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ブロックチェーンゲーム企業Animoca Brands、70億円超の資金調達でNFT事業強化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

74億円の資金調達を完了

ブロックチェーン企業のAnimoca Brands社は20日、22億ドル(2,500億円)の評価額に基づいて6,500万ドル(74億円)相当の資金調達を完了したことを発表した。

Animoca Brandsは多数の企業や投資家らと引受契約を締結。総額74億円に相当する、累計4,385万枚の新規株を1株あたり約1.48ドルで発行した。

参加した企業は以下の通り。

  • Liberty City Ventures
  • Ubisoft Entertainment
  • Sequoia China
  • Dragonfly Capital
  • Com2uS
  • Kingsway Capital
  • 10T Holdings
  • Token Bay Capital
  • Smile Group
  • Tess Ventures
  • MSA Capital
  • Octava Fund
  • Adit Ventures
  • Sigitech Holdings
  • Black Anthem Ltd
  • Mirana Corp

人気FPSの「レインボーシックスシージ」、アクションゲームの「アサシンクリード」シリーズなどで知られる、世界的ゲーム企業のユービーアイソフトや「サマナーズウォー」などで知られる韓国大手モバイルゲーム会社Com2uS、暗号資産(仮想通貨)トロン(TRX)の創設者であるJustin Sun氏も出資した。

調達した資金は戦略的投資や買収、商品開発や人気IP(知的財産)のライセンス取得などに活用していく。

Animoca Brands社の共同創業者であるYat Siu氏は、次のようにコメントした。

2018年、我々は将来的にデジタルな所有権の証明が金融包摂の拡大につながり、業界に大きな変化をもたらすという信念の下、この変革がゲーム業界におけるNFTの採択から始まるとの戦略を打ち出した。

その将来は既に到来しており、今回出資した戦略投資家らの支援により、弊社は引き続きブロックチェーン技術を活用したデジタル所有権をゲーム業界で推進していく。

Animoca Brandsとは

アニモカ社は香港を拠点にブロックチェーンやAIを用いるゲーム企業。ゲームやメタバース内でブロックチェーンやNFTを活用することでオンラインのユーザーにデジタル所有権の証明を提供することを目指している。

21年7月にもNFTを通じてデジタル所有権を提供する計画で約160億円(1.38億ドル)の資金調達を完了したばかりだった。

メタバース領域への事業展開も図っており、オリジナルの分散型ゲームや有名なIP(知的財産)コンテンツを提供。The Sandbox、Crazy Kingsなどのオリジナルゲームの他にも、マーベルやドラえもんなどを活用した商品を幅広く開発・リリースしている。

また、ブロックチェーン・NFT領域への出資も盛んにしており、最大手のNFTマーケットプレイスOpenSeaや、人気NFTゲームCryptoKittiesを開発するDapper Labsなど、主要なNFT関連企業へ100件以上の投資も行なっている。

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