はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「機関投資家のイーサリアム投資熱はかつてない規模に」英仮想通貨投資企業=米FOX

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

機関投資家のETH関心度

機関投資家は、時価総額2位の暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)に大きな関心を寄せ始めた。英大手仮想通貨投資企業CoinSharesのMeltem Demirors首席投資責任者が、先週米FOXビジネスの番組で語った。

CoinSharesは、機関投資家向けの商品を販売するだけでなく、機関投資家の投資状況もリサーチしている。番組で、Demirors氏は機関投資家によるイーサリアムへの資金流入は、「かつてない規模まで膨らみ始めている」と明かした。

自社の仮想通貨投資状況について、「先週では、顧客の80%の新規資金(約185億円)がイーサリアムの投資商品に流入していた」と話した。CoinSharesは現在、ビットコインなどの銘柄に合わせて計4,000億円の顧客資産を運用している。

また、イーサリアムへの投資に関して、顧客がビットコインのリスクを分散するために、長期的価値が見込める銘柄をポートフォリオに組み入れていると説明した。

関連:イーサリアム3年ぶりの過去最高値更新、高騰要因に4つの理由

CME先物が呼び水に

機関投資家によるイーサリアム投資の需要急増は、米大手デリバティブ取引所CMEが今月8日にイーサリアムの先物をローンチしたことが背景の1つにある。CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のイーサリアム先物は、取引開始初日に、約34億円(3,300万ドル)もの出来高を記録。同社CEOは、初日の出来高としては「活況」と形容した。

ビットコイン先物が2017年の12月にローンチされた時も、機関投資家が現物を保有せずに仮想通貨市場にエクスポージャーできることなどから、市場規模拡大にあたり重要視された。

イーサリアムは、米SECやCFTCに商品(コモディティ)とみなされているため、コンプライアンスに比重を置く機関投資家にとっても、イーサリアム先物の解禁は、ETHの間接投資の「ゴーサイン」となったものと見られる。

Arcane Researchが公開した最新の取引データによると、CMEイーサリアム先物のOI(建玉)は13日付けでは58億円に及ぶという。初日の20億円OIから大幅に増加した格好だ。

次世代チェーンの思惑も

イーサリアム2.0という次世代ブロックチェーンへの期待感も、市場の関心を引き上げている。

イーサリアム2.0は順次アップデートされるもので道半ばであるものの、ステーキング機能にあたるデポジットコントラクトには、すでに約5,700億円に相当するETHが預けられている。ステーキングでは

関連次世代イーサリアムで報酬を得る「ステーキング」手順を解説

関連イーサリアムのステーキングは高利回り?株式配当と比較したリスク・リターンを独自考察

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
16:14
米仮想通貨取引所コインベース、「LiquiFi」買収でトークン発行支援事業強化へ
米コインベースがトークン管理プラットフォーム「LiquiFi」を買収。トークン発行者を初期段階から支援するプラットフォームであり将来的に機関投資家向けサービスにも統合予定だ。
16:02
オルタナ信託設立とProgmat・ALTERNAの協業深化
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券特化の信託会社「オルタナ信託」を設立。Progmatと協業し、ST発行・管理基盤を導入。ST市場の効率化と拡大を目指す。
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。
05:35
米SEC、BTCやXRP投資のグレースケール仮想通貨投信のETF転換承認を再検討
米証券取引委員会がグレースケールの仮想通貨信託「Digital Large Cap Fund」のETF転換承認決定を再検討。NYSE Arca上場承認が一時停止状態に。
04:24
仮想通貨のサイバー攻撃にどう備える?|実例から学ぶ取引所の対策と自己防衛法
暗号資産のサイバー攻撃リスクと、取引所のセキュリティ対策、個人で実践できる防衛策を初心者向けにわかりやすく解説します。
07/02 水曜日
18:40
BITPOINT、カルダノ(ADA)保有者向けNIGHTエアドロップを検討開始 
ビットポイントジャパンがMidnight財団と国内初連携。カルダノ(ADA)保有者やステーキング参加者に「NIGHT」トークンのエアドロップ参加機会を提供。2025年7月開始予定の「Glacier Drop」メカニズムの詳細と参加条件を解説。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧