年俸を全てビットコインに
米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のチーム「カンザスシティ・チーフス」に所属するSean Culkin選手が、2021年の年俸を全てビットコイン(BTC)に替えると発表した。
Culkin氏はビットコインは「金融の未来」であると主張。ただ選手として収入を得るだけでなく、自ら投資することによって、その主張を証明したいとコメントしている。
I fully believe Bitcoin is the future of finance and I wanted to prove that I have real skin in the game — not just trying to make a quick buck. I will be converting my entire 2021 NFL salary to #Bitcoin.
— Sean Culkin (@culkin22) April 26, 2021
CoinPostが情報提携する暗号資産(仮想通貨)メディアTheBlockが入手した内容によると、Culkin氏には92万ドル(約9940万円)の年俸が週単位に分割して米ドルで支払われるが、その都度ビットコインに替えるという。ビットコインの両替には決済アプリ「Strike」が利用される。
大学で金融についても学んだというCulkin氏は、年俸をビットコインに替えることについて、「今後のキャリアを考えると、時が経過しても購買力を維持できると自分が信じるお金で給与が支払われる方がよい」と説明。
「マクロ的な視点で見ると、ビットコインは投機性の高い資産から、価値の保存手段とみなすことができる本物の資産へと変化を始めたと信じている」とした。
発行上限が定められてるビットコインの価値については、以下のように説明している。
今は多くの人が、「希少性」が高い価値を持つことを認識しており、若い世代の間で仮想通貨に対する関心が高まってきた。
1つの国だけでなくグローバルな価値を持つため、他のアスリートもこの事実を真剣に考えるように望んでいる。
なお、Culkin氏は、誰もが給与の100%をビットコインに替えることを推奨してはいない。今回の判断は、自身の資産や今後予想される経費などを考慮した上で決めたと説明している。
NFLでは昨年12月、カロライナ・パンサーズ所属のRussell Okung選手が年俸をビットコインで受け取ることが明らかになった。2020年の年間契約報酬は1,300万ドル(約14億円)で、その50%をビットコインで受け取るとしている。
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