XRP保有者向けトークン配布、配布量が減る可能性が浮上 Flare Networksが発行枚数の変更を提案へ

フレア、発行枚数変更の可能性

フレアネットワークは18日、暗号資産(仮想通貨)スパークトークン(FLR)の配布枚数を変更を検討する計画を明らかにした。ネットワークのローンチ予定の6月末を控える中、トークンの供給量を巡り、ガバナンス投票が今後行われることとなる。

投票結果次第では、エアドロップ申請を行ったXRP保有者が得れるトークンの量が減る可能性がある。

Flare Networksの共同設立者でもあるHugo Philion CEOは18日、公式ブログにて、「スパーク(FLR)の配布方法におけるガバナンスの適用」と題してブログ記事を投稿。スパークトークンの発行方法が一部の地域で税務上の収入と見られる可能性を指摘する意見を受けて、トークン配布方法の変更を検討していることを明かした。

Philion CEOによれば、特に米国視点からスパークトークンの配布方法がエアドロップを課税対象にする可能性があると指摘する声が高まったとしている。

フレアネットワークとは

リップル社の投資部門Xpringが出資を行ったプロジェクト。XRPの分散型台帳上でスマートコントラクト機能を実装し、安全でスケーラビリティ(規模拡張性)の高いネットワークになることを目指す。

DeFi(分散型金融)プロジェクトの整備も予定されており、XRPの他にもライトコイン(LTC)、ステラルーメン(XLM)、ドージコイン(DOGE)などの対応も決定済み。

▶️仮想通貨用語集

スパーク(FLR)はメインネットローンチ直後、20年12月時点のスナップショットを基に、仮想通貨XRP(リップル)保有者向けに受け取り総数の15%が配布され、以後25ヶ月から34ヶ月に渡り、毎月平均3%のFLRが配布されていく仕組みだった。

本来トークン配布期間が長期に渡っていた理由は流動性とトークン経済の安定性が保たれるためだったが、メインネットのローンチ後(スパークトークンの15%分が発行された時点)にFLRの価格査定されるため、毎月発行される3%分のFLRが「税務上の収入」となり得る可能性が浮上した格好だ。

また、その他にも検討している主な事項として以下の要素を挙げた。

  • 既存の計画がエコシステムに与える影響の大きさ。バーンメカニズムを有さない既存のプランが影響を与える人の数とスパーク(FLR)の量など
  • Flare Networksが受けた法的助言の真実性、および提示された他の専門家の意見の真実性
  • スパーク(FLR)受取対象者の認識について

このような懸念を受けて、Flare Networks側も税理士に米国の税金に関する調査とアドバイスを依頼。その結果、スパークトークンの配布方法および配布枚数を変更する案、「オプション1」が生まれた。

オプション1

スパーク(FLR)受取対象者はネットワーク・ローンチ時点に最初の15%分を受け取る。その後、保有するFLRの一部(小さな割合)をバーン(焼却)することで、残りのスパークトークンを受け取ることができる。

残りのトークンの分配は、メインネットのローンチから6ヶ月後から毎月およそ3%ずつ配布される。

もう一つの選択肢は以下の通り。

オプション2

ネットワークローンチ直後の150億FLR(15%)配布後、トークン発行は中止。発行される1,000億FLRの内、850億FLRは発行されなくなるため、配布総数は150億FLRとなる。

今後の流れについて

Flare Networks側によれば、オプション1のガバナンス提案は今後、それぞれの案の賛否両論と法的根拠を説明するメモとともに正式な提案が発表される見込み。また、上記の2つの選択肢以外の提案も検討が可能となる。

今後の流れは以下の通りとなるとFilon CEOは説明した。

  1. (メインネットのローンチ後)発行総数の1,000億FLRの内、15%が配布される
  2. 5ヶ月間の期間を設け、2つのガバナンス提案、またはその他の選択肢に関して、コミュニティのコンセンサス(意見の一致)を図る
  3. 新たなオプションが「勝たなかった場合」、配布はメインネットローンチ後6ヶ月後から再開。これまで発表された通り、最初の1,000億FLR(残りの85%分)から毎月3%のFLRが配布される。

これまでの情報では、Flareのメインネットのローンチは6月末頃と発表されていた。4月中旬には公式アカウントが以下のように投稿していた。

FLRの配布はフレアネットワークが稼働したら開始する。チームは安全にこれを実現するために尽力している。

(ローンチ時期は)セキュリティテストの完了にかかっている。我々はこれを6月末から±2週間から4週間程と予想している。

今回のFLR発行量の変更案はローンチを目前に控えた中での発表だったため、一部では米国の税制を過度に重視しているとの不満の声を挙げられている。

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