミュニティ形成、スケーラビリティなどが主な要件になります。

そのため、企業様がどのようなサービスを開発したいのかによって、ご提案するブロックチェーンの種類も最適なものを選択できるよう体制を整えています。

サービス立ち上げ背景

田上代表は、日本のブロックチェーン産業が海外と比較して周回遅れの状況にあると指摘する。昨年末のサンフランシスコでのカンファレンス登壇や、今年の2月に内閣官房の有識者会議(ブロックチェーンに関する関係府省庁連絡会議)に参加した中で、世界と日本の差を肌で感じたという。

日本の産業活性化の解決策では、より多くの大企業や日本経済を支える中小企業が加わることの必要性を強調した。このような企業が加わることで大きなシナジーが生まれる可能性があると信じているという。

ブロックチェーンは単体では何もできないものの、様々な産業と組み合わせることで大きな課題を解決することができると信じて、業界の技術導入を促進するサポートサービスの立ち上げました。

企業のブロックチェーンニーズ

現在6つの企業におけるブロックチェーン活用をサポートしているtechtecでは、どのような事業者からブロックチェーン活用ニーズがあったのか。

田上代表によると、事前募集の段階から様々な相談があったというが、コンテンツと教育に関するものが具体性を帯びていたという。

コンテンツの領域では、PV重視のマネタイズモデルに限界を感じているWebメディアや、成果が出にくくなっているアドテク事業者。教育については、小中学校などの教育現場からのニーズがあるという。

具体的には、テストの点数重視の評価からプロセス重視の評価に切り替えるために、ブロックチェーンによるトークンの仕組みを応用する事例などが挙がった。

田上代表が注目する世界のブロックチェーン導入領域

田上代表個人としては、世界的には分散型金融(DeFi)の潮流から目が離せまないと語る。

最近では、DeFiに対して様々な分野を組み合わせる動きがあると説明、NFTを活用したDeFi×教育の領域で活用も行われ始めているとした。

techtecでも取り組むブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル)」もその一つだ。ユーザーは、自分の興味の持つ分野の学習をすることで、インセンティブを得る設計を提供する。

学習することで得た、「PoLトークン」は、ライターコースや英語コースといった有料コンテンツにも利用することができ、自身の学習がさらなる学習機会へのアクセスに繋がる。

過去の学習履歴をNFTで管理し、クレジットスコアに代わる「ラーニングスコア」という新たな金融指標を作ることを目標としており、学習歴社会の実現に向けてブロックチェーンを活用を、「DeFi×教育」の領域で展開している。

社内勉強会を実施

PoL Enterpriseの提供開始に伴い、期間限定で社内でのブロックチェーン勉強会を無料で開催。

社内勉強会の無料申し込みは、以下のリンクまたは、メールから問い合わせすることができる。

社内勉強会の無料申し込み:リンク

メールでのお問い合わせ:info[at]techtec.co.jp

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/01 火曜日
17:40
メタプラネット、ビットコインを696 BTC追加購入
メタプラネットが696BTCを追加取得した。キャッシュ担保付きプットオプションで第1四半期に7.7億円の収益を計上し、長期的なビットコイン蓄積と安定収益を同時に狙う戦略を公開した。
15:02
オリコン調査 ビットコイン取引所満足度ランキングbitbankが首位【現物取引】
オリコン顧客満足度調査2025で暗号資産取引所を徹底比較。現物取引ではbitbankが2年連続の総合1位を獲得し、手数料・システム安定性で3年連続首位となった。GMOコインはステーキング・レンディングで高評価。6,260人の利用者の声から見る信頼性の高い取引所選びに。
14:15
エックスモバイルがWeb3参入 暗号資産モバイルサービスを今年度中に開始
マジモバ・ホリエモバに続く展開 格安携帯電話サービスを提供するMVNO「エックスモバイル」は1日、暗号資産(仮想通貨)を含むWeb3事業への本格参入を発表した。今年度中に、ブロ…
13:45
テザー、1Qに8888BTC追加購入
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第1四半期に約1,100億円相当のビットコインを追加購入。総保有量は92,647BTCとなり世界第6位のホルダーに。
13:10
イーサリアムL1の手数料収益が大幅減少 目標達成も課題浮上
仮想通貨イーサリアムのDencunアップグレード後、L1の手数料収益が大幅に低下。ガス代削減という目標は達成したものの、ETHのインフレ課題が浮上していることを解説する。
12:11
トランプ関税発表控え緊迫するビットコイン市場、ETF資金流入とマイニング課題の狭間で
4月2日のトランプ関税発表を控え、ビットコイン市場は複雑な状況に直面している。一方ではETFへの資金流入が9営業日連続で続き回復の兆しを見せる一方、マイニングコストは87,000ドルまで上昇。さらにハッシュレートは史上最高の8億5,000万TH/sを記録するという矛盾した状況だ。市場のリスク回避姿勢が強まる中、投資家とマイナーの動向から見える業界の今後を分析する。
11:25
ヘデラ関連企業ハッシュグラフ、企業向けネットワーク「HashSphere」発表
仮想通貨ヘデラ関連企業ハッシュグラフは、プライベートな許可型ネットワークHashSphereを発表。開発目的や想定するユースケース、今後の開発計画が明らかになった。
11:00
米上院議員、退職金での仮想通貨投資を可能にする『金融自由法案』を提出
米国のトミー・タバービル上院議員が退職金プランでの仮想通貨投資を許可する金融自由法案を提出。旧バイデン政権の規制に対抗し、トランプ大統領の仮想通貨支持政策を後押しする内容に。
10:10
REDXがBingXへの上場発表 モバイルサービス「REDX MOBILE」でユーティリティ拡張へ
ブロックチェーン×エンターテインメントを融合させたWeb3プロジェクト「REDX(レッドエックス)」は、2025年4月1日より、トークン還元型の次世代モバイルサービス「REDX…
10:00
トランプ大統領の仮想通貨活動に共和党内から異例の苦言
米下院金融サービス委員会のヒル委員長が、トランプ大統領の仮想通貨事業がステーブルコイン規制議論を複雑化させていると発言した。民主党からの批判を招いていることが背景だ。
08:40
トランプ家、ビットコインマイニング事業参入 Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立
Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立 米国の上場企業Hut 8(ハット・エイト)は、ドナルド・トランプ大統領の息子エリック・トランプ氏とドナルド・トラ…
08:01
ブラジル金融当局、主要年金基金の仮想通貨投資を全面禁止
ブラジル国家通貨評議会が年金事業体による仮想通貨投資を禁止。高リスクを理由に規制強化する一方、英国のカートライト社や米国複数州の年金基金はビットコイン投資を進めており、国際的な規制姿勢の違いが鮮明に。
07:30
ブラックロックCEOが見解、ビットコインが米ドルの支配的地位を奪うリスク
ブラックロックのCEOは、米国の債務が増加している現状に警鐘を鳴らし、債務を制御できなくなれば、ドルの準備通貨の地位が仮想通貨ビットコインのようなデジタル資産に奪われるリスクがあると指摘した。
07:00
ビットコイン、S&P500との相関性低下か クジラ数は3ヶ月ぶりの高水準
仮想通貨ビットコインはS&P500が下落する中でプラス推移し相関性の低下を示唆。1,000BTC以上保有のクジラウォレットは3月から11増加し1,991に到達。Cryptoquantアナリストは2020年の強気相場と類似したパターンを指摘した。
06:30
2880億円規模のビットコイン買い増し、ストラテジー社
米ストラテジー社は3月31日、22,048の仮想通貨ビットコインをさらに追加購入したことを公表した。今回の購入規模は2880億円相当のもので、このニュースが好感されビットコイン市場は一時83,757ドルまで反発。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧