はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

日本が誇る浮世絵師・葛飾北斎「富岳三十六景」をNFT化し出品──マーケットプレイス「XANALIA」で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

葛飾北斎の作品をNFT化

浮世絵のデジタル処理などを手がける映像作家、中田耕市と出版社のライブ・パブリッシングは、日本を代表する浮世絵師である葛飾北斎の作品「冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」のNFT(非代替性トークン)アート作品をリリースした。

本NFTは、エンターテイメントテクノロジーカンパニー、ノーボーダーズの開発するAR/VR対応のNFTマーケットプレイス「XANALIA(ザナリア)」において出品されている。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

NFT

「Non-Fungible Token」の略で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。

▶️仮想通貨用語集

世界初の試み

中田氏は、今回の発表に際し以下のように説明している。

大衆文化として、作られた浮世絵は、紙も上質な物ではない物が多く、その為色焼け、破損、色ずれ、虫食い、シミ等、版画としての美しさの損なわれた物が多く存在します。現在初版と言われる北斎作品は、数千万円の値がついています。

今回公開する画像は、弊社独自の28年に及ぶ浮世絵画像修復で得た技術、著作権確保、及びその間に構築した古美術所有者とのネットワークを活かし、様々な版 をスキャニングし、修整・修復・改正したもので、初版に最も近いデジタルアートとの評価も得ております。

「神奈川沖浪裏」などで有名な「冨嶽三十六景」(全46図)は、1831~34年に版行された葛飾北斎による富士図版画集。本NFTは中田氏の所蔵するデジタル静止画と、同氏がモーション処理を行った全46図で構成されている。葛飾北斎の作品をNFTするのは世界初の試みだ。

本作品はノーボーダーズが開発するNFT仮想空間XANA(ザナ)においてヴァーチャルミュージアムに展覧され、ユーザーはVRやスマートフォンで観覧できるようになるという。

XANALIAとは

ノーボーダーズが開発したNFTマーケットプレイス「XANALIA」は、日本で期待のNFTマーケットプレイス1位を獲得するなど、世界的に注目を集めている。

NFTとDeFi(分散型金融)の仕組みを取り入れており、3月7日のローンチ後、1ヶ月で希薄化後潜在時価総額は一時14億ドル(約1,650億円)を超え、暗号資産(仮想通貨)市場が暴落した現在でも4億ドル(約440億円)を維持している。

ミラノファッションウィーク2021内で展開されるヴァーチャルファッションショーのNFT化や葛飾北斎の公式NFTアート化作品、中国大型TVドラマ界初の番組連動型NFTなど、グローバルなNFTのリリースを控える。

また、XANALIAは世界最大規模の仮想通貨取引所バイナンスの開発したブロックチェーン(BSC:バイナンススマートチェーン)上に構築されているため、NFT発行のプラットフォームとして主流であるイーサリアムのエコシステムにおけるスケーラビリティ問題やガス代の高騰といった問題を解決しているという。

さらに、最大の特徴として、これまでのNFTはただウォレットの中にコレクションとして保管しておくか売買する、またはゲームで使うなどという用途に限られていたが、XANALIAは自分のコレクションをAR・VRを使ってバーチャル上でリアルに「保有」体験を生み出すことを可能すると説明されている。NFTを活用したAR・VRゲーミフィケーション展開など、様々な企画に対応することも可能だという。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/15 木曜日
12:00
JPモルガン・Ondoなど、RWAトークン化のクロスチェーン決済実験に成功
チェーンリンク、JPモルガン、Ondo Financeが共同でトークン化米国債ファンドのクロスチェーン決済テストを実施した。DvP取引の効率化とリスク低減を実現するとしている。
11:53
アジア富裕層が仮想通貨投資を拡大、アルトコイン市場は節目を超える
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは10万ドル台を堅持し、過去最高値まであとあと6%の位置に迫る。アルトコイン市場も840億ドルの抵抗線を突破し、底打ち反転のシグナルも。UBSの調査ではアジアの富裕層が従来の資産から仮想通貨へ資金を移している現状が指摘された。
11:20
ウクライナ、国家のビットコイン準備金創設へ=報道
ウクライナが国家戦略としてビットコイン準備金創設を進める模様。トルコでのロシア・ウクライナ首脳会談の動きと併せて解説。
11:15
カルダノ創設者ホスキンソン、3700万ウォレットに仮想通貨エアドロップ計画を発表
チャールズ・ホスキンソン氏がConsensus 2025で8つのブロックチェーンをまたぐ「Glacier Drop」を発表。ベンチャーキャピタル排除の新エアドロップ戦略で仮想通貨コミュニティの統合を目指す。
10:30
セイラーのストラテジー社、「ビットコイン戦略でナンバーワンの上場企業へ」=アナリスト
アナリストのジェフ・ウォルトン氏はFTの特集で、ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを基盤に市場で最強の企業になると予測。
09:50
リミックスポイント、ビットコインを追加購入 暗号資産保有総額は111億円超に
リミックスポイントがビットコインを5億円分追加購入。イーサリアムやリップルなども含めた暗号資産(仮想通貨)の総保有額は111億円を突破。Web3領域の投資事業を加速。
09:45
イーサリアム価格急騰の3つの要因とは、資産運用会社が分析
仮想通貨イーサリアムの価格急騰の背景には、ステーブルコインとトークン化、Layer 2の進展、投資家のショートポジション解消などが影響。市場動向と成長要因を詳しく解説。
09:31
BTC以外の仮想通貨に分散投資するメリット、Bitwise幹部が考察
ビットコイン以外の仮想通貨にも分散投資を行うメリットをBitwise幹部が考察。インターネット業界の株価の歴史を例に挙げ、大多数の投資家がアルトコインも保有すべきだと主張している。
09:25
メタプラネット1Q決算、ビットコイン投資で135億円の含み益
メタプラネットが2025年第1四半期決算を報告。5月時点で保有ビットコイン量が6,796BTCに到達し含み益へ転換している。株主数も増加中だ。ビットコイン財務戦略の最新状況を解説する。
08:41
テザー社、AI開発プラットフォーム「QVAC」を発表 ビットコインとUSDT決済も対応
テザー社が分散型AI開発プラットフォーム「QVAC」を発表。ユーザーのデバイス上でAIが動作し、クラウド接続不要。AIエージェントがビットコインやUSDTで自律取引が可能。2025年第3四半期リリース予定。
06:35
イーサリアム財団、セキュリティ向上計画を発表
イーサリアム財団は、仮想通貨イーサリアムのセキュリティを向上させる取り組みを発表。イーサリアムの目標は、インターネットや世界経済を安全に支えることができる文明規模のインフラになることだとした。
05/14 水曜日
17:53
実需主導へと変わるWeb3:Hotcoin、SafePal、NERO Chainが描く未来|香港Web3 Festival2025
Web3 Festivalで注目を集めた3社のリーダーたちが、業界の転換期における生存戦略を語る。SafePalのヴェロニカ氏は実用的サービスの重要性を、HotcoinのスティーブンCOOは差別化戦略を、NERO Chainのポール氏はRWAの可能性を強調した。Web3の次のステージを見据えた貴重な洞察が満載。
15:00
「ビットコイン投資は企業の購買力を守る最高の戦略」フィデリティ提唱
フィデリティ・デジタルアセッツのリサーチ責任者が企業向けカンファレンスで講演し、企業にとってのビットコイン投資の重要性を解説した。
13:50
ソラナ共同創設者、「メタブロックチェーン」を提案 複数チェーン間データを統合
仮想通貨ソラナのヤコベンコ共同創設者が、複数のブロックチェーンデータを統合する「メタブロックチェーン」構想を提案した。低コストなデータ可用性(DA)を実現するものだ。
11:45
Janover、約136ドルでソラナを大量購入 10億円以上の含み益に
ナスダック上場のDeFi Development Corpは、2025年5月12日に172,670SOLのSolanaトークンを平均価格136.81ドルで購入したことを発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧