はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 比較 WebX
CoinPostで今最も読まれています

グレースケール、ビットコイン投資信託の普及活動を実施

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン投資信託を宣伝

米大手投資企業グレースケールが財務顧問向けのウェビナーを開催し、ビットコインを含む仮想通貨への投資の利点を紹介した。財務顧問に仮想通貨投資のメリットを教え、財務顧問が投資家にそのアドバイスができるようになることが目的で、ビットコイン投資信託の普及にも繋げたい考えだ。

ウェビナーで行ったグレースケールの顧客ターゲット層やGBTCプレミアムの仕組み、資産としてのビットコインについて、本記事で紹介する。

グレースケールのターゲット層

グレースケールによると仮想通貨投資信託の商品は主に機関投資家、大口投資家をターゲットにしたもので、ヘッジファンドが主なクライアントにあるという。一方、GBTCは大口を含む一般投資家も視野に入れていきたいとして、ブーマー世代やX世代の2世代にもリーチできる商品にする目標も掲げた。

大手ブローカーCharles Schwabのデータによると、ミレニアル世代(26〜40歳)の株投資においてGBTCは5位でディズニーやNetflix、マイクロソフトの株より人気だ。

一方、ブーマー世代(56〜76歳)やX世代(41歳〜55歳)のトップ投資選択肢にGBTCが入っておらず、主にアップルやアマゾン、フェイスブック、テスラなどの大手企業の株に資金が集中している。GBTCは、世代間の富の中心にあるこれらの2世代にもリーチしていく戦略を考えているという。

出典:グレースケール

ビットコインは「無形」

次に、ビットコインがゴールドやシルバーなどのコモディティと異なり、物理的な形を持たないことについても話した。

ビットコインを物理的に例える話を聞くが、それは間違いで、ビットコインは無形だ。テクノロジーとして理解する必要がある。

財務顧問がクライアントにビットコインの投資を説明するときに、注意すべき点については、「ビットコインを貝殻(古代のお金)と思っても構わないが、仮にクライアントがコインベースでビットコインを買った場合、なぜそれが長期的富につながるかアドバイスできることが最も重要だ」とコメントした。

GBTCのプレミアム

GBTCのプレミアム(原資産との価格乖離)についても、財務顧問に説明が行なわれた。

GBTCのプレミアムは、原資産のビットコインから発行されたGBTC株とセカンダリー市場で取引されているGBTCの価格との差で、執筆時では取引されているGBTCの価格は純資産総額(発行時価格)より+21.68%高くなっている。

グレイスケールは、機関投資家が利用する場合、そのプレミアムを稼ぐ手段があると紹介。機関投資家は直接所持するビットコインをグレースケールに預け、プレミアムのつかない純資産総額でGBTC株を取得できるため、所定のロックアップ期間後にセカンダリー市場で売却すれば、プレミアムを得ることができるとした。大口投資家による裁定取引の方法の1つになっているという。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
17:45
2026年2月17日(火)、「Digital Space Conference 2026」開催決定
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:北尾 吉孝、以下「当連盟」)は、2025 年 2 月 17 日(火)に、大規模カンファレンスイベント「 Di…
16:49
MUFGグループ、トークン化MMFの商品化へ Progmatと協業開始
2026年に機関投資家向け提供を目指す 三菱UFJアセットマネジメント、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行の3社は4日、Progmat(プログマ)との協業を…
16:49
FRB利下げと流動性回復、2026年の仮想通貨市場の追い風か=Delphi Digitalレポート
仮想通貨リサーチ企業Delphi Digitalは、FRBの利下げ継続とQT終了、TGA取り崩し、RRP枯渇により、2026年に仮想通貨市場にとって追い風となる流動性環境が生まれると分析。ビットコインやイーサリアムなどデジタル資産に有利との見方を示した。
15:09
ランボルギーニとレジャー、限定ウォレット発表 「いつランボ買える」ミームに呼応
仮想通貨ハードウェアウォレット大手レジャーとイタリア高級車ランボルギーニが提携し、限定版「Ledger Stax」を2026年初頭に発売。フェラーリやポルシェなど高級ブランドのWeb3参入が加速する中、24万人超の仮想通貨ミリオネア増加が背景に。
13:25
米コネチカット州がロビンフッドなど3社に停止命令、無免許でスポーツ賭博提供と主張
コネチカット州消費者保護局がロビンフッド、クリプトドットコム、カルシに無免許オンライン賭博運営の停止命令を発行した。3社は州法に違反してスポーツ賭博を提供しており、利用者の資金や情報にリスクをもたらしているという。
12:26
チャールズ・シュワブ、2026年前半に仮想通貨取引開始へ 既存取引所に手数料圧力か
米大手証券チャールズ・シュワブが2026年前半にビットコインとイーサリアムのスポット取引を開始。低手数料戦略で既存取引所に圧力か。バンガードやバンク・オブ・アメリカも参入し、ウォール街で仮想通貨の主流化が加速。
11:15
メタマスク、最大1万ドルの損失を補償する「トランザクション・シールド」開始 
仮想通貨ウォレット「メタマスク」が有料補償サービス「トランザクション・シールド」を開始。対象となる取引について月額9.99ドルで最大1万ドルの損失を補償する。
11:02
NTT Digital、仮想通貨ソラナのバリデータを運用開始
NTTドコモグループのNTT DigitalがSolanaバリデータ運用を開始。Dawn Labsが技術支援を担う。国内ではモブキャストHDもソラナ財団認定を取得するなど、企業参入が加速している。
10:45
三井物産デジタルAM、デジタル証券ファンドを早期償還
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券ファンド「日本橋・人形町」を早期償還し、当初予想3.0%を上回る年5.0%の利回りを達成。累計利益分配金は25億円を突破した。
10:30
「バイナンス・ジュニア」、キッズ向け仮想通貨口座導入 安全性に関する議論も
バイナンスが6~17歳向けの仮想通貨プログラム「バイナンス・ジュニア」を開始した。親の監督下でシンプルアーンによる資産運用などが可能となる。
10:26
イーサリアム保有企業購入量、ピークから80%急減 ビットワイズが指摘
ビットワイズの報告によると、イーサリアム保有企業の11月購入量は8月比81%減の37万ETHに急減。一方、ビットマイン社は12月に1.5億ドル相当を追加購入し、フサカアップグレードへの期待を示した。
10:00
スターテイルとソニーのソニューム、ステーブルコイン「USDSC」をローンチ
スターテイルは3日にソニーグループと共同で開発・運営するブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」において、米ドルステーブルコイン「Startale USD(USDSC)」と報酬システム「STAR Points」をローンチしたことを発表した。
09:45
ビットコインが1万ドル反発、イーサリアム「フサカアップデート」好感で10万ドル視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは反発の勢いを強めている。ETHの「フサカ・アップデート」を好材料とし、2日に付けた8万3,000ドル台から1万ドルの上昇を見せた。
08:55
米SECが仮想通貨含む高レバレッジETFを阻止、3倍・5倍商品の審査停止を通告
米SECが株式や仮想通貨の日次リターンを3倍・5倍に増幅するETFの審査を停止した。プロシェアーズは3倍レバレッジ仮想通貨商品を含む複数の申請を取り下げている。
08:02
アンソロピックが来年IPO検討か、評価額3000億ドル超目指す=報道
AI企業アンソロピックが早ければ来年にもIPOを検討している。マイクロソフトとエヌビディアから合計150億ドルの出資確約を得ており、オープンAIと上場を競う。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧