はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

豪州証券投資委員会、仮想通貨ETF認可のための条件を公開 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ETP認可の条件

オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は29日、ETFを含む暗号資産(仮想通貨)の上場取引型金融商品(ETP)に関するガイドラインを発表した。

仮想通貨のETPが同国で認可されるための5つの条件を提示。2021年10月時点で、5つ全ての条件を満たしている可能性が高いのはビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)だと述べ、今後は他の銘柄も条件を満たすようになることを期待しているとした。

ETPとは

「Exchange Traded Products」の略で、規制当局の認可を得た上で、証券取引所で取引される金融商品のこと。ETF(上場投資信託)、ETN(上場投資証券)、ETC(上場投資コモディティ)などが該当する。

▶️仮想通貨用語集

関連上場投資信託「ビットコインETF」とは|初心者向けに特徴と重要ポイントを解説

ASICについては今年6月、仮想通貨ETPの適正を判断するために、市場参加者にフィードバックを求めたことが分かっている。ASICは、仮想通貨ETPを今後承認するべきか否か、コンプライアンスコスト・市場競争への影響などのリスクや審査の基準を検討するために、諮問書を公表していた。

関連豪州当局、仮想通貨ETP(上場取引型金融商品)認可判断のためフィードバックを募集

今回発表したガイダンスで、ASICが提示した仮想通貨ETP認可のための条件は以下の5つ。

  • 機関投資家や企業による投資目的の利用が多い仮想通貨を扱うこと
  • 信頼できて経験のあるサービスプロバイダーがサポートを行うこと
  • 現物取引の市場が成熟していること
  • 規制化の先物市場があること
  • 価格決定メカニズムが健全で透明性が高いこと

ASICはこの5つの条件を提示した上で、認可される可能性が高いのはビットコインとイーサリアムのETPだと説明。現物市場の成熟度については、「上場している大きな取引所がどのくらいあるか」や「トレードされる頻度」、「公平で透明性の高い取引を推進するプラットフォームでどのくらい取引されているか」などを基準にするとしている。

オーストラリアの現状

オーストラリアでは今週、デジタル資産運用企業「Cosmos Asset Management」の仮想通貨関連のETFがローンチされた。商品名は『Cosmos Global Digital Miners Access ETF(DIGA)』。これは、仮想通貨のマイニング事業に特化したグローバル企業のポートフォリオに連動した指数に基づいて運用される。

関連米国初の「ビットコイン先物ETF」上場で今後の影響は|先物のプロが解説

関連初心者でもわかる、ビットコインのマイニング(採掘)とは 3種類の方法を解説

また、今月にはオーストラリアのETF運用企業「BetaShares」が、仮想通貨業界関連のETFが、数週間以内にオーストラリア証券取引所(ASX)に上場する可能性があることを発表。このETFは、コインベース、ビットコインを大量に保有するマイクロストラテジー、マイニング企業のRiot Blockchainなど米上場企業の株式をポートフォリオに組み入れるという。

関連豪州、仮想通貨業界関連のETFが実現か

オーストラリアについては今年5月、年内にビットコインETFがローンチされる可能性も浮上していた。『Business Insider』が情報筋として、複数のビットコインETFがASXに申請され、審理が行われていると報じている。

関連オーストラリア証券取引所、ビットコインETFを年内にローンチか=報道

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/30 月曜日
14:26
『ビットコイン財務戦略の成功は少数企業に限られる』Breedレポート、ストラテジー社の先行事例に注目
仮想通貨VCのBreedがビットコイン財務戦略企業についての記事を発表。弱気相場が到来した場合、株価プレミアムを維持できる企業は少数だとの見解を示した。
12:54
メタプラネット、1,005BTC追加購入 ビットコイン保有量は上場企業5位に
156億円分を追加購入 株式会社メタプラネットは6月30日、ビットコイントレジャリー事業の一環として、1,005BTCを追加購入したと発表した。平均購入価格は1BTCあたり1,…
12:16
暗号資産とは何か?広がりと注目の背景を初心者向けに解説
ビットコインや暗号資産はなぜ今、国家や企業から注目されているのか?世界的な広がりとその背景を、初心者にもわかりやすく解説します。
11:30
仮想通貨にまつわる5つの誤解|“しくみ”と考え方を整理する
仮想通貨に対する5つの誤解を、初心者向けにわかりやすく解説。簡単な答えと詳細な背景で正しい理解をサポートします。
11:21
堅調推移のビットコイン過去最高値に迫る、米株指数上昇で強気ムード継続
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.1%の1BTC=108,590ドルに。 過去最高値は、今年5月に記録した112,000ドル。 先…
09:23
米タイム誌『最も影響力のある企業100選』にコインベース、仮想通貨業界の政策牽引で選出
米TIME誌が発表した「最も影響力のある企業100選」に米国の仮想通貨取引所最大手であるコインベースが選出された。株価は先週最高値を更新した。
06/29 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:28
BTCイールドとは?一株あたりのビットコイン量で企業価値を測る理由
BTCイールドはマイクロストラテジーが提唱し、メタプラネットも採用する“一株あたりのビットコイン保有量”で企業価値を捉える新指標。株式希薄化リスクやメリット、実際の数値をわかりやすく解説します。
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。
10:25
イスラエル当局、仮想通貨報酬によるスパイ容疑で3人逮捕=レポート
イスラエル当局がイラン諜報機関の工作員3人を逮捕。仮想通貨で報酬を受け取り、9000万ドル被害のノビテックス攻撃との時期的関連が注目されている。
09:45
ポリマーケットの評価額10億ドルに達する見込み USDCにも恩恵か=コインベース
分散型予測市場ポリマーケットが2億ドル資金調達しユニコーン企業になる見込みだ。コインベースは、ポリマーケットの台頭はステーブルコインUSDCにも恩恵になると分析している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧