ビットコイン続落
18日の仮想通貨(暗号資産)市場では、ビットコイン(BTC)が大幅続落。一時51,250ドル(560万円)まで暴落した。
14日に最高値706万円を記録後に反落、週末にかけて大幅続落した。
ドージコインの暴騰をきっかけに出遅れ感のあったアルト銘柄が連鎖的にパンプされるなど、足元の過熱感を警戒する見方も強まっていた。
データサイトbybtのデータによると、ロスカットの連鎖を引き起こし、24時間で清算されたロングポジションは86億ドル(9350億円)に及んだ。
直近の好材料に伴う高騰がつづいたことで、デリバティブ市場におけるファンディングレート(資金調達率)のプラス乖離やOI(未決済建玉)で過熱感が指摘されており、高値掴みのハイレバレッジ・ポジションが一掃された形といえる。
ビットコインの下落要因としては、①トルコ中央銀行が4月末より仮想通貨決済を全面禁止する方針を伝えた(16日)、②ビットコインマイニングハッシュレートの急落(16日)、③15日のコインベース上場に伴う目先出尽くし売り(セル・ザ・ファクト)とアルト市場急騰の反動、④ 米金融機関の仮想通貨に関わるマネロン疑惑と財務省による告訴に関する投稿(18日)などが含まれる。
ただし、④についてはツイッターなどを中心に業界内で拡散が進んだが、米弁護士のJake Chervinsky氏は「ソースの正確性は疑わしく、おそらくそのような事実はない」とコメントするなど、不確かな情報源だとの指摘もあり錯綜している。
I don't find this credible. The tweet itself is fishy: Treasury doesn't charge money laundering (DOJ does) & a case against several FIs at once would be unusual. Also, criminal investigations are kept strictly confidential & rarely leak. I'm not convinced by unnamed "sources." https://t.co/71opA5cUby
— Jake Chervinsky (@jchervinsky) April 18, 2021