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5/11(金)|BTC再度100万円を切り下落継続・韓国相場の暴落も世界相場に波及か

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仮想通貨市場
ビットコインが再度100万円と9,000ドルを割り込んだことで、BTC相場は大幅下落。21時時点では94万円台に達するなど、前日比-7%を超える下落幅を記録。15時時点で韓国Upbitのニュースが韓国メディアによって報じられたことで、韓国相場の大幅下落が市場の下落を後押ししました。

仮想通貨市場

11日の仮想通貨市場は、再度ビットコインが100万円と9,000ドルを割り込んだ後、崩れるような暴落を引き起こし、21時現在では約94万円まで下落を継続しています。

アルトコイン市場も、ビットコインの下落の影響で全面安となり、BTCやETHより大きな下げ幅となる通貨も数多く散見されています。

昨日夜にXRPを利用したxRapidの米・メキシコ間の試験的運用の成功を発表したもの、市場全体の下落相場による影響を受け、マイナス15%と大きな下落幅に。

特に、ブロックサイズの拡大を行うハードフォークを控えるビットコインキャッシュ(BCH)や、メインネットの移行を控えるイオス(EOS)といった数週間好調な相場を維持した通貨は、未だファンダメンタルズ要因を控える中、16%以上の反落となっています。

時価総額が低い通貨になるほどフィアット建の下落率が大きい通貨が目立つ状況となっており、ビットコインのドミナンスは約1.5%上昇。時価総額が高い通貨を除く『Other』が、約1%低い数値となりました。

時価総額40位以内でプラスとなったのは、Augur(REP)のみとなり、Binanceの上場で一時BTC建で80%以上の価格上昇を記録したものの、現在では下落相場の流れに押される形で、前日比プラスを維持したものの本日高値からは大幅に下落しています。

下落を後押ししたのは韓国相場か

韓国メディアが本日15時付近に報じたところによると、現在取引高世界4位に位置する韓国取引所「Upbit」に韓国検察が詐欺の疑いで捜査を行なっていることが明らかになりました。

同時刻付近で同取引所のビットコイン取引量が瞬間的に約14倍の上昇していることが確認されており、韓国相場が他国市場と異なる動きを見せたことで、他国市場の相場より下落を誘発した形となりました。

通常、韓国相場はプレミア相場『キムチプレミアム』と呼ばれる他の国の価格と乖離が見られる相場となることから、韓国の下落幅がより大きかったことがわかります。

なお、現在では韓国相場は一旦反発し、韓国のプレミア価格を取り戻す形で推移しています。

赤:JPY、黄色:USD、水色:EUR、青:KRW

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世界的に16時付近での下落による取引高の増加は収まったものの、現在もBTCを中心に下落相場が続いているため、他国市場の動きも含め引き続き注視する必要がありそうです。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株では、東証1部の「GMOインターネット(9449)」が、13.24%と大幅高。

2018年第1四半期の連結決算は、売上高437億円(前年同期比21.3%増)、営業利益52.6億円(同49.0%増)、最終利益20.8億円(同81.3%増)となり、セグメント別推移では、ネットインフラ事業の好調により5年間でほぼ倍増の規模と説明しました。

出典:GMO決算資料1

仮想通貨交換業(GMOコイン)については、仮想通貨相場急落の影響でポジションの評価損を一時計上したため、-7.4億円の損失に。

ただし、3月以降はポジション調整やカバーモデルの見直しなどの対策をすでに行い、黒字基調にあるとしています。

昨年12月より開始したマイニング事業については、「GMOインターネットとしては、仮想通貨は、金(Gold)であると確信しており、マイニング事業に注力した結果、早くも2,000万円の黒字になった。」と説明。

特にマイニングセグメントの将来性については大きな手応えを示しており、量産の目処が立った「次世代型半導体チップ」の開発に始まり、製造・販売や採掘を手がける事業者として、他のマイナーとは異なる戦略で参入し、成果についても日々自信を深めているとアピール。

新たな経済価値として世界的に発展を続ける仮想通貨についても、自ら採掘するという点の意義を強調しました。

決算説明会で熊谷CEOは、”マイニング事業への参入”を決めた最大の理由について、以下のように述べています。

現在はマイニングマシンの調達をして運用しているが、今後は自らマシンの開発を行なっており、電気効率の良い次世代型半導体チップを原価で活用することによる他社よりも優位性がある。

我々は、クラウドマイニングによるキャッシュフローの効率化をハイブリッドで運用できる、世界的に見ても数少ない事業者だ。

今年10月以降に予定しているマシン(V2)の外販、これまで培ってきたインフラ金融のテクノロジー、大規模サーバ運用のノウハウなど、既存事業のシナジーにより、マイニング事業の垂直的な立ち上げを可能にした。

なお、仮想通貨市場の現状については、年始以来は諸要因により大きな下落に見舞われたものの、4月以降のBTCの価格が落ち着いてきた局面では、BTC取引量は、むしろ以前のピーク時よりも上昇傾向にあると解説。

出典:GMO決算資料2

マイニング事業の主要KPIを示す「総ハッシュレート」も引き続き上昇傾向にあり、足元は3万ハッシュレート前後を推移していると説明しました。

採掘ペースについては、事前想定通りであり、全世界のビットコイン(BTC)の流通量の内、現時点で0.87%のシェアを保有しており、2Q中には、1%を突破する見通しとしています。

そのほか、仮想通貨取引所の「GMOコイン」では、すでに14万口座を獲得しており、GMOグループにおける創業11年のGMOクリック証券口座の50%、世界No.1となるFX口座の20%に及ぶと解説。

出典:GMO決算資料3

仮想通貨セグメントに関しては、世界で取引高No.1の「FX事業」のノウハウが大きく活きてくる分野であり、今後に期待してほしいとアピールして説明会を締めくくりました。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめています。

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