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ドイツ、機関投資家マネーを仮想通貨市場に呼び込む法律が可決

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

独仮想通貨投資関連法が可決

ドイツで、機関投資家がスペシャルファンドを通じて仮想通貨に投資できる法律が7月1日に可決された。最大40兆円以上の資金を仮想通貨市場に呼び込む可能性がある。

『Fund Location Act』という法案は、4月にドイツ連邦議会で可決され、のちに連邦参議院で承認された。この新法律では、多くの機関投資家が投資する既存のスペシャルファンド『Spezialfonds』のほか、保険企業や年金基金などの金融機関も今後新たに設立するスペシャルファンドでポートフォリオの最大20%を仮想通貨に充てられるようになる。

同国の該当するファンドが運用する資産の合計から、仮に上限の20%が暗号資産市場に投下された場合、その規模は4250億ドルにのぼる計算だ。

スペシャルファンドとは

スペシャルファンド(Spezialfonds)は、ドイツにおける機関投資家向けのファンドであり、同国では既に3,000以上のスペシャルファンドが運用されている。2019年時点での運用総額は約200兆円にのぼる。

▶️仮想通貨用語集

ドイツでは昨年2月に、連邦金融監督庁(BaFin)がビットコインをはじめとする仮想通貨を「金融商品」とみなす新たなガイドラインを公開し、顧客の仮想通貨を保管する「カストディ企業」の正規ライセンス制度を導入した経緯がある。今年の6月末には、コインベースのドイツ部門(Coinbase Germany)は、BaFinからカストディ事業の認可を取得し、BaFinが仮想通貨のカストディ事業者に認可を与える初の事例となった。

また、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)など複数銘柄の上場投資商品(ETP)もすでにドイツ証券取引所のデジタル証券取引プラットフォーム『クセトラ(Xetra)』に上場し取引されていることから、機関投資家および個人投資家による仮想通貨投資の流動性を保つ様々な仕組みが整いつつある。

ドイツの経済規模は、ユーロ圏において最大であるため、スペシャルファンドからの参入は仮想通貨セクターへ大きな影響をもたらし得る。

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