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ビットコイン続落で軟調さ際立つアルトコイン、市場の不確実性を嫌気か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場と金融マーケット

14日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は、前日比-2.03%の359万円(32,450ドル)と続落した。

ビットコインが下落した際のアルト市場の軟調さが際立つ展開に。イーサリアム(ETH)が前日比-5.6%となったほか、バイナンスコイン(BNB)が-4.9%、ドージコイン(DOGE)が-5.48%となった。

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時価総額TOP10以下では、イーサリアムクラシックとステラが2桁の下落率となった。一方、NFT売買で隆盛を極めるブロックチェーンゲームのAxie Infinity(AXS)は、前日比+9.94%と逆行高となるなど異彩を放っている。

市場の不確実性

昨今の市場の不確実性の背景にあるのは、中国規制(マイナー情勢)と最大手取引所バイナンスに関する規制動向だ。

前者は、中国共産党100周年を終えたこともあり、すでに織り込んでいるとの見方も少なくない。

海外に分散した中国主力マイナー(採掘業者)の総ハッシュレート(採掘能力)は、月初の歴史的な「難易度調整」を経て回復基調にあり、ビットコインのアクティブマイナーの総ネットポジションは再成長している。

これは、稼働停止に陥ったオフラインマイナーによる売り圧力を相殺するのに十分な規模で、BTCの保有を増やしていることを意味する。

一方、後者のバイナンス情勢について、先行き不透明感が強まりつつあることは否めない。

直近では、日本をはじめ、英国、シンガポール、ケイマン諸島の金融庁(規制当局)から矢継ぎ早に警告・及び規制をかけられており、カナダ・オンタリオ州の規制当局はサービス撤回措置を講じるなど深刻な情勢だ。

関連:金融庁、大手仮想通貨取引所バイナンスに2度目の警告

テロ組織への資金供与につながった可能性を含め、過去の本人確認(KYC)、及び資金洗浄対策(AML)の不備を指摘されている。

昨年10月には、米司法省(DOJ)と米商品先物取引委員会(CFTC)が、大手仮想通貨デリバティブ取引所BitMEX、及びアーサー・ヘイズCEO(当時)らをKYC、及びAMLに関するCFTCルール違反として告発。市場心理が悪化し、ビットコイン下落に繋がった経緯がある。

これを受け、英国では7月5日に大手銀行バーグレーズがバイナンスへの送金サービスを停止したほか、サンタンデール銀行や決済サービスの取引停止措置が相次いだほか、14日には、英決済サービス「Faster Payments」がバイナンスとの提携を打ち切ったことがわかった。

また、グレースケールにて、半年前に大量ロックアップされたビットコイン投資信託「GBTC」のアンロックが18日に迫っていることも、結果的にボラティリティが高まる懸念があるとして警戒されている。

出典:bybt

半年前にプラス乖離にあったプレミアムを得るため裁定取引(アービトラージ)されたGBTCのアンロックでは、ビットコイン現物市場への直接影響はなく、先物市場におけるヘッジショート決済ため買い圧力となり得るとの見解も確認される。一方で、現在マイナス乖離状態にあるGBTC買いのヘッジショートが入る可能性も指摘される。

関連:ビットコイン投資信託、間もなく訪れる「大規模な売却解禁日」の影響は?

なお、金融マーケットでは、13日に発表された米消費者物価指数(CPI)が市場予想を大きく上回ったことで、ダウ工業株30種平均が3営業日ぶりに反落した。主要国における新型コロナウイルスの変異株による感染再拡大と世界経済への打撃が懸念される中、投資家は、早期テーパリング(量的緩和縮小)の示唆に神経を尖らせている。

過去の歴史からも、株式市場でリスク回避姿勢が強まれば仮想通貨市場に波及する可能性が高く、緩和バブルの終焉示唆は、ビットコインの上値を重くする一因となっている。

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