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「デジタルバンキングの未来に向けた一歩」銀行データをブロックチェーン上で活用へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

銀行のデータをブロックチェーン上で活用

ネットワークの外部の情報をブロックチェーンに伝える、分散型APIサービスを提供する「API3」は19日、「Open Bank Project(以下、OBP)」と10年間のパートナーシップを締結したことを発表した。

OBPは、各銀行が所有する情報をオープンにすることを目的としたプロジェクト。今回のパートナーシップで、銀行の情報をブロックチェーンのプラットフォームに接続し、DeFi(分散型金融)などで活用できるようにすることを目指す。

OBPの活動は2010年に開始した。システムの橋渡しをする「API(Application Programming Interface)」を活用することによって、銀行の利用者の同意を得た上で、認可を受けた第三者に銀行のデータを提供するという取り組みを行なっている。

日本での知名度は高くないが、欧州では取り組みが進んでおり、大手金融機関が金融サービスやソリューションに、このプロジェクトを活用している国もあるという。

現在は400超のAPIを提供し、世界の1万1,000を超える開発者が利用。OBPとAPI3は技術を持ち寄って、従来の銀行サービスと、ブロックチェーンを活用したWeb3.0(分散型インターネット)の統合を目指す。

API3のHeikki Vänttinen共同創設者は「ブロックチェーン業界とOBPの取り組みが融合するソリューションが生まれることを楽しみにしている」と期待を示し、以下のようにコメントを寄せた。

 

最近は、従来の金融サービスと暗号資産(仮想通貨)が融合してきた。

 

我々のパートナーシップで、DeFiのようなブロックチェーンシステムなど、デジタルバンキングの未来に向けた土台が構築されることを期待している。

仮想通貨メディアCoinDeskによると、Vänttinen氏は「API3はイーサリアムベースのブロックチェーンに特化して開発を行なっている」と説明。また「ブロックチェーンの相互運用性を目指すPolkadotのような他のプロジェクトとも協業している」と述べているという。

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