WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ハッキングの脅威:他人のスマホでモネロ強制マイニングの手口

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

狙われるスマートフォン
サイバーセキュリティ会社Avastは、インターネット接続デバイス(防犯カメラやスマートフォン)がハッキングを受け、仮想通貨を不正にマイニングする道具に変えられてしまう危険性を実演によって証明しました。
サイバーセキュリティ会社の調査結果
Avastの調査によると、4日間に1,000ドル相当の仮想通貨をマイニングするためには、15,000以上のIT接続デバイスがハックされる必要があるとのことです。
モネロ(XMR)の強制マイニング
IOTデバイスが攻撃された場合、計算力の全てを「モネロのマイニング」に使われる危険性があります。なぜモネロが悪用されるのかは記事内で解説しています。

犯罪に悪用される仮想通貨マイニング

セキュリティが比較的脆弱なインターネット接続デバイス(スマートフォンや防犯カメラ)がプロのハッカーに狙われることで、気付かぬうちに”犯罪者の仮想通貨をマイニングするための道具”に変えられてしまう危険性が、サイバーセキュリティ会社に指摘されています。

チェコ共和国に拠点をおく「Avast」は、水曜日にスペインのバルセロナで開催されたモバイル・ワールド・コングレスにて、ハッキングのデモプレイを行いました。

実演では、仮想通貨マイニングソフトウェアに動力を供給するネットワーク上で、複数のデバイスを実際に稼働させてみせたのです。

マイニングとは

マイニングとは、高性能コンピュータを用いて複雑な数理問題を解くことで、仮想通貨ネットワークの取引を検証、その対価として報酬を得る仕組みのことを指します。

ビットコインのマイニング競争は日増しに激化しており、もはや超高速コンピューターが不可欠な時代ですが、Radeon RX VEGAの最適化によって低消費電力でマイニング可能な「モネロ(XMR)」であれば、日常で使用されるインターネット接続デバイスのネットワークを用いてマイニングすることも可能です。

CoinPostの関連記事

仮想通貨 モネロ(Monero)とは?
リング署名により取引履歴のトラッキングが困難な匿名通貨 ミキシングと同等の効果を得られる技術によって取引に...

Avastは、ハックしたネットワークに目標とする”15,000ものデバイス”を集めることはできませんでしたが、行った実験によると4日間に1,000ドル(約105,000円)相当の仮想通貨をマイニングするには、相応のインターネットデバイスが必要になることが証明されました。

想定されているアタックでは、ハッカーは手始めにデバイスのネットワークを乗っ取り、それらのデバイスの計算力を合わせることで、モネロをマイニングします。

1,000ドルという金額自体だけ聞くと大した利益に聞こえないかもしれませんが、潜在的な攻撃対象数を考えると、軽視することはできないでしょう。

サイバーセキュリティ会社のリサーチ結果

調査会社「Gartner」社のリサーチによると、2020年には、全世界のインターネット接続デバイス数が200億以上に上る可能性があり、攻撃対象は拡大の一途を辿ると想定されています。

尚、2017年には、推定84億のITデバイスが存在しているとされています。

Avastの最高技術責任者である「Ondrej Vlcek」氏は、アメリカのニュース専門放送局「CNBC」に対し、『オンライン上のITデバイスが至る所にあることと、それらのセキュリティに関する脆弱性から、ハッカーの標的として魅力的だ。』と述べています。

IOT(モノのインターネット)デバイスを悪用した仮想通貨の強制マイニング、およびハッキングは、年々上昇傾向にあります。

実際2016年には、ITデバイスへの大規模な攻撃が発生、大勢のアメリカ人のインターネットアクセスが遮断される事件がありました。

海外のサイバーセキュリティ専門家によれば、北朝鮮政府の支援を受けたとされるハッカー集団が暗躍、モネロをマイニングするために「ITデバイスの大規模なハック作戦」を実行していると見られています。

モネロは、最も匿名性の高いデジタルコインとして利便性に優れる反面、その匿名性の高さから”犯罪に悪用されやすい仮想通貨”として、汚名を着せられているのが実情です。

本記事で話題になったモネロ(XMR)など、時価総額TOP50に入る人気通貨の特徴と解説は、以下のリンクを参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨時価総額ランキングTOP50|将来性と最新ニュースを徹底解説
ビットコイン、リップル、モナコインなど仮想通貨(暗号通貨)の「仮想通貨時価総額ランキングTOP50」です。通貨の特徴などポイント解説、前週比の相場変動まで一覧表で掲載。最新の海外ニュースや2017年仮想通貨ランキングもあるので、将来性の確認や参考投資情報としてお役立て下さい。
北朝鮮が資金調達目的でビットコイン取引所をハッキング攻撃
軍資金調達の企てとして、金正恩率いる北朝鮮ハッカーはビットコイン取引所を新たにターゲットとしています。近年の北朝鮮への経済的制裁や、ビットコイン需要増大を踏まえると、北朝鮮の仮想通貨ハック攻撃は今後も増加するでしょう。

15,000 internet-connected devices could be hacked to mine $1,000 of cryptocurrency in 4 days

Feb. 28, 2018 by Arjun Kharpal

参考記事はこちらから
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/01 木曜日
17:41
ビットコイン短期保有者の含み益、13.7%に縮小=アナリスト
ビットコインの短期保有者の平均含み益は13.7%となり、前週の15.4%から縮小した。取得単価(実現価格)は7.37万ドルに上昇した。BTC価格は8.37万ドルで、取得単価を約14%上回る。長期保有者の取得単価は4.88万ドルに低下した。
16:30
SBIグループ、ビットバンクの完全子会社化を完了
暗号資産取引所ビットバンクは10月1日、SBIホールディングスによる完全子会社化が完了したと発表した。MIXIとセレスからの自己株式取得で一連の取引を終えた。廣末紀之CEOは続投し、SBI VCトレードの近藤智彦社長が取締役に就く。
15:41
ビットコイン現物需要なお弱く ETFは9月下旬から2.8万BTC増=アナリスト
ビットコインの見かけの需要はマイナス11.25万BTCで、依然として弱い。9月20日から約9.5万BTC改善し、その間にETFが約2.8万BTCを積み増した。CryptoQuantのアナリストDarkfost氏は、需要を探る下落が起きる可能性に言及した。
15:04
ソラナ・カンパニー、約24億円を調達 自社株買いやSOL取得に充当
ソラナ(SOL)を保有する米上場企業ソラナ・カンパニーが、機関投資家1社から約1,500万ドル(約24億円)を調達する。発行価格は1株あたり純資産価値(NAV)を5%上回る水準。資金は自社株買いのほか、株主にとって魅力的と判断すればSOLの追加取得にも充てる。
14:06
ビットコイン政策研究所、MSCIの指数除外案に撤回要求
米ビットコイン政策研究所は、MSCIが8月に示した「非事業会社」の指数除外案について撤回を求めるレポートを公表した。「事業資産」の定義が曖昧で、ビットコインを保有するトレジャリー企業が標的になっていると指摘する。
13:30
仮想通貨投資商品に年初来最大の週間流入、約5600億円=コインシェアーズ
コインシェアーズは、先週の世界の仮想通貨投資商品への流入額が35.5億ドルと年初来最大になったと報告した。ビットコインが牽引し、地域別では米国からの資金が大半を占めた。
11:55
エルサルバドルでステーブルコイン送金アプリ始動、ビットコイン局は報道に反論
エルサルバドルとモドヴェオンは、ステーブルコインを活用した送金もできるSivarをローンチしたことを発表。一方、ビットコイン・オフィスは、政府は仮想通貨やステーブルコインのウォレットを運営する計画はないと述べている。
11:25
米CFTC、予測市場イベント契約めぐる規則2件をホワイトハウスに提出
米CFTCは、予測市場のイベント契約を「スワップ」に含める提案規則とカジノ型ギャンブル商品を除外する規則の2件をOIRAに提出。州との管轄争いが背景にある。
10:57
メタマスク、セキュリティ事案でバリデーターの予防的退出を開始
メタマスクは9月30日、インフラの一部に影響するセキュリティインシデントに対応中と公表した。予防措置としてステーキング事業で影響を受けたバリデーターを退出させる。Lidoによると、同プロトコル上の退出は10月7日までに完了する見込み。
10:00
ビットワイズCIO、クラリティー法案頓挫は追い風 SECの迅速対応を評価
ビットワイズのホーガンCIOは、米上院でクラリティー法案が頓挫した後もビットコインなど仮想通貨相場が上昇した理由を分析。ステーブルコインや取引所、トークン化、収益型トークンの4分野を恩恵先に挙げ、SECの迅速な規制対応を評価した。
09:15
ステーブルコインOUSDがローンチ、イーサリアムなど4チェーンで発行可能に
オープンスタンダードが提供する企業コンソーシアム型の米ドルステーブルコインOUSDがローンチ。発行可能なブロックチェーンや参加企業の役割が明らかになった。
09/30 水曜日
17:27
ビットバンク、JADAT全株式を三井住友信託銀行に譲渡へ
仮想通貨取引所のビットバンクは9月25日、デジタルアセット特化の信託会社設立準備会社JADATの全株式を三井住友信託銀行に譲渡すると発表した。2022年に両社が合意した共同構想は、三井住友トラストグループ傘下で進むことになる。
16:48
HSBC、香港ドル建てステーブルコイン「HSBC RedCoin」を年内提供へ
HSBC香港は30日、香港ドル建てステーブルコインの名称を「HSBC RedCoin」と発表した。4月に取得したHKMAのライセンスに基づき、PayMeと同行アプリで2026年後半に提供を始める。個人間送金から始め、法人向けへ広げる計画だ。
15:27
財務省、国債のオンチェーン即時決済に関する研究会 10月8日初開催=報道
財務省は9月30日、国債取引の即時決済を念頭に「オンチェーン対応に関する研究会」を立ち上げると発表した。東大・早大の研究者らで構成し、日銀・金融庁も交えて、翌営業日決済の現行慣行と比べたメリットとデメリットを整理する。
15:01
KDDIら、au PAYアプリで暗号資産ウォレット提供開始
KDDIなど3社は30日、au PAYアプリ上で使える暗号資産ウォレット「αU wallet」の提供を開始した。PontaポイントでETHやJPYCに交換でき、au PAY残高へのチャージにも対応する。HashPort吉田CEOが取材に応じた。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧