TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

「仮想通貨市場は成熟してきた」──米大手銀Wells Fargo、新たな投資戦略を検討へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨投資戦略を検討

米大手銀行Wells Fargoの完全子会社で、投資顧問業を行うWells Fargo Investment Institute(以下、WFII)が、積極的な暗号資産(仮想通貨)投資を戦略に加えることを検討していることが分かった。

仮想通貨は規制整備が進み、特にコロナ禍でデジタル技術に対する関心が高まっていると指摘。現在は銘柄も増え、時価総額も増加したと説明している。投資リスクはまだあるが市場が成熟してきており、適格投資家であれば、しっかりと管理されたファンドを通して投資を行うことは可能だとの見解を示した。

WFIIは昨年12月、投資戦略に関するレポートを公開している。ビットコイン(BTC)やその他の仮想通貨は、まだ「投機対象」と見られているが、今後は「投資対象」へと変わる可能性があると主張。2021年は投資市場でデジタル資産が話題になる機会が増えるだろうと述べていた。

関連米大手銀Wells Fargoが読むビットコイン市場の現在と未来──「一時的な流行であれば12年も生き残れない」

2021年5月版のレポートでも、仮想通貨は投資可能な資産に成長すると肯定的な見方を示している。2021年5月7日時点では2.4兆ドル(約262兆円)の時価総額があり、銘柄も9,000種類超まで増えたと指摘。しかし、最近の仮想通貨市場続落の影響で、本記事執筆時点の時価総額は1.6兆ドル(約175兆円)まで下落している。

関連仮想通貨暴落で大規模ロスカット発生 ビットコイン400万円を割り込む

長期的な視点で判断

WFIIは仮想通貨を長期的な視点で捉えており、今後は需給の傾向によって業界が成長し、価格変動が小さくなる可能性もあり、ポートフォリオの多様化に利用できるようになるとの見方を示した。一方で、まだ投資リスクがあることから、仮想通貨投資は適格投資家に限定した方が良いと考えているという。

今回のレポートには、適格投資家に対象をしぼり、仮想通貨投資に関するサービスを開始したような記述がある。その上で、「米証券取引委員会(SEC)が仮想通貨の上場投資信託(ETF)を承認して、流動性が高く、専門的に管理された金融商品が誕生すれば、投資するか検討する」とも説明した。

関連ビットコインETF(上場投資信託)最新情報まとめ

また今後について、「仮想通貨は独特で複雑な資産であり、まだ発展途上のため、理解が進むように投資家向けに教育用のレポートを提供する予定だ」と述べている。

なお、ビジネスインサイダーなど一部の海外メディアは昨日、Wells Fargoグループが6月には、適格投資家を対象に仮想通貨投資のプラットフォームを提供する予定だと報じた。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧