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米フィンテック企業R3、独自トークンを用いたDeFiネットワーク開発へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DeFiネットワーク立ち上げへ

オープンソースブロックチェーン「Corda」の開発主導で知られる米大手ブロックチェーン企業R3社は、自社のトークンを使ったDeFi(分散型金融)ネットワークの立ち上げを検討している。28日のCordaCon 2021カンファレンスで発表されたと、Ledger Insightsが伝えた。

R3は2014年に設立され、SBIホールディングスと提携する分散台帳技術の開発企業である。同社は銀行コンソーシアムとしてスタートし、現在までに数多くのグローバルな銀行から約1億1,900万ドル(約133億円)を調達している。

Obscuroと呼ばれるこの新しいネットワークは、Intel SGXプロセッサを搭載したサーバー上で動作するConclaveソフトウェア技術をつかったノードで構成される。これは、ブラックボックスと同じような仕組みで、個々のユーザーの取引データを暗号化して、他のユーザーが見ることができないようにする。

そして、Intel SGXプロセッサー上のセキュアエンクレーブ内で動作するソフトウェアだけが、トランザクションを解読し、結果を出力することができる。

これにより、フロントランニングの問題が解決される。フロントランニングとは、攻撃対象者のオーダーを見た攻撃者が先回りして自身のオーダーを処理することで、攻撃対象者をより不利なレートで取引させる攻撃手段である。

関連:仮想通貨の分散型取引所(DEX)に潜むリスク|フロントランニングとは

Obscuraは、その透明性を遅らせ、最初は取引が見えないようにしてフロントランニングを防止する計画である。そのシールドは後に解除され、犯行は透明性により、隠れ場をなくす仕組みになっている。

Obscuraの開発はまだ初期段階にあり、来月中にホワイトペーパーの発表を予定している。R3社は技術的な観点から、2022年にはこれを完成させたいと考えている模様だ。

関係者のコメント

R3の広報担当者は、次のように述べた。

「中央集権型の伝統金融市場とブロックチェーン基盤のDeFi(分散型金融)の共存方法を模索している。DeFiを一般利用者に広く普及させるためには、セキュリティ面やプライバシーの確保は不可欠だ。Obscuroプロジェクトによって、それを手助けしたい。」

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