はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「全市民にビットコインを配布」米ミズーリ州の市長が構想中

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

市民全員にビットコインを支給する構想

米国中西部、ミズーリ州クールバレーの市長が、すべての住民に最大1,000ドル相当(約11万円)の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を付与する計画を立てていることが分かった。地元メディアKSDKが報道した。

起業家でもあるJayson Stewart市長は「ビットコインはデジタルゴールドだ。500ドルでも1,000ドルでも、市内の全世帯がある程度のビットコインを受け取れることを望んでいる」と述べている。クールバレー市の人口は、約1,500人である。

デジタルゴールド

ビットコインは「デジタルゴールド」と称されることがある。2,100万BTCという発行上限が設定されており希少性があること、従来型資産に対するインフレヘッジとして購入する投資家がいることなどから、金(ゴールド)と類似したものとして捉える名称だ。

▶️仮想通貨用語集

Stewart市長は、友人の人生がビットコインで変わったのを目の当たりにしたとして次のように話した。

私の友人には、9時から17時まで定時で働く普通の仕事をしていたけれど、(購入したビットコインが)数年のうちに8,000万ドル(約88億円)以上の価値を持つようになり、人生が完全に変わってしまった人がいる。

財源としては、必要な資金のほとんどを、数人の匿名ビットコイン投資家から調達すると述べている。

市長は「寄付をすることに同意してくれた、非常に協力的な投資家」が何人か存在しており、数百万ドルを集められそうな見込みがあるという。その他にも、政府の資金や、Covid-19関連の経済支援金、クールバレー市の予算を同時に活用する可能性についても検討していると説明した。

数年間は売却できないようにする案も

ただ市長は、ビットコインを配布する上での条件もいくつか考えている。特に、住民には、受け取ったBTCを数年間は売ってほしくないとして、次のように語った。

ビットコインを売却できるようになる時期を設定することも考えている。ビットコインが付与されてから5年間はアクセスできないという案などがある。私が一番心配しているのは、次のようなケースだ。例えば、誰かが車のローンを払うためにビットコインを売ってしまう。何年も経って、もしビットコインが大きく値上がりしたら、その人は後悔するだろう。

市長は、環境面についても考慮する姿勢を示した。ビットコインのマイニングが排出する炭素の影響を軽減するために、市の使う照明などを中心に、クールバレー市全体で太陽光発電を進めていくことも構想の一つとして語っている。

配布にともなって、ビットコインの使い方や安全な保管方法についての知識を住民に無償提供したいとの考えも示した。

配布方法や配布スケジュールについて、詳細はまだ明らかになっていないが、2021年中を目安として計画を実施したいという。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧