はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

メキシコの大富豪、ビットコイン支持表明 「#Bitcoin」をプロフィールに追加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ツイッターのプロフィールでビットコイン支持

メキシコの大富豪Ricardo Salinas Pliego氏がツイッターの自己紹介欄に「#Bitcoin」というハッシュタグを追加したことが分かった。暗号資産(仮想通貨)ビットコイン支持を改めて表明した格好だ。

Pliego氏は、メキシコの大手放送局であるTV Elektraと家電・電子機器小売業Grupo Elektraから成る、Grupo Salinasの創設者兼社長だ。

メキシコで3番目に裕福な人物とされており、フォーブスによれば純資産は132億ドル(約1.3兆円)で、世界の長者番付で106番目に位置する。

ハッシュタグ追加を受けて、業界では、仮想通貨取引所OKExのJay Hao CEOが「ビットコインのコミュニティにようこそ」とツイートするなど、Pliego氏を歓迎する声が多くあがっている。

Pliego氏は、昨年11月のツイートで、保有する運用資産の内、10%をビットコインで保有していることを明かしていた。この際にはビットコインについての名著「The Bitcoin Standard」から「ビットコインは、政府から市民を保護し得る」という言葉を引用している。

Pliego氏はビットコインの初期投資家でもある。最初にビットコインを購入したのは、2013年(ビットコイン200ドル)。その後、価格が17,000ドルまで高騰した2017年に一時的に売却していた。仮想通貨は、Pliego氏にとって「史上最高の投資」で、新たに購入した保有分は、今後5年間に渡って売却する予定はないとしている。

メキシコで仮想通貨の利用進む

Pliego氏がビットコインは「政府から市民を保護し得る」と呟いた理由としては、メキシコ政府の信用力が低いこともありそうだ。一部の資産家の間では、保有資産を自国から海外へ逃がす事例もみられる。

メキシコは経済の先行きが不透明で法定通貨ペソが不安定であり、多くのメキシコ人が資産を保護するために米ドルを使用している。また、メキシコでは銀行口座を持たない人々が多い。こうした背景により仮想通貨を活用する人々が増えているところだ。

メキシコの大手仮想通貨取引所BitsoのDaniel Vogel CEOは、リップル社との対話で次のように語っている。

ラテンアメリカでは、(仮想通貨の)実際のユースケースを構築する機会がすぐにあるだろう。金融機関への信頼は失われており、それらへのアクセスも非常に制限されていることで、仮想通貨関連の金融サービスや商品に対するニーズが非常に高いためだ。

Bitsoはリップル社の提供するオンデマンド流動性(ODL)も利用している。ブリッジ通貨であるXRPがメキシコペソと米ドル間の変換を仲介しており、Bitsoでは米国からメキシコへの送金について10%近くをODLで処理しているという。

関連メキシコ大手取引所Bitso、仮想通貨XRP(リップル)のODL送金高が続伸

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
05:40
米SEC委員長が仮想通貨向け「イノベーション免除」導入へ、資金調達環境の改善を重視
米SECのアトキンス委員長が仮想通貨セクター向けの「イノベーション免除」導入を表明した。新たな法律を待たずにイノベーションを促進する方針で、2005年以降改革されていない開示規制の包括的見直しも発表した。
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
18:00
イーサリアムの買い方|初心者向け取引所比較とリスク・税金まで解説
米国初のビットコインETF承認の影響でBTC価格が過去最高値を更新し、仮想通貨投資による資産運用の注目度が急上昇しています。本記事では初心者向けに高騰するイーサリアム(ETH)の買い方、アルトコイン投資のメリットやデメリット、リスクなどを解説しています。
17:42
FRBが3年半にわたる量的引き締め(QT)終了、仮想通貨市場に流動性改善の可能性
米FRBが12月1日、3年半にわたる量的引き締め(QT)を終了した。約2.4兆ドル規模の資産縮小後、仮想通貨市場への流動性改善が期待される。2019年QT終了時はビットコインが短期下落後に上昇した経緯があるが、専門家は政策効果の遅延やインフレ動向など不確実性に慎重な見方も示している。
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
12:00
ソラナ(SOL)のおすすめ取引所|将来性・買い方・リスクも総まとめ
トランプ新政権で今後のソラナ(SOL)の価格分析。買い方やおすすめ取引所、投資の注意点を初心者にもわかりやすく解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧