はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

国内仮想通貨企業Hyperithm、最大100億円規模のファンドを検討

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

最大100億円規模の仮想通貨ファンドを構想

暗号資産(仮想通貨)のウェルスマネジメントサービスを提供する株式会社Hyperithmは、仮想通貨ファンドの組成を検討していることがわかった。ブルームバーグが報じた。

最大100億円規模を想定し、ビットコインなど3銘柄を組み入れるとしている。

ウェルスマネジメントとは

ウェルスマネジメントとは、主に富裕層を対象とした総合的な資産管理サービスのこと。

▶️仮想通貨用語集

組成銘柄や利回りは?

同社は仮想通貨ファンドの組成について、早ければ年内にも募集を開始する意向だという。

代表取締役のロイド・リー氏は、人数を絞った「プロ向けファンド」の枠組みによる私募ファンドの組成に向けて準備していると明らかにした。

最大100億円規模を想定し、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)の3銘柄を組み入れる。目標とする利回りは年間15%以上で、比較的ハイリスク・ハイリターンの投資需要に応えるという。

現在、ハイパーリズムの仮想通貨運用額は約100億円。上場企業、仮想通貨取引所、マイニング企業など、国内外の50を超える法人が同社のサービスを利用しており、2021年6月末時点で、同社の運用資産は、前年比25倍以上に増加したという。

2年後をめどに仮想通貨交換業への参入も視野に入れているといい、自社での業者新規登録だけでなく、企業買収や他社との提携による参入も検討中であるとした。

国内大企業による仮想通貨ファンド参入

国内では東証1部上場の株式会社gumiなどが2018年に仮想通貨・ブロックチェーンファンドを組成しており、2021年9月には1億ドル(約110億円)規模の新たな仮想通貨・ブロックチェーンファンドの組成を決議したと発表している。

関連:gumi、約110億円規模の仮想通貨関連ファンドを設立へ

また、同じく9月にブルームバーグが報じたところによると、SBIホールディングスが年内に仮想通貨ファンドの設立を計画している。ファンドはビットコイン、イーサリアム、ライトコイン(LTC)、XRP(リップル)、ビットコインキャッシュ(BCH)などを対象とする可能性があるという。

関連:SBI、年内に仮想通貨ファンドをローンチか=報道

Hyperithmについて

同社は日本と韓国を拠点に、富裕層や機関投資家を対象とした仮想通貨のウェルスマネジメント事業を展開、日本では仮想通貨のレンディングサービスを提供している。顧客から借りた仮想通貨は、元本保証があり、利子に相当する利用料は年率6%とされている。

関連:レンディング(貸し仮想通貨)サービスで利益を得る方法 メリットやおすすめサービスは

8月には、シリーズBラウンドでHashedとWemade Treeを筆頭とし、ココネ、Coinbase Ventures、Samsung Next、Guardian Fund、GS Futures、そして米国機関投資家(社名非公開)を引受先とする第三者割当増資を実施し、約12億円の資金調達を実施したと発表。増資により企業評価額が約122億円となり、米国、韓国、シンガポール、などの機関投資家が新たに株主として加わったという。

関連:富裕層向け仮想通貨管理企業Hyperithm、コインベースベンチャーズなどから約12億円調達

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 木曜日
18:23
Aptos LabsがYellow Cardと提携、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金開始 
Aptos LabsとYellow Cardが提携し、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金サービスを開始した。USDT・USDC対応で即時決済を実現し、数百万人のユーザーがステーブルコインをより迅速かつ手頃な価格で利用できるようになった。
18:10
ストラテジー社のビットコイン財務戦略:価値創造と潜在リスクの両面
米国のストラテジー(マイクロストラテジー)などビットコイントレジャリー企業の財務モデルを軸に、株式を通じた投資の仕組みやレバレッジ効果、税務上のメリットなどを解説。日本のメタプラネットなど類似上場企業の動きも取り上げ、再現性の条件やリスク要因を多角的に考察する。
17:26
スイスFINMA規制のAMINA銀行、リップル社RLUSDを世界初サポート
スイス金融監督局(FINMA)規制下のAMINA銀行が、リップル社の米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の取扱いを開始。時価総額660億円超のRLUSDをサポートする世界初の銀行として、機関投資家向けに保管・取引サービスを提供。
16:14
米仮想通貨取引所コインベース、「LiquiFi」買収でトークン発行支援事業強化へ
米コインベースがトークン管理プラットフォーム「LiquiFi」を買収。トークン発行者を初期段階から支援するプラットフォームであり将来的に機関投資家向けサービスにも統合予定だ。
16:02
オルタナ信託設立とProgmat・ALTERNAの協業深化
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券特化の信託会社「オルタナ信託」を設立。Progmatと協業し、ST発行・管理基盤を導入。ST市場の効率化と拡大を目指す。
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧