はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ビットコイン:これまでに行われたフォークは約70回にも及ぶ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

60以上にも及ぶビットコインのフォークコイン
フォークコインをまとめたサイトforkdrop.ioによれば、現在69のビットコインのフォークが確認されていますが、そのうち取引所での取引が可能であるのはわずか10種類ほどです。また、その10種類のフォークコインすべてを合わせても、0.12BTCほどの価値しかもちません。
フォークコインの価値とは
Forkgenといったツールを利用する事で、現在誰でもビットコインのフォークコインを作成する事ができます。これまでにも多くの投資家、マイナーがフォークコインを作成しましたが、その多くが無価値のまま電子の海に埋もれています。

ビットコインのフォークコインは、2017年8月のハードフォークによりビットコインキャッシュが始動したことを契機に増え始め、今では多くの人が認知している事でしょう。

フォークコインをまとめたサイトであるforkdrop.ioによると、今では69に及ぶビットコインのフォークコインが存在しており、また同サイトではアルトコインのフォークコインも18種類リストされています。

ビットコイン、モネロ、イーサリアム、ライトコインの保有者は、80以上にも及ぶフォークコインを無料で受け取る権利を持っています。

しかし、これらのフォークコインを受け取る価値があるかどうかについては、また別の問題です。

フォークコインの現状

ビットコインキャッシュが誕生して以来、フォークコインの質や価値が低下していることはよく知られている事でしょう。

今までに、フォークによって何種類のコインが誕生したのか、その全てを把握することはできません。

例えば、ビットコインではBitcoin CoralやBitcoin Sudo、Bitcoin Starといった有象無象のハードフォークコインがリリースされています。

しかし、これらのコインが今後どう使われ、価値をつけていくのかは全くわかりません。

ビットコインのフォークコインはforkdrop.ioで閲覧することができますが、これらのコインの多くは取引所へ上場していません

CoinPostの参考記事
ビットコインハードフォーク通貨比較/BTCとの違い
11月,12月にビットコインからのハードフォークが多くある状況の中、各通貨それぞれにビットコインにはない特徴を活かした性能を入れて発表しています。

フォークコインの価値

4/14現在、69種類存在するビットコインフォークのうち10種類のみが取引所で取引を行う事ができます。

これらのフォークコインを合計しても、その価格は0.12 BTC(941ドル)ほどです。

ビットコインキャッシュを除くと、その合計額はわずか0.026 BTC(206ドル)であり、フォークコインはほとんど価値がないと言えます。

BTCを多く保有するものが、フォークコインを得るために送受金を繰り返すことで、第三者に秘密鍵を晒すリスクを負うことを考えると、BTC価格の2.5%にすら満たないフォークコインを求めることにはあまり価値がないと考えられます。

また、アルトコインがフォークする場合についても、その利益はビットコインと同様に乏しいものです。

Forkdrop.ioでは18種類のアルトコインフォークがリストされていますが、そのほぼ全てが元コードをクローンし、新たな特徴を付け加えています。

例えば、VergeはDogecoinからフォークを行うことで作られたコインですが、Dogecoinの保有者に1:1の比率では与えられませんでした。

CoinPostの参考記事
仮想通貨Verge(XVG)が何故次世代通貨として注目されているのか?
仮想通貨Verge(XVG)は年初から約129000倍を記録しており、市場の期待感が伺えます。ビットコインが取引に様々な問題を抱えていることで、次世代アルトコインに注目が集まっています。

また、forkdrop.ioにリストされているアルトコインフォークのうち、6種類がイーサリアム、3種類がライトコイン、6種類がモネロのフォークコインです。

これらのうち、現在トレードが可能であるのは3種類だけであり、それらを合わせてもわずか20ドルにしか及びません。

無料で発行できるフォークコイン

ビットコインのフォークは簡単に行う事ができます。

例えば、Forkgenのようなツールを利用する事で、ハードフォークをすべて自分自身で行う事ができます

このツールを利用する事で、誰でも単純なプロセスを進めるだけでハードフォークコインを作成する事ができます。

このようなツールを利用し、ビットコインのマイナー、大口投資家らがフォークを行なったことが確認されていますが、フォークにより新たな価値が生まれるわけではなく、あくまでハードフォークは新たな仮想通貨の始まりであることを心に留めて置かなければいけません。

ビットコイン開発者として知られるJimmy Songは、ビットコインのもつ本来の性質について、以下のように発言しています。

ビットコインは、中央集権的な法定通貨とは異なり、マーケット主導で、不変性を兼ね備え、常に変化を続けています。これらは価値の貯蔵という特性を持ち、ビットコインは他のトークンにはないユーティリティを維持しています。

また、最近誕生したビットコインのフォークコインにBitcocin Private(BTCP)があります。

このフォークコインは他のコインと異なり、ZclassicとBitcoinから同時にフォークが行われました。

BTCPは80ドル付近からトレードが開始されましたが、その後1/4まで価格を下げました。

フォークコインは多くの投資家の注目を集めていますが、これまでのところ、その多くが無価値なものであると言わざるを得ません。

CoinPostの参考記事
仮想通貨の価格が上昇する要因5選
仮想通貨の価格が上昇する要因、理由として、上場、エアードロップ、フォーク、バーン、パートナーシップ提携などがありますが、それぞれどういった形で上がっていくかを掲載しています。

Bitcoin Has Now Forked Almost 70 Times

15 April, 2018 by Kai Sedgwick

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧