グレースケール社のビットコイン現物ETF、申請間近か=CNBC

ビットコイン現物ETFの申請か

米最大手暗号資産(仮想通貨)投資企業グレースケールが今週、同社のビットコイン(BTC)投資信託をETF(上場信託)に転換する申請書を提出する予定であることがわかった。関係筋の話としてCNBCが報じた。

グレースケール社はビットコイン投資信託(GBTC)を中心とした仮想通貨関連の投資商品を機関投資家や適格投資家に提供する資産運用大手。15日時点での資産運用残高(AUM)は526億ドルにのぼり、GBTCは約7割を占める。

関係者の話によれば、ビットコイン先物をベースとしたETF商品が承認を受けた場合、グレースケールは米SEC(証券取引委員会)に現物ETFの申請を提出する予定だという。ビットコイン先物をETF商品として認めた場合、現物ETFも認めるべきであるという考えだ。

申請が提出された場合、75日間の審査期間を経ると説明した。

グレースケール社がビットコインETFの申請に意欲を示すのは今回が初めてではない。

グレスケール社は2017年にもビットコインETFの申請をSECに提出していたが、SECが申請を許可しない意向を示したため、17年10月に申請を取り下げた経緯がある。

また、21年4月には正式にGBTCをはじめとする同社の仮想通貨投資信託をETF(上場投資信託)に転換する方針を表明。GBTCが仮想通貨市場では世界で初めてSECに申告する投信だったことから、いずれは同社の他の仮想通貨投信も同様の商品サイクルを辿るとの意向を示していた。

出典:Medium(Grayscale)

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GBTCの規模とは

グレースケール社のビットコイン投資信託は現物のビットコインを対価に発行する投資商品。半年間のロックアップ期間を経た後、流通市場での取引が解禁される仕組みとなっており、運用規模は65万BTCにのぼる。

出典:Ecoinmetrics

これはビットコインの最大供給量の3%にあたる額で、ビットコイン担保型の投資商品としては最大級の規模を誇る。

関連:ビットコインのHODL事情 政府や企業が全供給量の約8%を保有

ビットコインETFに転換する理由

グレースケール社のMichael Sonnenshein CEOは9月、ビットコインETFに関する姿勢について言及。SECのゲンスラー委員長が好感を示したBTC先物ベースのETFはコストが高騰するデメリットがあると批判していた。

SECが先物ベースの商品を現物ベースの(ETF)より先に認可する動きは先見の明がない。双方を同時に認可して市場に公開することで、投資家に選択する機会を提供するべきだ。

仮に先物ベースのETFが実現してGBTCをETFに転換することが不可能となれば、数十億ドル分のGBTCを保有している投資家や間接的にGBTCへのエクスポージャーを受けている投資ファンドに危害が及ぶリスクがある。

グレースケール社は21年8月にはGBTCのETF化に向けて米金融業界のベテランであるDavid LaValle氏をETFのグローバル責任者に採用している。また、ETF化に成功した場合にはBNYメロンがグレースケールのトランスファーエージェント(証券代行)およびETFのサービスプロバイダーを担当する予定だ。

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