イーサリアムの高騰要因は
CoinPost代表各務と暗号資産(仮想通貨)取引所TAOTAOのクリプトアナリスト仮想NISHI氏は6日、CoinPost YouTube番組に出演。イーサリアム(ETH)の高騰要因やDEX(分散型取引所)Uniswapのアップグレード「v3」について解説した。
注目ニュース
4月末より大幅下落したビットコイン(BTC)とは対照的に、イーサリアムは3日に3,000ドル(約32万円)の大台を突破しその後も続伸。イーサリアムは時価総額比較で米ディズニーを超えるに至り、両者の明暗が分かれたことに言及した。
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ゴールデンウィーク中のイーサリアム関連の注目ニュースとしては、まず米ナスダックの上場企業Mogoがイーサリアムを購入したことをあげた。米国上場企業では初の事例であり、騰勢を強める要因になったと解説。
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また、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)の活況によりイーサリアムチェーン上でのトランザクション数が過去最高を更新したことなどについても触れている。
Uniswap v3を解説
6日に大手DEXのUniswapのアップグレード「v3」がローンチされたこともイーサリアムの目先の材料として見られたと指摘。
v3のUniswapは、フレキシブルな手数料や流動性プロバイダーに関連するConcentrated Liquidity positions(板取引のオーダーブックに類似する仕組み)の導入といった変更点を特徴とする。また、v3の導入とともに、流動性プロバイダーのポジションを反映するNFTトークンを生成(ミント)する新機能も組み込まれた。
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仕組みが高度化され、今まで通り運用しようとするならば従来の数倍の資金が必要になることから、利益を得るには仕組みをきちんと理解しており資金力がないと難しいと解説した。