はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

大手銀BBVA、スイスでビットコイン取引サービス拡大へ 銘柄を増やす計画も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン取引サービスを拡大

欧州の大手金融機関ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)のスイス部門「BBVA Switzerland」は18日、スイスにあるプライベートバンクの全顧客に対し、ビットコイン(BTC)の取引とカストディのサービスを提供することを発表した。

これまで6カ月間、顧客を限定して実験的にサービスを行ってきた経験を活かし、21日からスイスの全てのプライベートバンクへと、サービス対象を拡大する。今後はビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)についても取り扱えるように目指していると説明。サービス対象の国と顧客を増やすかは、「成熟度」、「需要」、「規制」によるとした。

プライベートバンクとは

プライベートバンクとは、富裕層を対象にサービスを提供する銀行を指す。主な業務は資産保全と資産運用。

▶️仮想通貨用語集

スペインを拠点にするBBVAは、1857年創業の大手銀行。昨年12月には、情報筋の話として、仮想通貨の取引とカストディのサービスを提供する可能性が報じられていた。BBVAが管理する資産の総額は、8,400億ドル(約92兆円)超に上るという。

関連スペイン大手銀BBVA、仮想通貨関連サービスを提供か=報道

今回の発表に際し、BBVA SwitzerlandのAlfonso Gómez最高経営責任者(CEO)は、「段階的にサービスを開始することによって、サービスをテストし、セキュリティを強化することができた」とコメント。そして、以下のように続けた。

 

何よりも、価格変動の大きさやその他のリスクがあるにも関わらず、ポートフォリオを多様化する手段として、投資家の間でデジタル資産に対する需要が高まっていることに気づけたことが非常に大きい。

今回のサービスは、ビットコインの管理システムが、同社のアプリに統合されていることが大きな特徴だという。保有する他の資産と一緒にビットコインのパフォーマンスを確認することができ、同じポートフォリオの中に、従来の資産とデジタル資産を組み合わせることができるようになっている。仮想通貨投資の1つの特徴である24時間取引も行えるようにした。

また、Gómez氏は「我々は、従来の銀行サービスの品質を、仮想通貨の領域にも広げていく。今回のサービスはまだ最初の一歩だが、これから全ての金融サービスに大きな衝撃を与えることになると信じている」と説明。さらに、「今後数ヶ月かけて、デジタル資産のサービスを強化していく」とした。

銀行の仮想通貨サービス

ビットコインの価格が史上最高値を更新し、上場企業が会社の資産として仮想通貨を保有したりするなど、昨年下半期から仮想通貨に対する注目度は高まった。従来の金融機関が、仮想通貨サービスを検討・開始する事例も増えつつある。

関連大手銀行、仮想通貨をどう見る? 米3行が見解

1つの例として、今月には世界最大手の信託銀行バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNY Mellon)が、アイルランドで仮想通貨カストディサービスを計画していることが報じられた。

同行は今年2月、米国で仮想通貨のカストディサービスを年内に開始する計画が伝えられ、伝統金融企業の参入事例として注目を集めたばかりだ。BNY Mellonは、アイルランドに置かれる支社で「Digital Innovation Hub」を設立し、仮想通貨やNFT(非代替性トークン)といったデジタル資産の保管および送受信を可能にするサービスを、機関投資家に提供することを計画しているという。

関連米BNYメロン、米国外でも仮想通貨カストディ事業を計画=報道

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
13:55
タイ当局、サム・アルトマンのワールドコインに120万件の虹彩データ削除を命令
タイ個人情報保護委員会が、生体認証プロジェクトWorldに対し、仮想通貨と引き換えに虹彩スキャンデータを収集した行為が個人情報保護法違反として、120万件のデータ削除と業務停止を命令。世界各国でも同様の規制措置が相次いでいる。
13:35
世界取引所連合が米SECに書簡、仮想通貨企業への免除措置見直しを要請 トークン化株式に懸念
世界取引所連合が米証券取引委員会にトークン化株式を提供する仮想通貨企業への包括的な免除措置の見直しを求める書簡を送付した。ナスダックやCMEグループなどが加盟する同連合は、適切な規制遵守なしに仮想通貨プラットフォームが証券取引所の役割を果たすことへの懸念を表明。
11:10
「BTCが74000ドルまで下落しても転換社債に対する価値は5.9倍」ストラテジー
ストラテジー社は、仮想通貨ビットコインの価格が同社の平均購入価格である74,000ドルまで下落しても、転換社債に対して5.9倍の資産を保有していることになると投稿。債務の安全性を強調した。
10:30
韓国最大級仮想通貨取引所Upbit、ネイバーと合併 約1.5兆円規模の株式交換で傘下に
韓国IT大手ネイバーが仮想通貨取引所Upbit運営のドゥナムを1.5兆円規模で買収。韓国国内シェア7割超のUpbitとネイバーペイを統合し総合デジタル金融エコシステムを構築。2025年6月の合併発効を目指す。
10:15
BTCマイナーのクリーンスパーク決算発表、売上高が過去最高に AIインフラを拡大中
ナスダック上場のビットコインマイナー、クリーンスパークが決算報告。過去最高の売上高を記録した。AIとビットコインの両ワークロード対応の包括的プラットフォームへ進化中だ。
09:55
ソラナ特化型ウペクシが最大35億円調達、SOL財務戦略などに利用
ナスダック上場のウペクシが普通株式とワラントの私募により最大2300万ドルを調達すると発表した。調達資金は仮想通貨ソラナ財務戦略と運転資本に充てられる予定だ。
08:45
セキュリタイズがEU取引決済システム認可を取得、アバランチで展開へ
セキュリタイズがスペイン国家証券市場委員会からEU全域での取引決済システム運営認可を取得した。同社は米国とEUの両方でライセンスを持つ唯一の企業となり、欧州システムはアバランチ上に展開される。
08:00
S&P、USDTのドルペッグ能力を最低評価に引き下げ
S&Pは、テザー社の米ドルステーブルコインUSDTに対する評価を最も低い「5」に引き下げた。仮想通貨ビットコインを準備資産として保有する割合などに触れ、判断の根拠を説明している。
07:02
大口投資家の売りが加速、ビットコイン平均入金額が1年ぶりの高水準に=クリプトクアント
クリプトクアントが報告したデータによると、ビットコイン価格が8万ドルまで下落した後、大口トレーダーによる取引所への送金が増加している。最近では9000BTCが送金され、その45%が100BTC以上の大口入金だった。
06:25
ビットワイズのドージコインETFも取引開始、グレースケールに続く
ビットワイズがドージコインETFの取引を米ニューヨーク証券取引所で開始した。管理手数料は0.34%で最初の1カ月間は資産5億ドルまで免除され、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧