CoinPostで今最も読まれています

ジェルリダがブロックチェーン版トランプのロードマップ公開、21年内のリリース予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Bridge Champのロードマップ公開

アーダー(Ardor)チェーン等の開発で知られるブロックチェーン関連企業ジェルリダ(Jelurida)が、20年11月に発表したブロックチェーン基盤のトランプゲーム「Bridge Champ」のロードマップを公開した。Bridge Champとは、海外で人気のトランプゲーム「コントラクトブリッジ(以下ブリッジ)」のオンチェーン版であり、ジェルリダ開発のブロックチェーン「イグニス(Ignis)」上に構築されている。ロードマップによると、21年第4四半期には一般への公開が予定されている。

開発の経緯と今後の計画

Bridge Champは、ジェルリダおよびブリッジのプレーヤーでもあるBarak Lieberman氏を中心に、現代的なオンラインでのプレー選択肢、およびオンライン市場が不足しているというブリッジの課題を解決するために発案された。さらにジェルリダ曰く、ブリッジは社交的なゲームであるため、新型コロナウイルスの流行でオンラインでの娯楽享受が一般的になった現在、対面でプレーできる環境の欠如により、そのコミュニティの発展が停滞しているという。

四半期ごとに分けられたロードマップによると、20年11月に開発が開始されて以降、21年第1四半期末までの間に、トーナメント設営およびプレーヤー登録用のインフラ設備、モバイル端末での利用環境、UIを含む多くの開発が既に完了している。

次段階である第2四半期では、ブロックチェーンおよびトークン発行機能が統合され、これによりゲーム内での経済圏構築が可能になる。また、ブロックチェーンの特性を利用し、全てのゲームが最終的にはブロックチェーン上に記録されるようになるため、ゲーム結果の不正防止に繋がる。その他、トーナメント機能、ならびに動画、音声およびテキストベースのチャットなどソーシャルメディア機能の統合も、第2四半期に予定されている。

ジェルリダの共同創設者Lior Yaffe氏は、上記のようなソーシャルメディア機能に関して、「Bridge Champは、ブリッジを中心にしたソーシャルネットワークのようなサイトとして機能できるように仕上げている。」と、自身のブログにて語っている。

第2四半期までの機能統合が完了した後、第3四半期にベータ版がローンチされ、第4四半期に一般へ公開される予定だ。最終完成版にはオープンAPIが搭載されるため、開発者は簡単にBridge Champプラットフォームを統合できるようになるという。

ロードマップ公開に際して、Bridge Champ創設者のBarak Lieberman氏は以下のコメントを出した。

過去20年の中で、最も革新的なブリッジのオンラインサイトおよびアプリのロードマップを提示できて嬉しく思う。現代的なUI、ソーシャルメディア的要素、NFT(非代替性トークン)およびユーティリティトークンの統合により、既存の簡素なゲームエコシステムは崩壊され、停滞していた市場を再度活性化することができるだろう。

関連:Jeluridaがオンチェーン版トランプゲームを開発、基盤にあるIgnisとは

Simplexとの提携

ジェルリダは、Bridge Champのロードマップ公開と同時期に、仮想通貨決済サービス提供企業Simplexとの提携を発表。この提携により、ジェルリダが開発を行うアーダーチェーンのネイティブ通貨ARDR、ネクスト(Nxt)チェーンのNXT、およびイグニスチェーンのIGNISが、ジェルリダのウェブサイトにて、直接クレジットカードで購入できるようになった。

この提携がブロックチェーンゲーム業界に与える影響について、Yaffe氏は以下のように述べている。

クレジットカードを使用してトークンが購入できるということは、ジェルリダの主要プロジェクト、Bridge Champのようなブロックチェーン基盤のカジュアルなゲームプラットフォームにとって、非常に重要な要素だ。Simplexのソリューションは、ジェルリダのパートナーや、IgnisやNxt上に構築されているプロジェクトへ、他にも多数の便利な利点を提供している。

関連:ジェルリダがSimplexと提携、クレジットカードでARDR購入が可能に

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア