はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国雲南省、ブロックチェーン産業を支援する計画を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーン産業を多方向から育成

中国雲南省の政府が、地元のブロックチェーン開発を支援する計画を立ち上げたことが分かった。関連事業に補助金を提供するなど、様々な分野でブロックチェーンを育成していく計画だ。

「ブロックチェーン産業の発展を支援する」として挙げられた項目の中には、まず「ブロックチェーンインフラの構築を支援する」ことがある。ブロックチェーンのコンピューティングパワープラットフォーム、ブロックチェーンアプリケーションやビジネスの開発を促進するという。

また雲南省政府がブロックチェーン技術を業務に採用するという項目もある。「データ共有、電子ライセンス、著作権保護、財政法案、電子請求書」などの分野で、ブロックチェーン技術の応用を積極的に推進していく意向だ。

ブロックチェーン企業にオフィススペースを提供する「雲南省ブロックチェーンセンター」の建設も構想されている。その他、中国国内の証券取引所に、ブロックチェーン企業が上場する支援を行うこと、ブロックチェーン関連人材の育成をサポートすることなども計画に盛り込まれた。

仮想通貨マイニング企業が対象となる可能性も

雲南省は、隣接する四川省と同様に、豊富な水力資源で暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のハッシュレートに電力を供給している。ただ四川省と比較すると現在は小規模なものだ。

ケンブリッジ大学オルタナティブ金融センターのデータによると、雲南(Yunnan)省のマイニング施設は、2020年4月の時点(約一年前)で世界のビットコインハッシュレートの5.4%を占めていた。

中国国内でも、ハッシュレートのシェアで4位にあたる地域だが、1位の新疆ウイグル自治区(約36%)、また2位の四川省(約10%)、3位の内モンゴル自治区(約8%)に比べると規模は小さい。

雲南省政府の計画書にはビットコインや仮想通貨のマイニングという言葉が使われているわけではない。一方で仮想通貨メディアThe Blockによると、地元のマイニングファーム経営者は、今回の計画について「当局者が雲南省の様々なビットコインマイニングファームを訪問し、マイニングファームと地元経済の相互作用を研究した後に出されたもの」だと語った。

このため今回の計画は、四川省のように仮想通貨マイニングファームが何らかの形で事業上の恩恵を受けることに繋がる可能性もあると見られる。

マイニングで余剰水力を活用

四川省や雲南省のビットコインマイニングファームは、水力発電所の電力を使用してきた。

過去、これらの地域ではマイニングを禁止したり、マイニングファームへの電力を停止する布告が出される事例もあった。しかし、ビットコインマイニングは夏の雨季に発生する余剰水力を消費するのに役立つこともあり、こうした事業が完全に廃止されることはなかった。

四川省は昨年、マイニングを含むエネルギー集約型産業の企業に開放される「水力発電消費産業デモンストレーションゾーン」を設立している。

これにより一部のビットコインマイニングファームは、安定した電力供給にアクセスできる、省政府承認の工業団地に合法的に居住できるようになった。マイニングファームから電力使用料を収入として受け取ることができる仕組みだ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧