はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン大幅反発、DeFi市場及びFTX関連銘柄は引き続き堅調

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場

27日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格は、前日比+4.73%の586万円(54,050ドル)まで回復した。

26日の安値47,000ドルから急反発。54,400ドルまで一時7,400ドル反騰したことで市場心理が改善され、XRP(リップル)などのアルト市場にも買い戻しが入っている。

下落局面にて、直近最高値の210円から90円台まで大きく売り込まれていたXRPは、前日比30%高の150円台まで回復した。

過熱感を示す日足RSIが、20年3月のコロナショック以来の水準まで下落して売られ過ぎ水準を示唆していたほか、市場心理を示す「Crypto Fear & Greed Index(CFGI)」は過去1年の最低水準となる27まで下落するなど、恐怖感情が強まっていた。

先週の下落局面でも底堅さを見せていた数少ない銘柄が、2週前比+17.9%高のイーサリアム(ETH)だ。過去の歴史で比較的相関性の高かったBTCの2週前比-10%と比較してもその差は際立っている。

ETHの供給分布チャートによれば、「10,000〜1,000,000ETH」のアドレスの数は過去1週間で0.7%増となった。

出典:Santiment

9頭のクジラが参入したものと見られ、その買い圧力は数十億ドルに及んだとの指摘もある。今年7月に、ガス代高騰対策に加えベースフィーをバーン(焼却)する改善提案「EIP-1559」の実装を大型アップデート「ロンドン」で控えており、思惑買いにつながったか。

関連:市場の関心集めるイーサリアム改善案「EIP-1559」Deribitアナリストが分析

個別銘柄の動向

18日以降の仮想通貨相場は、ビットコイン暴落の影響でアルトコインの下落率が大きく全面安となったにも関わらず、独歩高のSOLは前週比+42.7%に達し、過去最高値の45ドルを超えた。

ソラナチェーンは、現行イーサリアムの秒間約15取引に対し、秒間5万トランザクションもの高速処理が可能とされており、分散型取引所としてシームレスな板取引と流動性の確保を実現した。

ネイティブ通貨「SOL」は、ステーキング、トランザクション手数料の割引、ガバナンスに使用される。他の高スケーリングプロジェクトと異なり、レイヤー2(2層目)のソリューションに頼らず、レイヤー1で高スケーリングを実現していることが特徴だ。

バイナンススマートチェーン(BSC)基盤の分散型取引所として台頭したPancakeSwap(CAKE)と同様、イーサリアム(ETH)基盤の最大手UniSwapの代替プラットフォームとして勢力を強めている。

Andrew Køng(@Rewkang)のツイートで紹介された、ETHとBSCのアクティブアドレス数の推移で見ると、BSCの指数関数的な伸びが一目瞭然である。

ETH、BSC比較

Solana(SOL)基盤の「Serum(SRM)」も堅調。

前日比+35.9%、前週比85.6%高の10.65ドルに達し、時価総額137位まで急進した。

Serumは、分散型取引所(DEX)およびエコシステムであり、Serum DEXは、仮想通貨デリバティブ大手の「FTX」が20年7月にローンチした分散型取引所だ。

同じくSolana(SOL)基盤の分散型取引所であるRaydiumのトークン(RAY)は、ステーク報酬のほか、IDO(Initial DEX Offering)によるトークンセールをなどを手掛かりに上昇。前日比+22.7%、前週比62.8%の13ドルまで上昇。時価総額142位に食い込んだ。Raydiumは、Serumのオーダーブック利用する点などエコシステムの拡張性が強みであり、このようなFTX関連銘柄は、FTXのCEOであるSBF(アフロ)銘柄として投資家の関心を集める。

FTXは、ビットコイン価格のボラティリティやマイニングにおけるハッシュレート商品化など先進的な取り組みのほか、バイナンスが導入して大きな反響を呼んだ「株式トークン」サービスの先駆けとしても知られ、2020年以降、急速に存在感を強めている。

関連:バイナンス、トークン化された株式取引サービスを開始へ 第一弾はテスラ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/06 土曜日
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」、チケット販売開始
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」が2026年7月13日・14日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。本日よりVIP Pass、Business Pass、Booth Passのチケット販売を開始。開幕セール価格は2月28日まで。
11:52
ビットコイン、政府系ファンドは8万ドル台で買い増し 日銀政策と円キャリートレードにも注目
ブラックロックのフィンクCEOは、複数の政府系ファンドがビットコインの大幅下落局面で買い増していたことを明らかにした。一方、CryptoQuant CEOは2022年のような大暴落は起きにくいと分析。市場は12月の日銀政策決定に注目、円キャリートレードの動向がビットコイン含むリスク資産に影響を与える可能性を考察する。
11:20
「ストラテジー社は株価指数から除外されてもBTCを売却しないだろう」Bitwise
Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、ストラテジー社は株価指数から除外されてもビットコインは売却しないだろうとの見方を示した。その根拠を説明している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧