DAOLaunch、シードラウンドの資金調達を実施
資金調達プラットフォームのDAOLaunchは、国内外の投資家、VCからシードラウンドで150万ドル(約1.7億円)を資金調達したと発表した。
DAOLaunchは、投資家と起業家を直接つなぐことで、公正なスタートアップへの投資環境を整備することを目的としている。
トークン発⾏による資⾦調達だけではなく、その後のマーケティング ⽀援・助成⾦システムなども用意することで、起業家がチャレンジする環境を整える。
ラウンドには、X21 Digital、ZBC Capitalなどのほか、Meridian Capital、BAP Ventures、Onebit Ventures、BSC Station、BAS Alliance、York St Capital Pty Ltd、その他国内外の個⼈投資家が参加した。
調達した資金については、マーケティング担当や20名を超えるエンジニアの雇用を既に行っているとしており、チームの拡大に利用される。
DAOLaunchは今月の下旬に、主要サービスとなる分散型クラウドファンディング・プラットフォームのリリースを予定している。
クラウドファンディング機能をリリースした後は、個人投資家の投資実績が記録される「分散型ベンチャーキャピタル構想」の実装などを行っていく計画だ。
これによって、個人投資家でもスタートアップへの投資実績を重ね、ブランディングを行うといったことも可能になるという。また、ポートフォリオを作成、売買する「ベンチャーキャピタルのバイアウト市場」なども開拓するとしている。
こういった一連の機能には、DVC-NFTと呼ばれる様々なユーティリティを持つ独自仕様のNFTが使用され、透明性のある投資環境を実現する。
DAOLaunch Ltd.共同創設者のSakuro Imayama氏は次のようにコメントした。
わたしたちは、投資家と起業家をブロックチェーン上で直接繋ぎ中間組織を排除することによって、実⼒や能⼒のある起 業家や投資家が最も利益を得られる公正なスタートアップ投資環境を実現する事を⽬的として、2021年初旬にスタートを切りました。
その後、開発チームや、マーケティングチームと寝る間も惜しんでひとつひとつ⼤きなハードルをクリアしていき、世界中のコミュニティの皆さまに⽀えられながら、まずは、このスタート地点に⽴つことができました。引き続き、ご⽀援のほどよろしくお願い致します。
DAOLaunchのユーティリティトークンであるDALは、11月17日より暗号資産取引所Gate.ioほか複数プラットフォームにてIEO/IDOを実施することが発表されている。