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インド、ビットコインが資産クラスとして分類される可能性=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨業界に朗報か

政府の暗号資産(仮想通貨)に対する方針が定まらず、様々な情報が錯綜するインドだが、7月に始まる次期国会で、仮想通貨業界と投資家にとって朗報となる新たな規制法案が審議される可能性が高まっているようだ。

インドの英字新聞、The New Indian Expressの報道によると、インド政府は仮想通貨に対する全面禁止措置のような「敵対的な姿勢から脱却」し、近いうちにビットコイン(BTC)を資産クラスの一つとして分類する可能性が高いことがわかった。インドの仮想通貨業界が、新たな規制の策定に関して財務省と協議中だという。

ビットコインをはじめとする仮想通貨の規制は、インド証券取引委員会(SEBI)が担うこととなるだろうと、同紙は関係筋の話として伝えた。

財務省に設置された専門委員会が仮想通貨規制の検討を重ねていると言われているが、その結果をまとめた包括的な規制法案は、その季節から「モンスーン会期」と呼ばれ、7月に開会する国会に提出され、審議される可能性が高いとのことだ。

専門委員会設立の可能性については、先月、インドの大手日刊紙The Economic Timesが情報筋の話として報じていたが、実現に至ったようだ。

関連:インド、仮想通貨規制を巡り新たな委員会設立の可能性

楽観的な業界の見方

インドのインターネット・モバイル協会会員で、仮想通貨取引所Coinsbit社のCFOを務めるKetan Surana氏は、今後のインドの仮想通貨の見通しに楽観的なようだ。

仮想通貨に取り組んでいる政府の新委員会は、仮想通貨規制と法制化に関して、非常に楽観的であると言える。新たな法案が内閣に提出され、全体的な状況を検討し、最善の措置をとることになるだろう。

中央銀行にあたるインド準備銀行(RBI)にも動きがあり、2020年に最高裁から違憲判決が下された仮想通貨関連企業に対する銀行サービス禁止命令(2018年)については、無効であるため参照しないようにと、先週銀行に通達していた。これは、RBIの新たな方針として発表されたが、Shaktikanta Das総裁は、仮想通貨に懐疑的な態度を変えていないようだ。

Das氏は先週の記者会見で「仮想通貨に関して、引き続き大きな懸念を抱いている」とコメント。しかし、同時に「仮想通貨への投資は個人が慎重に判断するべき」と述べ、仮想通貨に対する姿勢は多少軟化したようにも見受けられる。

関連:インド中銀総裁、「仮想通貨に大きな懸念」との見解を再度示す

インドにとって現実的な選択

インドのテクノロジー業界団体、IndiaTech.Orgは、先月、仮想通貨規制の枠組みに対する政策提言をまとめたホワイトペーパーを発表。仮想通貨を通貨ではなく「デジタル資産」と定義し、「金や株式、市場性のある有価証券と同等のデジタル資産として」認識することを提唱した。

すでに、政府主導で小売決済システムの普及を推進しているインドでは、価格変動性の高い仮想通貨を決済手段として利用するよりも、資産クラスの一つとして採用する方が、現実的であると示唆した。

仮想通貨とブロックチェーンの情報プラットフォーム、Itsblockchain.comの創設者であるHitesh Malviya氏は、「インド政府はビットコインを正規化する方法を模索するだろう」との見解を示す一方で、法定通貨としてのビットコインという可能性は否定した。

今週、中米エルサルバドル共和国がビットコインを法定通貨とする法案を可決したことで、広く世界の注目を集め、中南米地域やトンガ王国などの議員が、ビットコインの支持を表明している。

Malviya氏は、「独自の通貨を持たない国や、米ドルに依存している国にとっては良いアイディア」としたものの、インドについてはその限りではないと述べた。

関連:南太平洋のトンガ王国、貴族議員がビットコイン支持を鮮明に

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