仮想通貨ファンドの信頼性向上へ──Bitwise、米SECに報告会社の申請書を提出

仮想通貨ファンドの信頼性向上へ

米暗号資産(仮想通貨)投資企業Bitwise Asset Management(以下、Bitwise)は23日、同社が提供するファンド「Bitwise 10 Crypto Index Fund(BITW)」について、米証券取引委員会(SEC)に「Reporting Company(報告会社)」の申請書(Form10)を提出したことを発表した。

申請が承認されると、財務状況など「1934年証券取引所法」で定める情報をSECに継続的に報告する義務が発生するが、金融商品として透明性や信頼性が向上するため、機関投資家マネーの流入が期待できるとされている。

関連米Bitwiseの仮想通貨インデックスファンド、OTCQXに上場へ──ビットコインなど主要銘柄を運用

BITWは、10種類の仮想通貨のパフォーマンスに連動する指数「Bitwise 10 Large Cap Crypto Index」に基づいて運用されているインデックスファンド。最も価値があるとする仮想通貨トップ10をBitwiseが選び、時価総額に応じて組成の比重を決めている。公式ホームページによると、現在の構成銘柄は以下の10種類だ(4月23日時点)。

出典:Bitwise

関連米Bitwiseの仮想通貨インデックスファンド、DeFi関連銘柄AAVEとUNIを新規追加予定

これからSECに承認されると、金融商品として透明性や信頼性が向上する以外に、適格投資家が私募で購入したBITWの法定保有期間が短縮されるというメリットもある。私募で購入したBITWを流通市場で販売するには、現状では12カ月待たないといけないと定められているが、その期間が6カ月に短縮されるため、ファンドの流動性向上にもつながるという。

仮想通貨業界ではすでに米グレースケールが提供するビットコイン(BTC)の投資信託(GBTC)とイーサリアム(ETH)の投資信託(ETHE)が、Reporting CompanyとしてSECに登録されている。Bitwiseは今回の発表で、「インデックスファンドがReporting Companyとして登録されるのはBITWが初の事例になる」と説明した。

著者:K.Kobayashi
参考:プレスリリース , Form10

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します