CoinPostで今最も読まれています

香港政府:ビットコインは金融犯罪に大きな影響を与えていない

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインは金融犯罪活動に明らかな影響を与えていない?
香港政府は、資金洗浄及び、テロ経済支援リスク評価の年次報告書にて、仮想通貨に対する顧客の関心の高まりは、金融犯罪のリスクに直接的な影響を及ぼしていないことを明らかにしました。

ビットコインと金融犯罪の関係性はそれほど強くない?

ビットコインを疑問視する人々は、仮想通貨が犯罪ネットワークや不正な活動に使用されていることをよく議題に挙げます。

しかし、香港政府の新たな報告書によると、仮想通貨に対する顧客の関心の高まりは、金融犯罪のリスクに直接的な影響を及ぼしていないことを発表しました。

役人達は、この主張を政府の資金洗浄及び、テロ経済支援リスク評価の年次報告書にて明らかにしました。

そして、ビットコインや、他の”仮想商品(virtual commodities:以下、VCs)”が、現時点で政府による金融犯罪の回避、”中の下ほどのリスク”しか保持していないことを主張しました。

複数機関によって作成された報告書にて以下のように記述されています。

「VCs関連では、資金洗浄やテロ支援などに対する脆弱性が危惧されていましたが、現時点までに、香港の全体的なリスクに”直接的な影響”はなく、そのVCsのリスクは、中の下として評価されています。」

「資金洗浄、テロ支援、詐欺を始めとする様々な犯罪行為においての現在の法的規制は、VCs を含めたあらゆる資産の違反を取り締まることが出来るのです。」

ビットコインは犯罪行為との関連を誇張されていますが、その報告書は、仮想通貨が一般的な金融市場で受け入れられるにつれて、不正な取引が減少していることを示す最新の調査となっています。

先日、ケベック政府のチーフ科学者の部署は、仮想通貨の事実チェックを行い、ビットコインが実際には、ほんの少数の犯罪行為にしか使用されていないことを明らかにしました

実際には、アメリカドルが犯罪ネットワークに最も一般的に使用される通貨であると言えるでしょう。

しかし、未だ多くの人々が、BlackRock社のCEOであるLarry Fink氏が表現したように、ビットコインが”マネーロンダリングの指標”であるという架空の話を広めようとしているのです。

先週、Paypal社の前CEOを務めたBill Harris氏(以下、Harris氏)は、扇動的な論説を発表し、ビットコインは犯罪者達にほぼ独占的に使用されていると主張しました。

その証拠として、Harris氏は、ダークウェブ取引市場のSilk Roadや、ビットコインでのランサムウェア攻撃を挙げています。

前者は、2013年に既に閉鎖されており、後者は、実際、メディアが取り上げているよりも非常に小規模の経済的影響しか与えていないのです。

Bitcoin Has No ‘Visible Impact’ on Financial Crime: Hong Kong Government

May 1, 2018 by Josiah Wilmoth

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
09:45
3兆円運用の米ミシガン州の退職年金、10億円以上のビットコイン現物ETF保有
仮想通貨ビットコインの現物ETFに対する米国の年金基金からの需要は増加傾向にある。運用資産総額3兆円に相当するミシガン州の退職年金はウィスコンシン州とニュージャージー州のジャージー市の年金基金に続き、ビットコインETFの株を保有していることを報告した。
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア