はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マスターカードも仮想通貨決済へ本格参入 年内にも対応開始へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マスターカードの本格参入

大手金融企業マスターカード社が年内に仮想通貨での直接決済に対応する計画を発表した。

米国時間10日に公開した公式ブログでマスターカードは、「仮想通貨の支持派でも、懐疑派でも、デジタル資産が決済領域の重要なパーツになりつつあることは否定できない」とデジタル通貨決済に対応する判断についてコメント。「我々は仮想通貨と決済の将来に向けて準備を整えており、今年中にマスターカードのネットワークで仮想通貨に直接対応する」と発表した。

ブログではどの銘柄に対応するか具体的には取り上げていないが、Coindeskが情報筋として報じた内容によると、マスターカードは2019年に発表した基準「Principles for Blockchain Partnerships」を下に、安定性や消費者保護、規制コンプライアンスなどで対応できる仮想通貨銘柄を審査するという。基準を発表した当時は、2,600もの銘柄が基準を満たしていないとしていた(2021年現在の状況は不明)。

一方、仮想通貨に対する取扱いのヒントとなっているのが、同社の「ブロックチェーンとデジタル資産のエグゼクティブVP」を務めるRaj Dhamodharan氏のコメントだ。「一部のステーブルコインは以前より規制されているが、数百以上多くの仮想通貨銘柄は依然としてコンプライアンスの強化が必要であると考えており、我々の条件を満たしていない。…現時点ではセキュリティと信頼性を提供できるステーブルコインに対応すると考えている」とコメントした。

なお、今回マスターカードの発表で注目すべき点は、「直接対応する」という点だ。これまで、マスターカードやVISAといった大手決済会社は、さまざまな仮想通貨関連企業と提携し、仮想通貨デビットカードを発行してきたが、あくまでもカード会社の決済インフラの提供に留まっていた。

仮想通貨を現金に変える形で、店舗は最終的に現金を受け取る仕組みを整えてきたが、今回は仮想通貨の決済を直に対応する。店舗は、仮想通貨でも受け取りが可能になる。

マスターカードは、「仮想通貨の利用を推薦するわけではないが、消費者や店舗、ビジネスがデジタル価値を転送できる選択肢を可能にしたい」と説明している。

マスターカードの他、同じ大手のVISAは先日、従来の銀行がビットコインなどのデジタル資産の売買サービスを提供できる仕組みを用意していることを発表した。VISAやマスターカードのようなグローバル大手が仮想通貨関連サービスを展開していけば、その認知度や普及率は大幅に改善されることが可能になるとみられる。

関連:ビットコインの高騰理由を解説、加速する資金流入に「3つの要因」

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/08 土曜日
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。
05:35
リップルのロング社長、IPOの予定なしと再度表明
リップル社のモニカ・ロング社長が株式公開の計画はないと再び明言した。同社は企業価値400億ドルで5億ドルの資金調達を完了し、十分な資本があると説明している。
11/07 金曜日
18:34
金融審議会・第5回会合、暗号資産レンディングの規制強化について議論 金商法適用案も
金融庁は7日の第5回金融審議会で、暗号資産レンディング事業を金商法の規制対象とする方針を示した。年利10%台のサービスで利用者がリスクを負う一方、事業者に管理義務がない点が問題視された。
18:16
米証券大手チャールズ・シュワブ、2026年に仮想通貨取引開始へ
米証券大手チャールズ・シュワブが2026年上半期にビットコインとイーサリアムの現物取引を開始。顧客資産約1800兆円を持つ同社の参入で仮想通貨市場の主流化が加速へ。
18:00
Polymarket(ポリマーケット)とは?仕組みや将来性をわかりやすく解説
Polymarket(ポリマーケット)とは、未来の確率をUSDCで売買する分散型予測市場。米大統領選で注目を集め、Google Financeにも統合。仕組み、特徴、課題、今後の展望をわかりやすく解説。
16:18
ロビンフッド幹部、ビットコイン財務戦略は「検討中」
米ロビンフッドがビットコイン財務戦略導入を検討。第3四半期の仮想通貨収益は300%超急増の約413億円を記録。上場企業のBTC保有トレンドが加速する可能性。
14:05
著名投資家ダリオ、FRBの量的緩和再開はバブル加速への引き金 更なるインフレリスクを警告
ブリッジウォーター創設者レイ・ダリオ氏が、FRBの量的緩和再開は従来と異なり「バブルへの刺激」になると警告している。現在の状況下でのQE拡大は、実質金利の低下や株価収益率の上昇につながり、テック/AI/グロース株や、金などの価格を押し上げる可能性がある。
13:35
ビットワイズ、ドージコインETFの20日以内上場を目指す動き=ETF専門家
ビットワイズがドージコインETFで「8(a)手続き」を採用。ブルームバーグアナリストによると、11月6日の予備目論見書提出から20日後の11月26日頃に自動承認される可能性。SECの介入がなければ上場実現へ。
13:10
サークルとコインベース、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」施行で重要な提言
サークル社とコインベースが米財務省にジーニアス法施行に関する提言を提出した。ステーブルコインの公平な競争条件の確保や利回りをめぐる過剰規制の回避などを求めている。
13:01
日本3メガバンク共同でステーブルコイン発行へ、金融庁が「FinTech実証実験ハブ・決済高度化プロジェクト」を支援 
金融庁が決済分野に特化したプロジェクトを新設し、みずほ・三菱UFJ・三井住友の3メガバンクによる共同ステーブルコイン発行を初の支援案件として承認した。信託型の枠組みで100万円の送金上限が撤廃され、円建てに加え米ドル建ても視野に。片山財務相も支援を表明し、国を挙げた金融イノベーション推進が本格始動する。
11:41
仮想通貨市場の投資家心理は最低水準、10万ドル節目の攻防続く
ビットコインが6月以来初めて10万ドルを割り込み、10月高値から20%超の急落。長期保有者による416億ドルの大量売却と、ETFからの9億ドル流出で市場は動揺している。個人投資家のセンチメントは過去最悪レベルに落ち込む一方、Bitwise幹部は機関投資家の投資意欲は旺盛で、年末の最高値更新もあり得ると指摘した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧