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分散型オラクルChainlink、バージョン2のホワイトペーパーを公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

次世代のオラクルを構築へ

分散型のオラクルネットワークを構築するChainlink(チェーンリンク)は、新たなホワイトペーパー(Chainlink 2.0)を公開した。DeFi(分散型金融)といったサービスの進化に対応するため、次世代に向けたチェーンリンクのアプローチが説明されている。

オラクルとは、ブロックチェーンのスマートコントラクトに必要となる、アセット価格といった外部情報をネットワーク内に引き込む役割を持つ。

チェーンリンクはそのビジョンを、「スマートコントラクトにおける、オンチェーンとオフチェーンの構成要素を安全に組み合わせる」ことだと説明する。

共同創設者兼CEOのSergey Nazarov氏はDecryptに対し、「Chainlink 2.0はプロジェクトが利用するサービスを強化し、人々がより発展したスマートコントラクトを構築できるようにすることで、DeFiの進歩を可能にする。」と語った。

関連:世界経済フォーラムとChainlinkが共同論文「分散型オラクルはブロックチェーンと既存システムの橋渡しに」

Chainlink2.0とは

チェーンリンク2.0では、現在の分散型オラクルネットワークを進化させ、より広いユースケースに対応すると同時に、効率性、セキュリティの向上等を図っている。

注力する分野としては具体的に、複雑さの排除、スケール、秘匿性、トランザクションの順序の公平性、信頼の最小化、インセンティブベースのセキュリティが掲げられている。

以上の6つに加えて、チェーンリンクはハイブリッド・スマートコントラクトという概念を、注力する分野のひとつとして推進する。

ハイブリッド・スマートコントラクトはオンチェーンとオフチェーンのハイブリッドとなり、従来のスマートコントラクトを超えた幅広いユースケースに対応するスマートコントラクトである。

Nazarov氏によると、このハイブリッド・スマートコントラクトはより高度な機能を求める開発者からの需要が拡大している傾向があるという。

また、以上のような目標を達成する上で、Decentralized Oracle Networks(DONs)というキーワードが計画の技術的な基礎になっている。ホワイトペーパーでは、以下のようにDONの役割が説明されている。

(DONは、チェーンリンクのノードから成る)委員会によって実装が選択された、あらゆる範囲のオラクル機能をサポートする。

DONは、オフチェーンのリソース(データ)はもちろんのこと、オフチェーンの計算を提供するレイヤー(メタレイヤー)を構成する。

これは、オラクルが単にデータを保存するだけでなく、計算を行うようになることを意味し、透明性などとトレードオフにはなるもののスケーラビリティなどの課題を回避することも可能になると見られる。よって、スマートコントラクトのどの部分をオンチェーンで実行するのかについて、開発者による選択が行われるようになるという。

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