はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NEP5トークンとは|ネオ(NEO)プラットフォーム上の注目仮想通貨一覧

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NEOプラットフォームとは
NEOは、中国を拠点として2015年に誕生した仮想通貨であり、中華版イーサリアムとも呼ばれdAppsやトークン発行、スマートコントラクトの実装が行えるプラットフォーム型通貨として人気を博しています。
NEP-5の紹介
NEOプラットフォーム上で発行されるトークンが準拠しているインターフェースの規格のことを「NEP-5(Neo Enhancement Proposals 5)」と呼び、これまでにもさまざまなNEP-5トークンが発行されています。本記事では、RPX、DBC、TNC、QLC、ZPT、ONT、TKYの7種のトークンをピックアップし、その概要を紹介いたします。

NEOとは

NEOは2015年、ICOの実施により中国を拠点として誕生した仮想通貨(2017年6月にAntsharesから改名)であり、中国初のパブリックブロックチェーンプロジェクトです。

初心者でもわかる仮想通貨 ネオ(NEO)とは|特徴などを解説
時価総額上位の人気仮想通貨であるネオ(NEO)の特徴と将来性について、投資初心者にもわかりやすく解説。さらに、ネオ(NEO)のマイニング方法、安全に保管するためのウォレット、取り扱いのある仮想通貨取引所について、詳しい情報をまとめています。 イーサリアムと同様スマートコントラクトを実装しており、アリババ等の大手企業と提携している中国の仮想通貨です。

NEOは2016年10月、PoloniexやBittrexなど大手取引所に上場して以来、活発な取引が行われるようになり、2018年3月現在でその時価総額は全仮想通貨の中で9位に位置しています。

中華版イーサリアム」とも呼ばれることの多いNEOは、イーサリアムと同様、自身のプラットフォームでdAppsやトークン発行、スマートコントラクトの実装を行うことができます。

両者の決定的な違いは、両者の目指す将来像にあります。

イーサリアムでは、「ワールドコンピュータ」とも称されるように、 ブロックチェーン技術を基盤としたあらゆるdAppsのプラットフォームが目標であるのに対し、NEOでは「スマートエコノミー」と呼ばれる、独自の経済圏を構築することを目指しています。

NEOはEthereumに代わる世界のICOプラットフォームになりうるか
EthereumとNEOの相違点、分散型アプリケーションプラットフォームとして知られているEthereumとNEO。NEOはその特性から中華版Ethereumとも称されていますが、実際に両者のシステム、アルゴリズムには大きな相違点があります。

NEP-5 – NEOプラットフォームにおけるトークン規格

Ethereumプラットフォーム上で発行されるトークンが準拠しているインターフェースの規格のことを「ERC20(Ethereum Request for Comments: Token Standard #20)」と呼びます。

トークンの規格が同じであることで、チェーン情報の取得やウォレットへの保管などが共通のインターフェースを利用できるメリットがあり、トークン発行者、取引所、購入者がトークンを簡便に管理できるようになります。

ERC20トークンとして代表的なものには、EOS、TRX(Tron)、VEN(VeChain Thor)、OMG(OmiseGO)などが挙げられます。

一方、NEOプラットフォームでもトークン発行をすることができ、Ethereumと同様にトークン発行の規格「NEP-5(Neo Enhancement Proposals 5)」が定められています。

本記事では、NEOプラットフォームによって発行されたNEP-5トークンを7つピックアップして解説いたします。

また、NEO 公式HPより、現在開発が進行しているNEOプラットフォーム上のdApps、NEP-5トークン一覧が閲覧できますので、興味のある方は是非ご確認ください。

Red Pulse(RPX)

通貨コード RPX
発行上限 550,000,000 RPX
公式サイト Red Pulse 公式サイト
ブロックチェーンURL NEO Tracker
White paper Red Pulse White paper

Red Pulseは、インターネットをベースにした、中国の経済情報をリアルタイムで発信するメディアプラットフォームです。

RPXトークンのICOを実施する以前の2015年から、Red Pulseは自身のプロダクトである情報配信プラットフォームをローンチしており、Web上、iOSアプリでの情報提供サービスを行なっていました。

当社は50を超える投資銀行などの機関投資家をクライアントとして抱え、さらに中国市場の動向を報道するニュースレターでは50000人以上が購読をしています。

Red PulseがRPXトークンを発行した目的として、公式HPに以下の3点が挙げられています。

1. コミュニティの形成
RPXトークンの発行によって、共通のプラットフォームを構築し、そのコミュニティに皆が集まることで価値のあるシステムを形成します。
2. 決済におけるスケーリング問題の解決
RPXトークンはRed Pulseプラットフォーム上で通貨のように機能し、頻繁に交わされる少額決済で発生する過剰な支払いを防ぎます。
3. 資金供給のマネジメント
Red PulseプラットフォームではRPXトークンの供給や分配をコントロールすることで、高クオリティな調査データへの報酬がフェアに支払われ、透明性が保たれます。

RPXトークンは2018年2月12日、仮想通貨取引所BinanceにNEO、GASに続くNEO関連トークンとして上場したことで話題になりました。

DeepBlain Chain(DBC)

通貨コード DBC
発行上限 10,000,000,000 DBC
公式サイト DeepBlain Chain 公式サイト
ブロックチェーンURL NEO Tracker
White paper DeepBlain Chain White paper

DeepBlain Chainは低コストで、透明性、安全性に優れた人工知能開発のプラットフォームを築くことを目的としたプロジェクトです。

現在、AI開発が世界各国で盛んに行われ、莫大な資金がその開発に費やされています。

人工知能技術の根幹である機械学習では、開発されたアルゴリズムに従ってビッグデータが解析されますが、その解析にはGPUのような計算能力の高い演算装置による処理が必要不可欠であり、開発資金の多くがデータ解析による消費に充てられています。

DeepBrain Chainでは、高い計算能力を誇るGPUデータセンターなどをノードとして立て、同プラットフォーム上でAIの開発者がクライアントの要望に応じたAIプログラムを開発し、ノードが計算資源を提供することでAI開発が安価に行なえるような仕組みを提供します。

また、ノードを立てた者は、計算資源の提供により、そのインセンティブとしてDBCトークンを受け取ることができます。

さらに、ブロックチェーン技術を用いた運用から、DBCプラットフォームでのAI開発はセキュリティ面においても優れています。

将来的に、DBCはAI開発に使われるビッグデータや、AIアルゴリズム、開発モデルなどを含めた人工知能開発を総合的にサポートするプラットフォームとしての機能をも果たすことが開発マイルストーンに記載されています。

Trinity Network Credit(TNC)

通貨コード TNC
発行上限 1,000,000,000 TNC
公式サイト Trinity Network Credit 公式サイト
ブロックチェーンURL NEO Tracker
White paper Trinity Network Credit White paper

現在、取引の低コスト化、高速化のための技術開発が各仮想通貨で盛んに行われており、その代表格がBitcoinのライトニングネットワークやEthereumのRaidenといったオフチェーン技術です。

Trinityは、NEO版ライトニングネットワークとも称され、NEOプラットフォームにおける取引の高速化を図ったオフチェーン技術として期待されているプロジェクトです。

当プロジェクトは2018年1月14日にトークンセールを終え、他のライトニングネットワーク技術と同様に長いスパンでの開発が見込まれている技術です。

直近の動向として、Trinityを用いたオフチェーン送金のデモンストレーションが行われました。

以下の動画でそのデモンストレーションの様子を閲覧することができます。

QLINK(OLC)

通貨コード QLC
発行上限 600,000,000 QLC
公式サイト QLINK 公式サイト
ブロックチェーンURL NEO Tracker
White paper QLINK White paper

QLINKは携帯電話の通信ネットワークに関連したプロジェクトです。

当プロジェクトにより提供されるプラットフォーム上で、ユーザーはQLCトークンを媒体としてモバイルデータやWi-Fi通信のシェアリングを行うことができます。

4/4には、Qlink初のdAppsである「WinQ」をGoogle Play Store上で公開したことを開発チームの公式ブログで発表しました。

あくまで今回のプロダクトはNEOのテストネット上で運用され、メインネットでの公開は4月下旬に予定されています

最新の開発状況を追ってみたい方は、開発チームのQlink 公式ブログを参照してみてはいかがでしょうか。

Zeepin(ZPT)

通貨コード ZPT
発行上限 1,000,000,000 ZPT
公式サイト Zeepin 公式サイト
ブロックチェーンURL NEO Tracker
White paper Zeepin White paper

Zeepinはクリエイティブ産業におけるデジタル資産の権利保護を目的としたプラットフォームです。

NEOが目指す「スマートエコノミー」の一部を担うプラットフォームとして、デジタル資産の著作権・使用権の保護に注目しています。

Zeepinでは、クリエイティブ資産のサイクル、すなわち発想のデジタル化から商品化までの過程を保証します。

また、ZPTトークンは、Zeepinプラットフォーム上で作成されたクリエイティブ資産の保護や、そのビジネス利用をサポートするために使用されます。

Zeepinでは多くのdApps が提供され、Zeepinユーザーは目的に応じてツールを使い分けることができます。

以下に、ZeepinのdAppsで代表的なものを示します。

  • ZeeCrew:国境を越えたクリエイティブチームをローコストで結成
  • ZeeRights:投資家がプロジェクトの進行状況や信憑性を確認し、リスクをコントロール
  • ZeeCreate:クリエイティブ精神をもった創作家とアイディアを効率的に結びつける。 スマートコントラクトの実装により、ZPTトークンを通貨として自動的な支払いシステムを実現
  • ZeeTalent:2段階認証を盛り込んだ個人情報管理システムにより、すべてのメンバーの身分が保証される
  • ZeeFund:クラウドファウンディングの実施、投資サポートや配当をZPTトークンで配布

Ontology(ONT)

通貨コード ONT
発行上限 1,000,000,000 ONT
公式サイト Ontology 公式サイト
ブロックチェーンURL NEO Tracker
White paper Ontology White paper

Ontologyは、2017年に中国のOnchain社が立ち上げた、企業内で使用される分散型トラストシステムのブロックチェーンプラットフォームです。

Ontologyのプラットフォームを提供することで、分散台帳技術に関する知識がない企業をサポートし、ブロックチェーンの速やかな導入を促します。

また、このプラットフォームでの使用が想定されているONTトークンは、3月1日に1NEOにつき0.2ONTがエアドロップされたことでも話題になりました。

NEOとOntologyでは、スマートコントラクトの利用という共通点をもっていますが、NEOはデジタル資産としての役割と、スマートエコノミーの実現を目標に掲げているのに対し、Ontologyは信頼のデジタル化・身分証明・データ交換と認証に重点を置いています。

またOntologyの開発チームは、金融業界をはじめ、保険・政治・医療・IoTなどより広域産業におけるブロックチェーン利用についても模索しています。

CoinPostの参考記事

初心者でもわかるOntology(オントロジー)|仕組みや今後の将来性について
仮想通貨 Ontology(ONT・オントロジー)とは何か、その特徴と将来性などの解説記事です。取り扱い取引所やプロジェクトの詳細まで幅広い情報を掲載しています。

THEKEY(TKY)

通貨コード TKY
発行上限 10,000,000,000 TKY
公式サイト THEKEY 公式サイト
ブロックチェーンURL NEO Tracker
White paper THEKEY White paper

THEKEYは、中国の政府当局により発行されるPII(個人情報)を使用し、ブロックチェーンベースの身分証明ツールの開発を手がけているプロジェクトです。

THEKEYに用いられる個人認証技術の核となるのは、BDMI(Blockchain based Dynamic Multi-Dimension Identification)という技術であり、ブロックチェーンの堅牢性を利用し個人情報の厳格な管理が行われます。

同プロジェクトのHPによれば、BDMIのテストネット、メインネットがそれぞれ2018年6月、12月にローンチされる予定です。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
14:15
2025年の仮想通貨盗難被害額5300億円突破、北朝鮮関連グループの犯行目立つ=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年の仮想通貨盗難事件についてレポートを発表。総額5300億円規模であり、Bybitハッキングなど北朝鮮関連グループによる犯行が目立っている。
14:13
サークル、インテュイットと提携 USDC で税金還付や企業決済に対応
ステーブルコイン大手サークルが金融テクノロジー企業インテュイットと複数年の戦略的提携を締結。TurboTaxやQuickBooksなどでUSDCを活用した税金還付、送金、決済サービスを展開し、年間15兆円超の取引に対応へ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧